好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
新約 とある魔術の禁書目録(12) /鎌池和馬

さすがにご都合主義すぎるだろっ!! 面白さにムラのある鎌池和馬だけど、これは下手で駄目なときの鎌池和馬だなー。ご都合主義で酷いストーリーな上に無駄にページ数だけ多くて、これはアカン。浜面、当麻をサポートに、新たなレベル0の少年が稀代の魔術師に立ち向かうというコンセプトは悪くないと思うのだけど、ストーリーメイクが酷くて、ぜんぜん面白くない。

そゆわけで、かの有名なサンジェルマン伯爵が登場。これに以前死んだフレンダの友人が絡んでくるという話なのだけど、まあ、フレンダ絡みの話なので、浜面をはじめとしたアイテムのメンバーも出さなきゃいけないし、もちろん、主人公の当麻がいないと話にならん。でも、浜面や当麻のストーリーへの絡ませ方が、あまりに下手だろ。さらに、麦野やインデックスの扱いが、これがまた微妙すぎる。いやー、ストーリー展開が、なにもかも強引で無理やりでご都合主義すぎて、それでいて展開自体はつまらなくて、なんだかなー。みんなが同じビルに集まったり、いきなり戦いだしたり共闘しだしたり、この展開で納得しろというのは、さすがにないわー。まあ、いちばんの見所である加納神華がサンジェルマンと対峙する見開きのシーンは悪くなかったけれど、良かったのはそれだけか。あ、あと、第三のビールはちょっと笑った。ちんまくなったオティヌスも楽しいけれど。……次回は美琴回らしいので、次を楽しみにしよう。

[ 2015.04.14 ]

鎌池和馬作品の感想