ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか /大森藤ノ

うわぁ、これはおもしろい。めちゃくちゃおもしろいっ!!

好きラノ」で上位だったので手を出してみたのだけど、これはおもしろい。元は、「小説家になろう」掲載でしたっけ? や、どう見てもタイトルで損してるよな(^^;。ダンジョンへの憧れで冒険家になった少年が、挫折を乗り越えて成長していく物語。王道的な少年の成長ストーリーとしておもしろいのは当然、神様ヘスティアや、エイナさん、シルさん、アイズといったヒロインたちも魅力的で、いやぁ、キャラがいいよね、キャラが。なかでも、好き好きベルくんな神様が素晴らしいっ!! ロリ巨乳?(笑)。

しかし、アイズに追いつくどころか、Lv.2になるのも大変そうな感じだけど、そもそも、作中のレベルアップの仕組みって、どこら辺のゲームシステムがベースになってるんだ、これ? まあ、なにはともあれ、続きが楽しみすぎるっ!!

[ 2013.10.21 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2 /大森藤ノ

ベル君の心の綺麗さがハンパねぇっ!! そして、アイズさんの扱いが相変わらず酷いな(笑)。

新ヒロイン・リリ登場。悪い噂がつきまとうリリとパーティを組むことになったベルに周りは心配するが……。と、人間不信の塊で騙す気満々だったリリが、ベルの純真さに心を溶かしていくという話なのだけど、ベタでいい話だ~。や、いろんな方面から慕われているベル君なので、下手に騙したりしたら、むしろリリのその後が怖いと思いながら読んでたのだけど、そんなこともなく、綺麗に落ち着くところに落ち着いて良かった良かった。まあ、他のヒロインたちにとっては、憤慨極まりない展開だよな。そんなヒロインたちの中で、やっぱ、神様の反応が素晴らしく可愛いっ!! そして、アイズさんは……。次回こそ、アイズさんの出番なのかしらん。

[ 2013.10.25 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3 /大森藤ノ

アイズ回きたっ!! でも、今までみたいに妙に避けられる愉快なキャラのままのほうがおもしろかったのに(笑)。……というか、ここで第一部完、なのね。

アイズさんとの秘密のレッスン、はともかく、ミノタウロスとの戦闘がとにかく圧巻っ!! まさに生死を賭けた、手に汗握る展開っ!! ベタでお約束的な展開なのだけど、マジ熱いねっ!! いやぁ、憧れに向かって着実に強くなっていくベルくんの成長物語が、ほんと凄いっ!! 第一部完に相応しいラストだっ!!

第一部完としては、ほんと素晴らしかったのだけど、しかし、ミノタウロスを乗り越え、アイズとの仲良くなって、第二部はどうするんだ? フレイヤ絡みは、さすがにベルのレベルだと、まだ早いよな。

[ 2013.10.29 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4 /大森藤ノ

相変わらず、おもしろいっ!! でも、新キャラが男って、どういうことよ? ハーレムはどうした!? 実は男装の女の子だったとか、そういう展開はないのー?

そゆわけで、ダンジョン攻略でハーレムを目指す、新人冒険者のベルを描いたシリーズ第四弾。Lv.2になって、いよいよパーティを組もうと……、という話なのだけど、なぜ、男!? ここからハーレムの伝説が始まるんじゃなかったのか!? まあ、今回は、短編が二つもついてて本編は短く顔見せみたいな感じで終わってるので、今後の絡み次第かなー。

[ 2013.12.30 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア /大森藤ノ

剣姫ことアイズたんを主人公としたダンまち外伝。アイズたん視点なだけで、基本的なストーリーは本編と一緒なのか。外伝といっても、もう一つの物語というより裏話に近いのんな。あのシーンの裏ではこんなことが……、的な感じが、なかなかおもしろい。いやぁ、アイズたん、トッププレイヤーだけあって強すぎる。人類最強なんだっけか? ほんと、パーティ組む必要がないんじゃないか。他のメンバが足手まといに見えるぐらい強いんですけど(^^;。ただ、強いといっても神は超えられないんだよね? 神様たちの暗躍も見え隠れするストーリーで、このまま無双していくのかは気になるところ。

それにしても、イラストが はいむらきよたか なのは、どうにも『禁書』のイメージが強すぎて違和感大きいのだけど、どうしてイラストレーターを変えたんだろ??

[ 2014.01.26 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか5 /大森藤ノ

すげぇぇぇぇっっっ!! や、初めて臨む中層で、不慮の事態で絶望的な状況に陥るベルくん一行……。いやもう、すごくイメージしやすい絶望的な危機なので、手に汗にぎりまくりですよっ!! 初めて進む階層でトラップ発動で自位置不明でさらに……みたいな状況って、 そう、『Wizardry』系のRPGだと、わりとよくある事態で、たいがいパーティ全滅するよね(^^;。状況が状況で、そして、相変わらずにリーダビリティの高い文章なので、もう、引き込まれる引き込まれる。

いやぁ、危機的状況でも前向きに生きようとするベルくんといい、帰ってこないベルくんを心配してなんとか救援をもくろむ神様が、なんとも身近に感じられて、素晴らしい素晴らしい。心配する神様ヘスティア様は、ほんと可愛いな、もう。すげー面白かったっ!!

