2011年下期のおすすめライトノベル

今週末には2012年か。早いよっ!! まあ、今年発売のライトノベルも一通り発売されましたので、2011年後半に発売されたラノベの中で個人的におススメの作品を纏めてみました。ちなみに、2011年上期のおすすめは、こちら です。

新規

のうりん /白鳥士郎 (→感想)
単なる農業高校を舞台にしたバカ小説と思うなかれ。徹底的にギャグを詰め込んだ物語と、フォントいぢりを含めた文とイラストの細部までこだわった融合は、ライトノベル上での表現の極地といえようっ!! いまだかつて、ここまでライトノベルの特徴を意識し生かした作品はあっただろうか!? ありはしませんよっ!! これぞ、2011年最先端のライトノベルといっていいと思いますっ!!
【11下期ラノベ投票/9784797366907】

彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ /竹井10日 (→感想)
竹井10日といえば、Marronから発売された名作ゲーム『秋桜の空に』のシナリオライターとして名を馳せていましたが、あの往年の名作の面白さのまま、大爆笑なキャラの掛け合い漫才がとにかく楽しく、そして竹井10日らしく姉萌えも健在じゃないカナじゃないカナ。この作品があれば、新しく創刊された講談社ラノベ文庫の未来も明るいといって過言ではないでしょう!?
【11下期ラノベ投票/9784063752052】

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) /谷春慶 (→感想)
大量の返本が凄いっ!!と話題になったこのラノ文庫も、今年で二年目。手探りだったであろう昨年と異なり、今年は、配本の数はともかく、中身は段違いに素晴らしい内容になってやがるっ!! 中でも凄いのがこの『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)』。内容はタイトル通りハーレム系のストーリーなのだけど、この作品の描くラブコメ展開は、同種の作品の中でも際立って素晴らしく面白い出来。ほんと、このラノ文庫でなく、他の老舗レーベルから出ていれば、メディアミックスも当然の内容だと思うのだけど、なんでわざわざ、ここからデビューしたんだ?(^^;。
【11下期ラノベ投票/9784796686273】

既存

アクセル・ワールド9 ―七千年の祈り― /川原礫 (→感想)
2012年4月からのアニメ化も決定っ!! 各種人気投票では、同じ川原礫の『ソードアート・オンライン』に及ばないのだけど、俺THUEEEEEで無敵のキリトを主人公に要する『ソードアート・オンライン』と違い、先の展開が読めず手に汗握る、物語的に超面白いのは、『アクセル・ワールド』だと思ってます。この9巻で、長らく続いていた《災禍の鎧》編も綺麗に終了。マジ、続きも楽しみすぎるっ!!
【11下期ラノベ投票/9784048709545】

とある飛空士への夜想曲 下 /犬村小六 (→感想)
『ベン・トー』のアニメ化はなかなか良かったと思うけれど、スーパーダッシュ文庫は、ほんとアニメ化が上手くいかないことが多いよね。とある飛空士シリーズも、この秋にひっそりとアニメ化していたアニメ映画化してたわけですが、その映画の内容はともかく、素晴らしかったのが、この飛空士シリーズ最新刊『夜想曲』。敗色濃厚な戦時下で、エースパイロットとして闘うサムライの生き様っ!! 萌えも希望もないラノベらしからぬ展開だけれども、たまには、こういう漢くさい作品も良いよねぇ。
【11下期ラノベ投票/9784094512984】

※ 本エントリは、「好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年下期(近日中開催予定)」への投票を兼ねる予定です。

[ 2011.12.26 ]