好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


エンターブレイン ファミ通文庫
半熟作家と“文学少女”な編集者 /野村美月

シリーズラストなのに新キャラ視点かいっ!! と不安に思いつつ読み進めたのだけど、なんのなんの“文学少女”シリーズを締めくくるに相応しい内容でした。新キャラ視点なだけでなく、ファンサービスのための番外編のような作りで、シリーズ本編としてはほとんど変化球なのだけど、なるほど、これをラストに持ってくる野村美月は、ほんと巧いなぁ。

人気高校生作家・雀宮快斗の新しい担当編集は、清楚な美人の“文学少女”だった……。という感じで、基本は、編集者になった遠子に惚れてしまった人気高校生作家の雀宮快斗を中心としたドタバタコメディで、そのコミカルな展開が、おもしろいおもしろい。ライバル、早川緋砂とのやりとりとか、超楽しい。そしてなにより、今までの物語がハッピーエンドに繋がっていてこれからも続いていくことを示す遠子の幸せそうな雰囲気が、ほんとたまらない。ファンサービス的な要素も多く、ほんとに素晴らしい最終巻でした。

[ 2011.05.01 ]