危機を脱したあとの後半は、えっと、上級の冒険者しかいないようなところで、なんで街みたいなのがあったり、そういう展開になるかな。いまひとつ、冒険者たちのレベル分布と社会がどうなっているのか、よくわからん。成長著しいベルくんは、いっきに、トップクラスの冒険者に仲間入りしたようにも見えるのだけど、いろいろと神々の暗躍も見え隠れしてるし、今後、どういう方向に話が進むんだろ?

[ 2014.05.25 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア2 /大森藤ノ

アイズたん視点のダンまち外伝。怪物祭の翌日からということは、二巻の裏か。借金返済のためにダンジョンに潜るアイズたん達を待ち受ける謎の事件と、その一方で、怪物祭の騒動に引っかかりを覚えて調査を進めるロキ様という感じで、外伝といいつつ、本編以上に物語の本質に絡みそうな話なので、時系列的に微妙に混乱するんだよなぁ。いや、これなら本編と交互にやるとか、刊行順を物語の時系列に合わせて欲しいところ。

それにしても、相変わらず可愛いアイズたん。そのアイズたんですら苦戦する敵の登場に、ベルくん大丈夫なんでしょうか(^^;。というか、作品内最強クラスであるはずのロキ・ファミリアのメンバが、外伝だと俺TUEEEEEではなく、わりと普通の主人公として、ふつーに苦戦しているので、だからこそ物語的に盛り上がるとはいえ、やっぱり、この世界のキャラたちの力量さというか、ゲームバランスというかが、いまいちしっくりこないんだよなぁ。

[ 2014.06.17 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか6 /大森藤ノ

前半はストレスたまるのだけど、後半が熱くていいっ。間をいれずに、ラストまで一気に駆け抜けるスピーディな展開も素晴らしいっ!!

ベルくんを自分のものにするため強引な手段に出るアポロンに、ベルとヘスティアのファミリアは最大の危機に……。という感じで、えげつない手段を取るアポロンに、中盤ぐらいまで、とにかくストレスたまりまくりですよっ!! 中堅ファミリアからの露骨な弱小ファミリア潰し。酷いっ!! しかしそこから、仲間たちが集結し、そして、そこからの逆転の勝利が、もう、お約束の展開なんだけど、だからこそ、胸熱っっっ!! いや、お約束といっても、その見せ方は秀逸で、後半のスピーディな展開は、ほんとうに良くできてる。スピード感のために、ぎりぎりまで削った描写が、とにかく素晴らしいっ!! 素晴らしすぎるっ!!

今まで出てきたキャラたちが一気に集結する展開は、なんだか第一期完ぐらいの大きな節目に当たる内容のように思えるのだけど、次回は、いよいよフレイヤ? 巻末の次回予告を見ると、更なるなにかがありそうだけど……。

[ 2014.11.23 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア3 /大森藤ノ

この外伝シリーズ、読みはじめは、本編のどこに対応するかわからなくて、いつも混乱するな。今回は、2巻の後半から3巻のはじめにかけての話か。いやぁ、さすが、Lv.6。アイズたんTUEEEEEEEEEEっっっ!!

そのアイズたんですら苦戦する敵もきちんと出てきたりして、強い主人公による爽快さを演出しつつ、強敵との熱いバトルを魅せつつと、ほんと面白いっ!! 加えて、めちゃくちゃ強いアイズたんだけでなく、半人前のレフィーヤも絡ませることで、ベル君とは別の成長物語として読ませる部分もいいねぇ。

しかし、もしかして、本編よりも物語の謎の本質に近いところを描いているような(^^;。アイズたんの産まれに纏わる謎も気になるところだけど、英雄と精霊……、ベル君がそこまで強くなるところまで物語を続けるつもりなんだとうか。や、この外伝でも物語の謎に迫っていくなら、時系列も本編と合わせて、交互に出すぐらいのことをしてほしいなぁ。

[ 2015.01.04 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7 /大森藤ノ

人間ひとり300万が相場な世界で、ナイフ1本2億……。そんな高価なナイフをすぐに失うベルくんって……。

今回は、遊郭を牛耳るイシュタルにベルが目をつけられる話。あとがきに「今回の話は劇場版みたい」とあるけれど、なるほど、ヒロインに出会って救うまでを、一冊で綺麗に纏めた話になってるのんな。捕らわれのお姫様を救う英雄譚を踏まえた展開そのままで、ベルくんかっこいいっ!! って、そのヒロインの春姫が、ド直球にヒロインらしいヒロインしてるのだけど、ヘスティアやリリ、シル、エイナさんの立場は。いやー、【ヘスティア・ファミリア】が、着実にベルのハーレムになってるなー(笑)。

春姫を巡る物語の裏で、ベルくんへの注目のされ方に、ヘスティアもさすがにおかしいと気づきはじめ、フレイヤも表に出始めるという感じだけど、今後は、いよいよオラリオ最大派閥の【フレイヤ・ファミリア】との対決という構図になっていくのかしらん? 春姫登場は、戦力補強の意味合いもあるんだろうけど、さすがに、アイズたんを超える敵はキツイよな。あー、でも、考えてみれば、今回のイシュタルのような手段がベルには効かないとなると、ファミリア間の武力抗争になっていくわけではなく、フレイヤがベルくんをあの手この手で誘惑するラブコメ展開が中心というのもありえるのか。<をい。とにかく、続きも楽しみだっ!!

