僕は友達が少ない


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僕は友達が少ない /平坂読

肉って、肉って、だははははははははははっ!! いやぁ、笑った笑った。とにかく、にやにやが止まらないっ!! もう、読んでて楽しくて楽しくて、非常に良く出来たコメディですよ~~。

平坂読の新シリーズは、前作の『ラノベ部』同様、部活を中心とした日常系ショートストーリー。ヤンキーのような外見のため友達がいない羽瀬川小鷹は、同じく友達のいない三日月夜空と一緒に、友達を作ることを目的とした部活・隣人部を立ち上げるが……。という感じで、一癖も二癖もある登場人物が部活でバカやってる日常を描いた内容で、そのキャラたちのやり取りが、もうもう、愉快で楽しい楽しい、楽しすぎるっ!!

まあ、やってることは、評価の高かった前作『ラノベ部』と同じなんで、面白いのは当然というか、「なんで、『ラノベ部』を止めて似たような話を始めたんだ?」という風には思ったりもするんだけど、まあ、いろいろ事情はあるのかしらん。や、『ラノベ部』と比べると、平坂読らしい突拍子のないバカバカしさはより強く出てるので、平坂読としては自由に書きやすいってのはあるんだろうけど。……とりあえず、まだ、キャラが出揃ってないので、次巻も非常に楽しみです。

[ 2009.08.25 ]


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僕は友達が少ない(2) /平坂読

会話中心の4コマ漫画風日常系の第2巻。友達作りを目的とした“隣人部”も、志熊理科と高山マリアを向かえ、いよいよ勢ぞろい。という感じで、まあ、個性すぎるキャラたちが、相変わらず飛ばしてて、楽しい楽しい。てか、小鷹はとにかくモテモテで、リア充すぎるだろっ!! ……でも、ネタ的には、いつもと一緒といえばそうなんだけど、個性すぎるキャラに比べてわりと普通なので、ちょっと低調に感じられる部分も。それに、キャラが増えて出番が減ってしまったけれど、もっと、肉の人は活躍すべきだと思う。<をい

[ 2009.11.24 ]


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僕は友達が少ない(3) /平坂読

最高傑作級っ!! とにかく楽しく笑える会話の中、着々と進む小鷹のハーレム化。魅力的なヒロインたちの中でも、肉可愛いよ肉。あとは、妹の小鳩も最高すぎるっ!!

夏休みに入った隣人部の面々は……。というわけで、着実に小鷹とのフラグを積み上げていく肉っ!! 肉っ!! いやぁ、不器用で恋に初々しい肉が、めちゃくちゃ可愛いすぎる。そんな、肉だけでなく、小鳩やマリアはじめ、魅力的なキャラクターと、その楽しい会話中心で進行する物語が、文句の付け所もなく非常に楽しい楽しい、楽しすぎるっ!! 「あんちゃん」好きだわぁ~。……そして、ラスト。今まできちんと積み重ねていた伏線だけあって綺麗な展開なのだけど、ここでこう来るということは、わりと早くシリーズ纏めちゃうのかしらん?

[ 2010.03.27 ]


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僕は友達が少ない(4) /平坂読

やっぱ、小鳩いいわぁぁ~~~。「あんちゃん」だけで、もう和むぅ~~。や、相変わらず、愉快なキャラたちの愉快なやりとりを中心とした内容で、読んでて楽しい楽しい。ていうか、「ソラ」の話があったので多少変わるかと思ったら、ほとんどいつも通り。高いレベルで安定して面白いのはいいねぇ。……それにしても、マジ、小鷹はモテまくりでリア充すぎる。

[ 2010.07.25 ]


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僕は友達が少ない(5) /平坂読

ちょっ、幸村あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!(爆笑)。

なんかいろいろなネタがあったけど、なんと言っても、幸村ネタが酷すぎる。そして、小鷹のモテっぷりは、留まることを知らんな、乙女ゲヱ(笑)。や、前巻、星奈との結婚ネタで引いたので、夜空vs星奈のガチのラブバトルが繰り広げられるのかと思ったら、夜空の気持ちはなにかと強調されるわりに、星奈のほうは、むしろ、小鳩がらみでの残念さ加減ばかりが目立ってる予感。……しかし、幸村と一緒に表紙を飾った理科は、幸村に比べて、あまりに扱いが可哀想すぎる(^^;。

[ 2010.11.27 ]


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僕は友達が少ない(6) /平坂読

番外編でドラマCDの内容が載ってるのだけど、これは、通常版ではなく、ドラマCD付き特装版を買うべきだったか。なんか凄く音声で聞きたくなるような内容スグル。……それはともかく、本編。前巻の引きが引きだったので、今度こそ話が動くかと思ったら、ほんといつも通りだな(笑)。わざとなんだろうけど、毎回、最初と最後の数ページだけ話を動かすような展開を見せるものの、結局ほとんどスルーで、中身は替えないのは凄い。ほんと、小鷹モテまくりで、肉は残念すぎる。そして、今回は、わりと理科が頑張った印象。相変わらず、おもしろいっ!! そして、今回の引きは、次巻こそ新展開があるのかしらん?(^^;。

[ 2011.05.23 ]


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僕は友達が少ない(7) /平坂読

ぐはっ、理科すげぇーーーっっっ!! ていうか、こういう展開が書ける平坂読がすげぇ。……といっても、例によって、次回、何事もなかったように続くかもだけど(^^;。

相変わらず残念な隣人部の面々は、学園祭に向けて映画作りを……。というわけで、映画作りを進める中、小鷹と星奈が婚約していたことが発覚するの巻。いや、最近、夜空有利の展開だったのが、ここで一気に、星奈がリードした印象。今に生きる星奈がかっこいいっ!! ……そして、物語の前提をひっくり返すような理科が発言がすげぇ。次巻が楽しみすぎるっ!!

