たたかう! 図書委員


朝日新聞出版 朝日ノベルズ
たたかう! 図書委員 /水月郁見

ゴミ。主人公が図書委員の眼鏡っ娘ということで買ってみたのだけど、ストーリー構成も演出も、ひたすら出来が悪くて酷すぎ。当然のごとく、キャラも魅力がないどころか描写自体がちぐはぐで、えっと、ここまで酷くて、なんで本になってるの?

眼鏡っ娘が猫耳宇宙人と融合して正義のヒロインになるという内容紹介だったので、萌え系ストーリーかと思ったら、序盤では、無駄に長いくせに中身の薄い社会派的な設定ばかりを語り、中盤になってやっとストーリーが動き出したと思ったら、シリアスで重い雰囲気のまま、突如、荒唐無稽でアホらしい展開になるという……。ええっと、ギャグ? もしかしてギャグ路線のストーリー展開のつもりだったの? 笑えねぇ~~。いや、ギャグがやりたかったんなら、出来の悪い前半ばっさり削って、10ページぐらいの短編に纏めちゃえば良かったんじゃね? ただ、10ページに纏めたにしても、荒唐無稽なわりに、ストーリーラインは常識的で起伏に欠けるので、正直、笑えないと思うけど。

[ 2009.05.07 ]