……しかし、今回のイシュタル、そこまで酷い扱いをされるほどの悪い神でもないのに、さすがに不憫すぎる(^^;。

[ 2015.04.16 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア4 /大森藤ノ

あの絶望的な場面で仲間を鼓舞するフィンの台詞が熱いなっ!! あと、熱い展開の中でのはいむらきよたかのイラストは映えるわ。熱さが迸っていて、いいねっ!! マジ、すげー熱すぎるだろっ!!

そゆわけで、本編をアイズたん視点で書き直した外伝の第四弾。今回は、本編三巻のベルくんの特訓からミノタウロス撃破、そして、未踏の59階層攻略まで。うん、59階層の攻略が、マジに熱くてすげぇ。しかし、えっと、単にアイズたん視点というだけでなく、微妙に本編と細部を変えてきてないか。やはりレフィーヤをヒロイン化する計画なのかな(^^;。……今回明らかになった地下ダンジョンの秘密は、うーん、どのくらいヤバイ話なのか、いまひとつわからん。所詮、ひとつの街の危機にすぎないような? 神々が本気にならないといけないような、もっと世界の危機のような感じかと思ってたのだけどな。

[ 2015.05.19 ]


ソフトバンククリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか8 /大森藤ノ

命、リリ、ヴェルフ、エイナ、シル、ヘスティアという各登場人物に焦点を当てた短編集。そして、第二部完。それぞれのキャラの変わった一面が見れるのはいいね。特に、ヴェルフというか、ヘファイストスが可愛くてよい。シルの出生の秘密は中途半端な気がするのだけど、今後ストーリーに絡めてくるのかなぁ。そして、フィンの年齢っ!!(笑)。……それにしても、いきなり戦争をはじめてて、ビックリしたよ(^^;。神様同行の戦いも新鮮だったけれど、でも、基本、神様たちはアホすぎるよなー。

しかし、サブタイトルが「飛空士」シリーズなのだけど、意図的なのだったら、徹底すればいいのに。

[ 2015.06.13 ]


ソフトバンククリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9 /大森藤ノ

♪モーンスター、♪モーンスター、というわけで、モンスター娘登場。テイムがある世界なのに、なにを大騒ぎしてるんだ?と思ったのだけど、なるほど、モンスターの使役は、実質、ガネーシャファミリーの専売なのか。それにしても、はじめに幸せなシーンを描いた後で、それが失われていくだろう予感を漂わせての展開はせつないわー、せつないわー。

お人よしのベルに、憎まれ役を買うリリをはじめ、春姫や命も含めて綺麗に役割分担されているのが、ファミリーの人間関係にきちんと厚みが出てる風で、なかなかいい感じ。そして、モンスター娘・ウィーネの登場で見えてくるダンジョンの秘密やウラノスの思惑は、うーん、今まで描かれてきたものからすると違和感があるように思えるのだけど、どうなるんだろ? ……今回が上巻、次巻が下巻という構成らしいのだけど、えっと、敵役が、いかにもやられ役という感じで、そこまで、ページ数を割く必要があったんだろうか。ああいう敵は、さくっと倒して解決でいいと思うんだけどなー。それよりも、下巻はやっぱり、ヒロイン修羅場が見せ場なの?!

[ 2015.09.14 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア5 /大森藤ノ

うわぁ、レフィーヤとベルの組み合わせが、かなりいい感じだなっ。レフィーヤ可愛い、マジ、ヒロイン。にもかかわらず、表紙イラストといい口絵といい、レフィーヤの扱いが酷いっ!! まともなイラストがないんですけど……。

そゆわけで、アイズ&レフィーヤ視点で描かれた外伝。もともとアイズ視点だった外伝ですが、いつの間にかレフィーヤ視点といったほうが正しいような内容になってるような。今回の時間軸は、本編5巻、ベルがはじめて中層18階に到達したときの話か。まあ、アイズorレフィーヤ視点であれば、今回は、そんなに大きな事件もなく、ほのぼのと終わるのかと思いきや、えっと、ベルくんは、いつの間にそんな戦闘をしてたんだ? さすがに、そこまでの冒険にもかかわらず本編に欠片も描写がないのはどうよ(笑)。

いつもの外伝であれば、可愛いアイズたんの話がメインになるのだけど、今回は、レフィーヤ可愛いという話ですねっ!! レフィーヤ視点でみると、うん、アイズは、むしろベルの姉的なポジションで、レフィーヤこそが恋人的なポジションとしてベストだと思う。本編見てると、ベルの恋人候補はたくさんいるけれど、ここはぜひとも、レフィーヤに恋人の座を獲得してほしいなー。圧倒的なヒロイン力だと思いますよ、レフィーヤ。

