星くず英雄伝


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星くず英雄伝(8) 鏡像宇宙の人形姫 /新木 伸

くぅ~~、エレナちゃ~~~~ん!!
あたしは、日頃からエレナさん派(アリエルと姫も好きだけど<をい)であるわけだけど、今回の設定、もう卑怯(^^;。なんちゅうか、「おにいちゃん」モード炸裂しまくり!! もうもう、ラストシーンとか、ひたすらくらくら~~。

さすがは、あたし的最高傑作級~~。昔は、ダントツで一番好きだったのだけど、最近は、『DADDY FACE』とかあるからなぁん(^^;。 正直、6巻以降はいまいちで、「素直に、5巻でやめときゃよかったのに~」とも思ってたのだけど、いや、8巻、これならばっちし、ぐーっだ。くぅ~~、やぱし、エレナちゃん、卑怯過ぎる~~。

しかし、久々に大きく話が動いてると思ったら、この話は、現時点であと2冊の予定かー。巻数が多少かかってもいいのだけど、4ヶ月ペースの予定っていうのは、……ちと、待ちきれないぐらい遅いと思うぞ。

[ 2000.11.10 ]


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星くず英雄伝(9) 鏡像宇宙の小姫 /新木 伸

無人惑星でのサバイバル生活。……作品にかかわらず、島編はつまらないというのは、周知の事実な予感。なんというか、ジークはあまり活躍しないし、女の子たちの攻撃もいまいちだし、かなり低調。この鏡像宇宙シリーズって、このテンションのまま、まだまだ続くというのですか? すごくいや。うが~~。

[ 2001.04.11 ]


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星くず英雄伝(10) 鏡像宇宙の英雄達(上) /新木伸

『星くず英雄伝』は、私が30年近くライトノベルを読んできた中で、特に好きなシリーズ。その『星くず英雄伝』が13年ぶりに続きを刊行。改めて既刊を読み返してみると、こんな中途半端なところで止まっていたのか。力を取り戻すためにヒーロー養成校に入学→修学旅行中に遭難という8巻からの一連の話の続きで、おそらく8巻を書き始める時点でプロットも完成していたと思われ、しかも、6巻以降は、正直、内容が薄くて書くのに時間がかかるようには思えないのだけど、どうしてこんなに時間がかかった!? しかも、この10巻も、クライマックスでもなんでもなく普通に話の途中だっ。あとがきを読むと、12巻までは予定が組んであるようだけど、ちゃんと順調に刊行されるのか???

まあ、それはともかく、13年のときを経たこの10巻、ああ、ちゃんとあの好きだった『星くず英雄伝』だ。この10年の新木伸は、『ヴァルツアーの紋章』や『星くず英雄伝』と比べると、出来が酷く心配していたのだけど、これは、あの往年の新木伸のテイストだ。懐かしい。ただ、イラストは、当時と同じ平井久司が担当してるのだけど、かなり印象かわっていて残念。昔と同様肌色の比率は多いのだけど、昔のようなエロさがない。カバーイラストも、わざわざセル調に変えて当時との違いを強調してこなくても良かったのに……。

ストーリーのほうは、6巻から続いていたグダグダな展開がようやく終わりそうな雰囲気で、新しい展開が見えてきたところで次巻へ続く。本番は次巻以降かしらん。考えてみれば、もうシリーズの半分は、ヒーローとしての力を失ったジークのモラトリアム的なグダグダな、中身のない話をやってるんだよなー。この10巻は、9巻の続きとしては違和感なく復活したけれど、次巻は『星くず英雄伝』が本当に素晴らしかった5巻までの面白さを再現してほしいなぁ。

[ 2014.11.03 ]


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星くず英雄伝(11) 鏡像宇宙の英雄達(中) /新木伸

いきなり別の世界で生活してたりするのは、『星くず英雄伝』の懐かしいパターンだな。猥雑な世界も、それに適応するジークたちのたくましさも、『星くず英雄伝』らしくて懐かしいなぁん。ただ、『星くず英雄伝』らしい展開と描写は悪くないけど、でも、相変わらずぐだぐだで進展しなさすぎだろ。もっと、シーンを取捨選択して削るべきなんじゃね(^^;。

10年以上待たされて、再始動した二冊目だけど、ほんと進まない。8巻から続く「鏡像宇宙編」だけど、当初3巻予定だったのに、この4冊目までで全くラストに近づいている感じがしないのなー。一応、そろそろ、鏡像宇宙側のジークたちと対峙しそうな感じではあるけど。ただ、鏡像宇宙側のジークたちって、格闘ゲームの2Pみたいな色違いなイメージで描かれるのかと思ってたのだけど、今のところ、単なる劣化コピーにしかならないような。単に、ジークが力を取り戻すためのかませ犬にしかならないとしたら、それはちょっとがっかりだ。せっかくこれだけページを重ねるんだから、きちんと期待も予想もいい意味で裏切ってほしいなぁん。

[ 2015.05.02 ]


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星くず英雄伝(12) 鏡像宇宙の英雄達(下) /新木伸

“15年の時を超え「武狭惑星編」が遂に完結!”と銘打ってるのだけど、「武狭惑星編」って、そもそも「鏡像宇宙編」の小エピソードでしかなくて、ぜんぜん終わった感じがしないんですが(^^;。でも、ここにきて、ようやく本来の「鏡像宇宙編」らしくなり、すんごくおもしろくなってきたーーっっっ!!

てかさー、「鏡像宇宙」らしい展開になるのに5冊もかかるとか、どういうシリーズ構成だってね。「鏡像宇宙編」は、当初、全三巻予定だったのに、いつまでたっても鏡像宇宙は出てこず、しかも無駄に増量された話が、端的に駄作でつまらなかったんだから、救いようがない。それがっ、黒ジーク&黒ラセリア登場で、ようやく面白くなってきたよっ!! 途中、13年の休止も加え、我慢に我慢を重ねて、これだ、これこそがおもしろかった『星くず英雄伝』だっ!! いやー、鏡像世界の黒い二人が出てきて、その二人と対決するような話になるだろうと思っていたのだけど、うわー、SSSのメンバを巻き込んで、まさか、そういう展開かいっ!! そして、ジェニーもまたうわぁぁぁぁぁぁっ!!

しかし、相変わらず、エロい描写が多いのだけど、えっと、学生中心で、ジェニーとか身体設定は何才だったっけか?(汗;。しかし、再開してからの平井久司のイラストはがっかりな出来だよなぁん。

[ 2016.04.09 ]