好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


2017 6 26

SBクリエイティブ ツギクルブックス
僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件 /東国不動

うーん、新キャラ投入が早すぎじゃね? いや、リアのファーストエピソードが終わったとたん、シズク、ディートと投入して、しかも、各キャラ同士の絡みも少なく、実質、リアが空気になってるのよな。すごく場当たり的にエピソードを投入してる印象なのだけど、これって、元は「小説家になろう」連載だからかしらん?

物語は、引っ越し先の訳あり格安アパートはダンジョンとつながっていた、というもの。ダンジョン探索したら女騎士が倒れてたりするのはお約束で、正直、この女騎士のリアは典型的なヒロインという感じで面白味に欠けるのだけど、続くスライムのシズクがいろいろと変態的にオカシイ(笑)。いや、このキャラでリアとの絡みがないとかおかしいよなー。あとは、ポテチやコーラとかのジャンクフードがダンジョンで使うとステータス向上のアイテムになるのはおもしろいな。

全体的には、やっぱり、もう一歩踏み込むべきところで別のキャラの話に移ったりして、物足りないこと甚だしい。今後もこんな感じでキャラを追加してくんだろうか? まあ、この一巻はまずは序盤のキャラ紹介ということならいいんだけどさー。

[ 僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件 ]


2017 6 25

集英社 りぼんマスコットコミックス
星の瞳のシルエット ―青春フィナーレ― /柊あおい

「りぼん」60周年記念で発売された『星の瞳のシルエット』の香澄のその後と沙樹のその後を描いた短編に、真理子とおケイと、さらに、香澄ファイナルと言える物語を加えた短編集。香澄と沙樹の短編については以下の通り。

「沢渡香澄、強い子、良い子、元気な子!!」をはじめ、懐かしさを感じるシーンが多くファンサービス満載。香澄と久住の最後の物語も、「またこのパターンかっ!!」と思わなくもないけど、だからこそ素晴らしい。や、大学三年春の時点で、院は当然としても、あそこまで進路を明確化できるかな、という気がして多少モヤモヤするけど。久住の進学した東北大は二年までは教養課程だよな。<をい。……番外編の遠野行の物語が好きだった向きには、おケイと行の短編のラストがまた、懐かしくてたまらん。

個人的には、お気に入りの森下さんがいつも通りで満足でした。でも、「マコちゃん」は違和感ありまくりって、これも20数年前に「智史」で通った道で、懐かしく思い出したりするわけですが。

[ 『星の瞳のシルエット 青春フィナーレ』感想 ]


2017 6 20

SBクリエイティブ ツギクルブックス
カット&ペーストでこの世界を生きていく /咲夜

すげー軽くて、さくさく読める。いやー、テンポよく進む展開と異常なまでのリーダビリティの高さが、とにかく素晴らしい。「カット&ペースト」というスキルが、とにかく俺THUEEEEEEでご都合主義的なんだけど、そのアイデアをきちんと生かした軽くさくさく進む展開が、めちゃくちゃおもしろいのよっっっ!!

物語は、ゲーム的なファンタジー世界を舞台に、すべてのステータスを参照できるスキルとそれをカット&ペーストで編集できるスキルを授かった少年が活躍する話。人間、モンスター限らず、全てのステータスを実質自由に編集できるって、もう、清々しいほどド直球のチーターです。むしろここまで強力なスキルだと物語として成立させるのが難しいと思うのだけど、そこはうまくコントロールできてる印象かしら。……それにしても、ゲームのセーブデータをバイナリエディタで編集しようとして壊した経験のある人は少なくないと思うのだけど、この主人公も、編集に失敗して爆死しないか、すごく不安になります。<をい

ゲームのようなファンタジー世界は、すごく薄っぺらく感じるのだけど、「カット&ペースト」のアイデアを採用した時点で、重厚な世界観なんて無理だろ。なので、この世界観は正解。ご都合主義的な展開も、世界観にあっていると思うのだけど、ただ、村人の反応がいろいろオカシイのはわざとなのだろうか? うーん、NPC的な不自然さとは違うと思うし、ちょっと行き当たりばったりな感じは否めないなー。

それにしても、主人公が15歳の少年な一方、ヒロインが24歳というのは、かなり攻めてるよな。まあ、主人公に関しては、これだけ強力なスキルだと、むやみに好き勝手しないような純朴な15歳の少年以外ありえないと思うけれど、ヒロインのアイシャさんは10代にしてもいい気が。しかし、返す返すも、主人公のスキルが無敵すぎて、ストーリーメイキングの難易度が高すぎだよなー。せめて、自分以外は書き込み禁止ぐらいの設定にしといたほうが楽だと思うのだけど。

[ カット&ペーストでこの世界を生きていく ]


2017 6 13

KADOKAWA 電撃文庫
魔法科高校の劣等生(22) 動乱の序章編<下> /佐島勤

深雪アイドル化計画は、達也さんのせいで実現の可能性はなさそう。がっかりだ……。

二十八家の若手会議では達也が孤立する一方、そんな達也を危険視する十山家と国防軍情報部は達也の反応を見ようと……。という感じで、裏で動いていた十山家のつかささんが達也にやっつけられる展開なのですが、思ったよりもぜんぜんぼっこぼこにやられないでやんの、がっかりだ。

若手会議に限らず、一高の仲間たちからも孤立しはじめてる雰囲気の達也だけど、もう、外には達也に勝てそうな敵がいないので、今までの仲間と対決させていく展開にしてくのかねー。世界最強のUSNAが、日本だと高校生以下の扱いでしかないので、他の二十七家と対決してくほうが盛り上がりそうな気もするけど、そうするとラブコメ展開が減りそうな気がして、ちょっと不安だ。……って、次回予告見ると、達也が金星に旅立っていきそうな展開なんですけど、えっと、この物語は、どこに行こうとしているんだ?(笑)。

[ 魔法科高校の劣等生 ]

ろぐ

総アクセス数 / 本日 / 昨日