[ 2015.10.15 ]


SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10 /大森藤ノ

うわぁ、想像以上にウィーネやベルに残酷な展開で、読んでてしんどかった。しかも、ラストもスカッとするようなものでなく、これは陰鬱な気分になるなー。

人とモンスターにもかかわらず心を通わせ、しかし、人とモンスターだからこそ別れ離れにならざるを得なかったベルとウィーネ。そのウィーネたち理知的なモンスター集団に、人間の悪意が襲う……。うわぁ、相手はモンスターだからと、残虐の限りを尽くす悪意まみれの人間たちと、襲われる竜娘ウィーネたち。そして、そのウィーネを救おうとして人間社会から窮地に追い込まれるベル。もう少し明るい未来を予想していただけに、ここまで暗く容赦のない展開は、これは読んでてしんどいよ。そして、ラストも、その陰鬱な気分を晴らすようなスカッとするようなものでなく、だからといって、徹底的に厳しい展開というわけでもなく、どうにも中途半端で宙ぶらりん。まあ、ここは続巻以降のヘルメスさんに期待なのかなー。熱い展開で決してつまらないわけではないのだけど、どうにも、気分が晴れないなー。

[ 2016.05.20 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア6 /大森藤ノ

外伝『ソード・オラトリア』なのでアイズたん視点、と思いきや、まさかのアマゾネス姉妹、ティオネ&ティオナの主役回。しかも、水着回でもあったり。まあ、表紙のイラストの通りなんですけどっ!!

そゆわけで、オラリオ近郊の港街メレンに赴いたティオネ&ティオナ姉妹は、生まれ育ったアマゾネス集団と対峙することに……、という話。や、ダンジョンに潜っているわけでもないのに高レベルばかりの集団というのは、ちょっとどうかという気もするのだけど、あの天真爛漫な感じのティオネ&ティオナの過去が、思った以上にハードなのが凄い。まあ、物語としては、一冊で綺麗にまとまった内容で悪くないのだけど、ただ、アイズたんの出番が少なめだし、いくら強いといっても、オラリオ外のファミリアと、あのファミリアが敵というのは、やっぱり物足りなさがあるよなぁ。その状況で、そこまで危機を演出しなくても、もっとティオネ&ティオナが強くてもよかったんじゃね?という気も……。

[ 2016.06.23 ]


SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11 /大森藤ノ

王道万歳っ!! 素晴らしい~~~っっっ!!

モンスターに味方したため地に落ちた信用の中、地上に取り残された「異端児」を帰還させるため、ベルたちはロキ・ファミリアと真正面から戦うことに……。正直、作者の引いたレールをそのままなぞるようなベタなストーリー進行なのだけど、だからこその王道的な盛り上がりっ!! 素晴らしいっ!!

都市最強のロキ・ファミリアとの戦い、さらに、フィンやロキが手心を加えるようなことがないような描写までいれていたので、もっとベルたちを追い込み、もっと犠牲も出るような熾烈な展開になるのかとも思っていたのだけど、さすがにそこまでは踏み込まなかったか。ロキ・ファミリアの面々はあまり本領を発揮してる感じはなく、そこは残念。

でも、ベルのレベルが2つぐらい上がってもいいような、ハードな戦いの連続は凄かった。特にラストのバトルの素晴らしさっ!! やっぱ、猛牛かっ!! や、フレイヤ様もいい働きするわ。<をい

バトル終了からのエピローグがまた、綺麗すぎるだろっ!! 各段に成長したベルくんに、今後が期待すぎるのだけど、えっと、結局、レベルは上がってないの?(^^;。

[ 2016.10.16 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア7 /大森藤ノ

ロキ・ファミリア最大の危機。圧倒的な絶望感っ!!

人造迷宮クノッソスに誘い込まれ敵の姦計にはまり、全滅寸前のロキ・ファミリア。その絶対絶命の危機に、ラウルが、ティオネが、ティオナが、ガレスが、ベートが、アイズが、ロキ・ファミリアの一級の団員たちが、それぞれに活躍を見せながら逆転する展開。そして、健気な眼鏡っ娘が(T-T)。いやぁ、これでつまらないわけがないっ!! まあ、もうちょっと、アイズに見せ場を作ってもよかったように思うのだけど、主要メンバー全員に見せ場を作るような物語だったので、さすがに仕方ないか。

でも、前半の危機感が凄まじかっただけに、アレで主要メンバが誰も死ななかったのは、ちょっと出来すぎで違和感あるよなぁ。あそこまで演出したら、半分ぐらいは殺しておかないと納得できないような展開だったと思う。それに、そこまでロキ・ファミリアを追い込むような事件だったのに、本編だとぜんぜん触れてないのもちょっと……。あとがきを読むと、事前のプロットが没になって、あわてて捻り出したストーリーみたいだけど、ちょっとやりすぎちゃった感があるよなぁ。仕方ないのか。

そういえば、タナトスさんは何でも知っている。生死は裏表だったら、それこそ、人口が増えれば増えるほど、還ってくるものもじゃんじゃん増えるはずなんだけど、理屈おかしくないですかね?

