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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンIX /宇野朴人

パトレンシーナ無双。いやー、スパイであることが明かされたハロがあまりに優秀すぎるっ!! 一方、マシューはじめ姫様や騎士団の成長は見て取れるものの、やはり、イクタが復活しないとシンドイなぁ。そもそも、イクタがいないと爽快さに欠け、いまいちおもしろくないんだよなー。

というわけで、ヤトリが死にイクタが廃人になった第二部スタートの状況から、さらに、ハロまでもがとうとうキオカ側の間者であることが明らかとなり、ボロボロの姫様と騎士団たち。と、第一部終盤の展開から、どうにも作者の都合だけで進行してるような作りもの感が強くて、個人的にはいまいちなのだけど、まあ、仕方ないのかなー。今回の終盤の展開も、そんなんで良かった、ここまでの状況にならんだろー、という安直な復活劇。どうにも出来が悪い。まあ、次巻からは、イクタが活躍していた頃の、おもしろかった『天鏡のアルデラミン』に戻ることを期待したいところだけど。

いろいろと不満も多いなかで、ハロ幼少期の二重人格にきっかけの出来事は、なかなかインパクト強くて最高だった。パトレンシーナはともかく、ハロがどう精神の状態を維持してるのか謎すぎるけど、どちらにしろ壊れてるということなのかしらん。

[ 2016.04.18 ]