[ 2011.10.19 ]


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僕は友達が少ない(8) /平坂読

おぉぉぉ~~、なんという転機っ!! 凄い展開すぎるっっっ!! 『はがない』って、単なる日常系の物語かと思ってたんですけど、前巻辺りから、なんだか心揺さぶられる青春ストーリーになってるんですけどっ。そして、小鷹のへたれが、酷い、あまりに酷いっ!!

体育祭、文化祭を経て、隣人部の今を守りたいと強く思うようになる小鷹。しかし、ある一言をきっかけに、隣人部に大きな転機が訪れる……。という感じで、いやぁ、マジにまさかの展開。ここまで正面からストーリーを動かしてくるとは、まったくの予想外でした。ほんと、マジにいいです、すばらです。それを受けての小鷹の行動が、あまりにヘタレすぎて情けないのだけど、だからこそ、等身大の高校生らしく、いかにも小鷹らしい情けなさで、青春ストーリーとして、これはいいっ!! そして、それに対する理科の対応が、これまた良いんだ。前巻の引きといい、もう、惚れてしまうほどかっこいい。しかし、いつの間に、なんでこんなに素敵な話になってるんだよ。ほんと、このまま終幕に向かうのか、まだまだ、二転三転するのか、続きがすんごく楽しみですっ!!

[ 2012.07.18 ]


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僕は友達が少ない CONNECT /平坂読

小鷹以外の視点で描いた番外編短編集。ちん毛、ボーボー……。リア充中学生の世界の違いに絶望したっ!!

それはともかく、夜空視点や、小鷹や星奈の親世代、天馬たちの高校時代の物語など、12編ほど収録されてるけど、印象的だったのは、理科視点の「クオリア/もう一つの動き出した時間」かなぁ。天才ゆえの苦悩と壊れ方が泣ける。そして、小鷹への想いが初々しくて可愛い。後付けな部分もあるんだろうケド、全体として、ギャグ的な内容の背後にシリアスな背景が用意されてるような描写は凄いな。なかなか楽しい切り口の短編集でした。……しかし、夜空は、メインヒロインだけに、いろいろ不憫すぎるな(^^;。

[ 2013.01.07 ]


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僕は友達が少ない(9) /平坂読

うひゃ~~~~~、小鷹と理科のイチャイチャがハンパねぇ。ごろごろごろごろ~~~。とにかく理科が、可愛い可愛い(*^^*)。……それに引き換え、落ちるところまで落ちた夜空も夜空だけど、恋人ポジションに一番近いハズの星奈も微妙に空気になりつつあるような。なんかこのまま理科エンドでいいような気がするのだけど、なんで小鷹は、いらんことしようとするのか(^^;。

そゆわけで、前回、どうしようもないヘタレぶりを見せ付けた小鷹だけど、理科のおかげで、いかにもなハーレム主人公に復活しましたな。一方、夜空がまさか、ここまで落ちぶれるとは。いくら残念系といっても、ここまで酷いとは。マジ、ウザイ。それでも、家族ネタもでてきて、そっちのルートに進むのか。理科がこれだけ可愛いのに、なにもそんな地雷原に突っ込んでいくようなことをしなくてもいいのに(笑)。

[ 2013.09.29 ]


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僕は友達が少ない(10) /平坂読

ラストがああぁぁぁぁぁっっっ!!

「小鷹は早く理科とくっつけばいいのにっ!!」と思って読んでいたら、全く予想外の方向から切り込んできて、うわぁ、うわぁ~。あれ? 理科とはどうなるの? というか、思わぬ伏兵で、うひゃぁぁぁ~~~。……かなりインパクトある展開なんですが、どうなるの、これ?

それにしても夜空復活って大々的に煽っていたわりに、なんだか拍子抜けな感が否めないのがにんとも。日向との確執とか、そんなんで良かったんか。それよりも、小鷹がどうにもメンドくささと、理科とのイチャラブ振りが目立つ内容だったけれど、やっぱりラストが衝撃的すぎるっ!! ほんと、続きをどうするんだろ?

[ 2014.06.15 ]


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僕は友達が少ない(11) /平坂読

はがない完結。一冊丸ごとエピローグみたいな内容でした。

10巻ラストの幸村の告白から、まさかこういう構成でエンディングまで描くとわ。正直、いろいろともったいない気はするのだけど、ただ、かなり無茶してた作品にしては、わりと綺麗に終えることができた印象。結局、小鷹は最後まで、いろいろ残念なキャラだったよね。まあ、そこが小鷹らしく、また、『はがない』らしくもあるよね。一冊丸ごとエピソードのような最終巻は余韻も感じられて読後感もよく、話題作を纏めるのは難しいと思うのだけど、いい最終巻でした。

[ 2015.08.30 ]