[ 2016.12.20 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー /大森藤ノ

借金の形に売られた美人というとエロエロな展開しかないと思うのだけど、なんだろう、このガッカリな展開はっ。……それにしても、こんなに謎すぎる人でしたっけ? シルさんって??

そゆわけで、『ダンまち』シリーズ番外編。『ダンまち』シリーズの外伝には、すでに 『ソード・オラトリア』があるわけだけど、『ソード・オラトリア』が実質本編と似たような内容な一方、この『クロニクル』のほうは、ふつうによくある番外編ですな。今回は、リューというか、リューの働く酒場「豊穣の女主人」の面々を描いた短編だけど、うわっ、あの酒場って、こんなに凄いキャラの集まりだったのか。とくに、シルさんがいったいどういう。怖い……。

[ 2017.03.29 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12 /大森藤ノ

うわぁぁぁぁぁぁ、むちゃくちゃ燃える展開すぎるぅぅぅぅぅぅっっっ!!

前回の冒険で成長したベルたちは、初めての下層へ……。いやー、はじめは一人と一柱だけだったヘスティア・ファミリアが、あのロキ・ファミリアのように、大人数での下層への遠征ですよ。はじめての下層では、もちろん予期せぬ事態で全滅の危機に陥ったりするのですが、やっぱり、王道的な燃える展開で素晴らしいな。凶悪で狡猾なモンスターの登場で、なんだよ、『ゴブリンスレイヤー』みたいなエログロな展開かよっ。<ちげー

とにかく、成長したベルくんが凄い。目指すべきはダンジョンの最下層ということであれば、将来的には、アイズたんやロキ・ファミリアを超えていくことになってくんだろうけど、ほんとどこまで強くなるんだ?

[ 2017.06.03 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア8 /大森藤ノ

ベートの生い立ちは過酷なんだけど、ラストだけ見ると、なんやかんやで、すごく幸せな世界なんだよなぁ。

そゆわけで、今回の外伝はベート回。アニメの影響もあって、ベートは完全に『禁書』の一方通行のイメージだよな。ツンデレだし(笑)。……ロキ・ファミリアの中で嫌われ者を演じているベートが、なぜ、ロキ・ファミリアにいられるか疑問だったのだけど、ロキ・ファミリアの度量が大きいんだよな。いや、物語的には、ベートのイメージ向上みたいな側面もあったんだと思うんだけど、個人的には、あんまりベートが良い奴にみえるようになったとか、そういうことはなかったり。やっぱアカン奴だろ。

レナはあのままでも良かったと思うのだけど、ちとご都合主義感。ラストのベートとロキ・ファミリアのやりとりといい、やっぱり幸せな世界だよなぁ。本編でのベートの扱いとか、今後は変わってくんだろうか?

[ 2017.07.09 ]


SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア9 /大森藤ノ

アイズたん、ダンジョンデビュー当時の物語。アレ? リヴェリアって、そんなにお母さんしてたっけ? と思わなくもないのだけど、孤児のアイズたんが、少しずつファミリアの仲間と絆をつないでいく、家族の物語ですね。良い話なんだけど、幼いアイズたんは荒んでいて、正直、萌えない……。

むしろ、8巻裏のエダスの村の話が、おい、そんなことになってたのかよ(笑)。……これで外伝も第二部完了。って、外伝って、一部、二部分かれていたのか。<をい

[ 2017.08.06 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか13 /大森藤ノ

熱いっ、熱いっ、熱いっっっ!! 巨蛇登場からのあり得ないほど強いモンスターとの連戦がとにかく熱いっ!! で、ちょっ、さらにピンチが続く展開とか過酷すぎるだろっっっっっ!!

前回、はじめての下層探索から、ダンジョン内の街「リビィラの街」に戻ったベルたちは、【疾風】リオンが再び殺人を犯したとの報を受け、リオンの捜索へと……。と、カサンドラが全滅フラグを立てる中でのダンジョン攻略。正直前半は、ちと作者の都合が勝ちすぎて強引なのが気になったんだけど、なにはともあれ、舞台が整ったあとの展開が熱すぎるっ!! 絶対的な強敵と絶望的な状況っ!! その絶望の前であれ不屈不撓のベルが熱すぎるだろっ!! そして、その熱いシーンでの見開きのイラストがめちゃくちゃ魅せるっ!! 素晴らしいの言葉しかないなっ!!!

そして、ベルに過酷な展開が続くのだけど、うわぁ、作者、容赦なさすぎだろ。前巻から、一つ二つレベルが上がっててもおかしくない状況だと思うのだけど、せめて一回レベルアップさせてあげてよ(^^;。

[ 2018.02.24 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア10 /大森藤ノ

今回の「ソード・オラトリア」は、本編11巻の裏。「異端児」にまつわる【ロキ・ファミリア】と【ヘスティア・ファミリア】の対立を【ロキ・ファミリア】視点で描いた外伝。うわあぁぁぁ、子供のようにまっすぐに「異端児」の味方になるベルくんに対して、「異端児」の知性に気づきながら大人として懊悩するフィン。ベルとの対比といい、フィンを見守るロキの描き方といい、テーマ設定がうまいなぁ。相変わらずの熱い展開もやっぱ素晴らしいっっっ!!

