好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


エンターブレイン ファミ通文庫
“文学少女”と恋する挿話集4 /野村美月

“文学少女”シリーズも、短編に関しては、これで全て収録か。次回、『半熟作家と“文学少女”な編集者』で、いよいよ最終話。って、アレ? 半熟作家って、心葉のことじゃなかったのーーっ!!

それはともかく短編ラストということで、心葉の妹・舞花に焦点を当てた「不機嫌な私と檸檬の君」や、ななせや麻貴のその後を描いた「ななせ~天使へのコール」「蛍~嵐のあとの陽の中で」など、今までと毛色の違う話も収録。相変わらず、クオリティの高さは折り紙付きだけど、ただ、ななせのその後はちょっと蛇足気味かな。なにも、心葉の次の話は書かなくても……。

収録されている13編の中で、なんと言っても心に残るのは、「“文学少女”の今日のおやつ 特別編~『百年後』~」。大学時代の遠子を描いた作品だけど、うわぁ、P372の最後の一行とその脇に添えられたP373の遠子の挿絵がとにかく感動的。遠子の想いの深さが良く表現されていて、メチャ泣けるわぁ~~。

[ 2011.01.03 ]