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KADOKAWA ファミ通文庫
覇剣の皇姫アルティーナXI /むらさきゆきや

ストーリーは面白いのだけど、やっぱ、即位に関する設定とラトレイユの行動が納得できないんだよなー。そこがどうにも気になって仕方ない。

いや、ラトレイユが即位してもすぐに死にそうなので、ラトレイユが即位するとアルティーナが皇位継承権を失う設定にしないと、物語の都合上、盛り上がらないのはわかるのだけど、でも、それって、ラトレイユが即位したら皇帝になれる人が誰もいなくなって、そのまま帝国が危機的状況に陥るってことなんだよね。しかも、ラトレイユは政治信条が違うだけで優秀という設定なので、なんでここで皇帝位を取りに行くんだ? 仮に、皇帝位を取りに行くことを許容したとしても、死んだあとに国の危機的な状況を救えそうな人材を、今の状況でなんで殺そうとするんだ? って話ですよ。正直、ありえない。ラトレイユを死にそうにしちゃったのは、失敗だったんじゃないかなー。

それはともかく、今回は、生命を狙われたレジスが、なんやかんやで楽しそうにしてる一方、レジス戦死の連絡を受けたアルティーナが挙兵する展開。生命を狙われているのにレジスのアレのせいで、いつも以上に愉快な状況になっていて、レジス一行はのんきすぎるだろ(笑)。レジス周りの展開はいつも通りで楽しいのだけど、どうせなら、もうちょっとアルティーナ周りを描いてほしかったところ。まあ、そこら辺は次回に期待なのかしらん。

[ 2016.10.03 ]

むらさきゆきや作品の感想