って、あとがきで、“今回のテーマは『ベル・クラネルの被害者達』”とあるけれど、要はベルくんの主人公補正すごすぎ、という話で、いや、フィンやアイズたんから見たら、ベルくんは格下なハズなのに、異常すぎるだろ(^^;;;。ファインはともかくアイズたんの凹みっぷりが……、ほんとに被害者すぎる(笑)。

[ 2018.05.27 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14 /大森藤ノ

リューさぁぁぁぁぁぁぁんっ!! いや、前巻から続く過酷で絶望的な展開が素晴らしすぎるなぁぁぁぁっ!! 前半はベル不在で絶望的なボス戦に挑むヘスティア・ファミリア達、後半はさらに過酷な展開が続くベルとリオンの決死行という構成で、どこまでベルたちを追い詰めるんだって話ですよ。前半だけでも、何度も泣かされるような熱い展開なのに、それをさらに超えてくるベルとリオンの絶望的な決死行……。そして、リオン、リューさんがかわいすぎるぅぅぅっ!! <をい

深層37階。アイズすら恐れる深層に、異常事態が生み出した怪物・ジャガーノートとともに落とされたベルとリオン。満身創痍な二人に対して、とことん心を折りにくる展開。ベルだけでも救おうとするリオンに、過酷な状況でもまっすぐに生きようとするベルが、もうたまらないわ。ほんと凄すぎだろぉぉぉっ!!

前半のリリ達の決死行も凄くて、いやぁ、ヴェルフといいカサンドラといい、それぞれのトラウマを超え、限界を超えていく展開が泣けてくるわ。熱いっ!! 600ページを超えるやたら分厚い一冊だったけれど、最後まで気が抜けない熱い展開が凄いねっ!! ……次巻は日常編らしいけれど、一気にヒロインレースの最右翼に躍り出てきたが妖精ヒロインに期待です。って、トゥルーエンドはありませんかそうですか(^^;。

[ 2018.12.21 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア11 /大森藤ノ

容疑者は、揃っている。この地にいる、全ての神々だ。って、あああああぁぁぁ、迷宮の秘密が、エニュオの正体が、謎が謎を呼んで素晴らしいっ!! マジ、正体が気になる。誰なんだっ!!

ほんと、すげぇ、すげぇよ。どんだけ容赦ないんだよぉぉぉぉぉっっ!! 闇派閥、そしてタナトスとの最終決戦、人造迷宮攻略作戦。見え隠れしている黒幕・エニュオの正体は? と、今回はそういう話なのだけど、うわぁ、うわぁ、マジすげぇぇぇぇっ!! いやぁ、迷宮都市最強の一角【ロキ・ファミリア】を中心とした合同チームを、手のひらの上で弄び、全滅させる勢いで描く容赦ない展開。しかも、今までは外伝は本編の後追いだったのでどんなに危機を演出してもどうせ助かることが分かっていたのだけど、いよいよ時間軸も本編に追いつきつつあるので、主要キャラを殺しても矛盾もないわけですよっ。殺し放題ぃぃっ!! 特に最終盤からの緊迫感がハンパねぇぇぇぇっ!!

しかし、あの本編12巻~14巻にかけてのベルくんの過酷な運命が、ヘルメスの気遣いのせいだったという衝撃の事実。いい迷惑すぎるだろ(笑)。

[ 2019.01.24 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか15 /大森藤ノ

過酷な遠征から帰還したベルたちの、ひと時の日常と過去を振り返る短編集。

リューさん(爆笑)。深層の決死行でベルとの絆を深めたリューさんのまさかのポンコツぶりが、いやぁ、おもしろいおもしろい。ラブコメだなぁ。今回は、ダンジョンでの熱い戦いはない代わりに、まったりとした日常とラブコメ展開が楽しいよね。……過去話の中では、ベルとヘスティアの出会いを描いた二つの短編がいい。ヘスティアは、次々と恋敵が登場する状況に、ちょっと残念な感じになっているけど、やはり、この二人の関係は特別感があるよなぁ。そして、もう一人のヒロインであるアイズたんは、えっと、エピローグのエピソードは、どうゆう意味を持つことになるんだ?

[ 2019.06.16 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア12 /大森藤ノ

都市の破壊者「エニュオ」との闘いもいよいよ完結。ロキ・ファミリアを中心とした冒険者の総力を上げた闘いが、うわぁ、手に汗握りまくりな熱い闘いの連続で、すげぇ。本編のベルの死闘も凄いんだけど、この外伝は、オールスター勢ぞろいのまさに総力戦といった感じで、戦いの規模がでかくて凄いわけよ。ただ、ヒロイン格のレフィーヤが目立つのは当然、フィンとリリの活躍が特に際立ってるのだけど、本来のヒロインなハズのアイズたんのバトルは、ちょっと他に食われてる印象。いや、エピローグのあれこれは良かったのだけど。でも、今回、表紙でメイン張ってるのになー。

とにかく、これで、『ソード・オラトリア』も一区切りなのだけど、本編ともども、次の新章はどうなるんだ? ……しかし、時間軸的には本編15巻の直後ってことで、いつの間にか本編を追い越してしまってるんだよな。今後は、ほぼ同じ時間軸で進めるのかしらん?

[ 2019.07.22 ]


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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeフレイヤ /大森藤ノ

女神フレイヤと【フレイヤ・ファミリア】の8人の眷属を描いたダンまち外伝。いやー、本編では、フレイヤの眷属というと迷宮都市最強のオッタルしか目立ってないのだけど、なにこいつら(笑)。想像以上に愉快な仲間たちで、楽しい楽しい。……そして、ラストの短編が意味深すぎる。酒場「豊穣の女主人は」思った以上にフレイヤと関わりがつよかったのか、いや、マジ、どういうこと?

そういうわけで、フレイヤと眷属たちは凄く魅力的だったのだけど、今回のゲストヒロイン、もう一人の主人公となっているアリィが、フレイヤたちに比べて大きく魅力に欠けていて、うーん、肝心の主人公がこれでは、この外伝の物語に関しては、正直いまいちだった感は否めなかったです。アリィのどこに輝きがあるの?フレイヤ様。

[ 2020.05.14 ]


ソフトバンククリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか16 /大森藤ノ

ラブコメ回。ベルとシルのデートを巡って、ヘスティアやリューやアイズ、フレイヤ・ファミリアの面々や「豊穣の女主人」の仲間たちも巻き込んでの大騒動。本編とは思えないくらいコミカルすぎるぞ(^^;。シルの恋心と秘密を軸に物語は展開するんだけど、コミカルな演出とシリアスなストーリー進行の落差が酷いな(笑)。

まあ、読んでる最中は、そんなコメディな印象が強かったのだけど、読み終わってみると、明かされたシルさんの秘密の衝撃が強くて、それしか意識が向かないケド。

いやー、今までの伏線から、そういう可能性はあるかとは思ってはいたけれど、実際、明かされると衝撃だなぁ。さらに、フレイヤの最後の一言のほうが強烈で、おいおい、フレイヤさん。性格的にそういう展開には持っていかないと思ってたよ。……次巻、どうなるんだ、これ!?

[ 2020.10.26 ]


ソフトバンククリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか17 /大森藤ノ

うわぁぁぁぁ、せつない恋心に苦しむフレイヤ様がとにかく素晴らしい!!

前巻の衝撃的なラストからの本気になったフレイヤ様のターン。美の神フレイヤ様と都市最大派閥の【フレイヤ・ファミリア】の本気がすげぇぇぇぇぇっっっ!! 並み居る冒険者を瞬殺し神すらも封殺っ!! 【ロキ・ファミリア】の主力がダンジョンを攻略中で不在とはいえ、いくらなんでもここまで実力差・戦力差があるとはっ。ていうか、フレイヤ様が本気になったら、ロキ様含めみんな、ぜんぜん役に立たねぇ(笑)。圧倒的な絶望っ!!

そこで、一番の絶望を感じるのは、もちろんベルくんなんだけど、孤立無援というかあの状況はめちゃくちゃ怖いよね。で、一方のフレイヤ様は、冷徹にベルくんの心を折りにいくように見えて、どうみても恋する乙女でいろいろと行動と判断がおかしいのが、ホントまったくたまらないんですよっっっ!! フレイヤ様!! フレイヤ様!!

次がフレイヤ編の完結巻ということらしいけれど、……うわぁぁぁ、フレイヤ様はどうなっちゃうんだ、これ!?

[ 2021.04.27 ]


SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか18 /大森藤ノ

いくらオラリオ最強のLv7と言ったって、オッタル強すぎだろ。いや、フレイヤとの恋愛が主軸の物語だったのに、オッタルの強さばかりが目立つのは、ダメなんじゃないか?

そゆわけで、フレイヤ編完結。物語としては、まあ、こういう展開になるよなー、という感じの予想通りの予定調和。その予定通りの物語の中で、オッタルだけが予想を超えて、あまりに強い、強すぎる。正直、フレイヤの初恋物語とし読むと、このオッタルの強さは不釣り合いでしかなくて、そこは手加減しろよっ!! いやー、ここで無理やり最強越えを描かなくても良かったんじゃないかなー。初恋物語を描くのであれば、あくまでバトルは脇役にすべきで、初恋もバトルもでは、物語の軸がボケやちゃうよねぇ。もったいない。

うーん、都市最強のオッタルとのバトルを見てしまうと、今後、アイズとの実力差も微妙でしかなく、描き方の幅が狭まっちゃうと思うのだけど、そこら辺はどうなるんだろ? フレイヤやリューとの今後の関係もあわせて、今後の展開が不安だなー。

[ 2023.01.31 ]


SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア(13) /大森藤ノ

すっかり忘れてたけど、ロキ・ファミリアVS「エニュオ」との大決戦を描いた『ソード・オラトリア』の12巻からの続き。『ダンまち』は最近ずっとフレイヤ編をやってので、すごく久々な感じなんだけど、『ソード・オラトリア』の方が本編より先に進んでいたので、時系列としては、これで本編と並んだだけなのか。

今回の内容は、前回、フィルヴィスとの別れで傷ついたレフィーヤが立ち直るまでを描いたもの。立ち直るきっかけとしてレフィーヤの出身元である「学区」が出てくるのだけど、世界を周遊する超巨大な学園艦って、舞台装置としてはフツーにもう一つシリーズが作れるような大掛かりな設定で、外伝とはいえ今から『ダンまち』に組み込むには無理があるだろぉぉぉっ!! いや、もともと設定としてはあったのかもしれないけど、それだけ大きな設定を本編に組み入れると、やっぱりいろいろと違和感多くて、正直、物語に入りきれないんですけど。

物語として王道で、盛り上がる展開は『ダンまち』らしくそこは素晴らしい。来月も『ソード・オラトリア』の続きが出るらしいので、本編でフレイヤ編が終わったことと合わせて、このエピローグのようで新しい展開を感じさせるようなこの巻で、綺麗に新展開に繋いでいく腹づもりなのかな?と思ったら、あとがきによると、次も団長達の過去話なのか。主要登場人物の最後の昔話って、どういうこと?

[ 2023.02.27 ]


SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア(14) /大森藤ノ

【ロキ・ファミリア】始まりの三人、フィン、リヴェリア、ガレスの入団時のあれこれを描いた短編集。今までは、【ロキ・ファミリア】の幹部たちということで一緒くたに見てたのだけど、この三人、年齢差がヤバくない? この年齢差で、よく仲間としてやっていけるなー。

それはともかく、どの短編も三者三様の綺麗にまとまった物語で、すごく面白かったっ!! リヴェリア、長寿のハイエルフとはいえ、その年齢でその若さ溢れる言動はヤベー。逆に、それからの数年で今のようになったのは、それはそれで変わりすぎだろ。で、変わらないのはフィンで入団時から完成されているのが凄い。ガレスは、……入団時には、すでに年齢的に全盛期は過ぎていたと思うのだけど、神の恩恵があるとはいえ、この世界の年齢や老化はどうなっているんだ?

まあ、こうなると、他の幹部の過去話も読みたいところだけど、これで主要登場人物の過去話はおしまいか。過去話は箸休め的な要素もあると思うんだけど、これで終わりということは、本編も、いよいよ佳境になっていくということなのかしらん?

[ 2023.04.17 ]


SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか19 /大森藤ノ

本編ナンバリングだけど、番外編的な青春学園ラブコメ。レッツアオハル☆。

【フレイヤ・ファミリア】との激闘を終えてこともあり、今回は箸休め的な回だけど、これはこれでコミカルでいいねっ。『ソード・オラトリア(13)』で出てきた「学区」が舞台。『ソード・オラトリア(13)』では、レフィーヤは先生役だったけれど、今回のベルくんは生徒役。この立場の差はいったい(笑)。物語としても『ソード・オラトリア(13)』の裏側の話なのだけど、今回は生徒役なだけあって、むちゃくちゃコミカルな味つけになってるな。いやー、おもしろいっ!!

完全にラブコメ回でもあるんだけど、アイズの絡みがないのは残念。というか、アイズたん、ライバルたちの影に隠れすぎて、すっかりヒロイン感がなくなってしまった気がする。一方、エイナさんの妹として新ヒロインのニイナが登場したけれど、今後、エイナとあわせたラブコメ展開が楽しみですな。いや、今後、ニイナがどういうポジションになるか次第ではあるのだけど。

それにしても、『ソード・オラトリア(13)』の時も感じたけれど、「学区」という巨大学園艦の設定は、フツーに新シリーズとして使うようなネタだと思うので、『ダンまち』本体に絡めてくるのは、ホントもったいないなー。『ダンまち』もサブシリーズが色々出て追えなくなってきてるのだけど(汗;、「学区」はせめてサブシリーズで良かったんじゃないかなー、とマジ思う。

[ 2023.09.23 ]


SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー(2) /大森藤ノ

『ダンまち』も番外編がいろいろ出て、最近よくわからなくなりつつあるけど(汗;、今回は、リューがメインの二冊目。『episodeリュー』の前回は、酒場「豊穣の女主人」だったけれど、今回は、【フレイヤ・ファミリア】との戦争遊戯直前、アストレアの元でレベルアップする話。

『ダンまち』の番外編はわりと本編に近いものが多いと思うのだけど、今回は番外編らしい番外編。【フレイヤ・ファミリア】との戦争遊戯を前にして焦燥に駆られるリューと、アストレアがオラリオを去ったあとに新しく作ったファミリアの後輩たちとの交流。後輩たち、というより、神アストレアのキャラがすげーいいね。溢れる母性というか、今まで『ダンまち』にはいないタイプだよね。

物語も綺麗に一冊に纏まった良作で、逆に、ここまで綺麗に纏まっていると、アストレア様や後輩たちも、なかなか本編に方に絡んでくるのは難しいか知らん? アストレア様が本編に出番がないとしたらもったいないよなー。

[ 2023.11.13 ]