月と貴女に花束を


メディアワークス 電撃文庫
月と貴女に花束を /志村一矢

とにかく、すごく良かったです。この感動をどのようにして伝えれば良いのか。…そう、オレ的『ユミナ戦記』級!! <また、良くわからん称号を(^^;。いや、あたしが過去においてむちゃくちゃ好きだった『ユミナ戦記』並の作品である、ということなんでしが。

ストーリー的には、朝起きたら 見ず知らずの可愛い女の子と結婚していた、というラブコメ的にいかにもありそうな、ストーリー展開自体も、いかにもありがちに進行していくんですが、王道はスバラシイ! ということに尽きると言えよう。はじめから、もうエピローグの最後の最後まであたしがいかにも好きそうな展開が、これでもかこれでもかと言わんばかりに続きまくる。なんちゅうか、これを読めば オレの好みがすべてわかるゾ、という感じ。深雪さん良いねぇ。

あ、関係ないけど、青葉城がオレヒット。<なんのこっちゃ

[ 1999.07.03 ]


メディアワークス 電撃文庫
月と貴女に花束を2 妖龍の少女 /志村一矢

ストーリーは、めちゃくちゃつまらなくなっていますが、しかし、萌えテイストは、なんか凄まじくなってるんですケド(^^;。こりは、変に敵を作らないで、もう、深雪と由花との、くらくらするストーリーに終始すべし、というか、本来盛り上がるべきと思しき壮絶な戦い、邪魔(笑)。

前作は、変にいぢってない、素直で王道なストーリーが、オレつぼにはまったのですが、今回の話は、それが悪い方向に働いているというか、……ただの考えなしなんだもん。正直、読み切りならともかく、シリーズモノを書く力量は、まだまだ、この人ないんじゃないかしらん。あとがきにあった、全五巻予定、…かなりツライと思うぞ。

[ 1999.12.15 ]


メディアワークス 電撃文庫
月と貴女に花束を3 鬼神猛襲 /志村一矢

やっぱ、このシリーズ、めちゃくちゃ好きだぁ
……感極まって、なにも書けないけど、いや、中盤のテンションに比べて、後半、ちと弱いとか、思うところもあるけど、ほんと、こういう話好き。『最終兵器少女』とかもそうだけど、こういう痛い恋愛ストーリーってたまらない。とにかく、あたし的に、今一番の小説。

[ 2000.06.09 ]


メディアワークス 電撃文庫
月と貴女に花束を4 聖夜騒乱 /志村一矢

むちゃくちゃ好きなシリーズの最新刊。いかにも、ラスト直前の展開だと思って読み進めていたら、5巻が最終巻、しかも、4,5巻で前後巻ということらしい。ありゃ(^^;。

もう、序盤のらぶらぶモードのくらくら感がたまらなくて、しかも、これからの展開が、ああなってこうなって、ぐは~たまりゃ~~ん、というのが見えて、ほんと、あたしが好きな展開のオンパレード。……ちと、相馬が、かっこいいんだけど、あまりにあまりでアレなのだけど、いや、ほんと好きだよ、こういうの。さっさと、次読ませろ~~。

[ 2000.12.11 ]


メディアワークス 電撃文庫
月と貴女に花束を5 聖夜狂瀾 /志村一矢

いちばん大好きなシリーズの一つである『月と貴女に~』の新刊。……待ちすぎて、前の巻でどう終わったのか、忘れてます(汗;。
って、わっ、ラスボスとの戦闘の真っ最中なんですけど~。そうか、ここで終わってたんだっけ。…というか、この局面で、1年も待たすのは、いろいろと問題ありすぎると思うのですが。

そういうわけで、物語も佳境なので、戦闘ばかり。しかも、この巻が最終巻な予定だったのに、終わってないし。……うぅ、あたしは、深雪とのらぶらぶ新婚生活<ちげーを楽しみにしてるのに、こう戦闘ばかりでは、この不満を、どこにぶつければ、いいのかっ!!

それにしても、この巻、登場人物も、ストーリー展開も、この期に及んでそうするかっ!! って感じで、ちと、いやん。あぁ、やぱし、らぶらぶがないと、不満が多くなってしまう(^^;。

[ 2001.12.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
月と貴女に花束を6 聖夜終焉 /志村一矢

超最高傑作。いや、超最高傑作なんて言葉じゃぜんぜん足りない。今まで読んだ、どんな小説も、足元にすら及ばない。今、胸に抱えてる想いが、あまりに大きすぎて、ぜんぜん言葉で表せないけれど、とにかく良かった。……こういう書き方は、問題あるかもしれないけど、最近読んだ、数年に 1冊巡りあえるかという [文庫]『マリア様がみてる いとしき歳月(下)』ですら、ぜんぜん問題にもならないレベルな。とにかく、とにかく良かったよ~~。

作者の技量的な部分の問題もあって、多少不満な部分も なくもなかったけど、途中から、そんなものは、どうでも良くなった。特にあの、ラスボス戦の終盤~エピローグまでは、もう、素晴らしいということしか言えない。物語としては、もう文句のつけようがないエンディング。もともと、あたしのツボを突きまくりな作品ではあったけど、もう、とにかく良かった。はぁ~~~。

[ 2002.03.11 ]


メディアワークス 電撃文庫
月と貴女に花束を remains I /志村一矢

私がもっとも好きなシリーズ『月と貴女に花束を』の番外編兼続編の短編集。各短編の感想を簡単に↓。

銀の咆哮

静馬が主役の話、駄作。<をい や、ヒロインが出てこないしなぁん(^^;。

蒼の邂逅

鷹秋と燐と。『月と貴女に花束を』は、やっぱ、こうじゃないと~~。

雪の眠り

この前読んだ短編。やっぱ、こういうベタな感動系の話は上手いよね~。

いつか、あの背中に

睦美と燐と。や、素晴らしい~~。このお兄ちゃんっ娘な、睦美が、もうもう、くらくらだ~~。展開はベタなんだけど、や、ほんと、すごく良いよ~~。<って、志村一矢の場合、ベタだからこそ、素晴らしいのだけど(^^;

百連敗とイルカの夏

由花のその後。ストーリー自体は悪くはないのだけど、なんだか、はじめにストーリーがあって、そのストーリーのヒロインを、無理やり由花に置き換えただけ、という予感が。つまり、由花が、きちんとはまってない感じで、いまいち。

まあ、番外編&短編ということで、本編と比べると、やっぱり数段劣るか。しかし、あとがきによると、表紙が由花なのは、作者の要望とのことだけど、この『remains』って、どう読んでも、メインヒロインは燐なのに、なぜ、由花?

[ 2002.12.08 ]


メディアワークス 電撃文庫
月と貴女に花束を remains II /志村一矢

めちゃくちゃ好きなこのシリーズ、こんどこそ完結。……なのになのに、いまいち(T-T)。

炎の面影

シリーズと関係なければ、これもありだと思うのだけど、今更、いきなりじゃなくて、伏線ぐらいはっとけ~~。そもそも、その程度の雑魚にやられるな~~。……本編終了後の話としては、ダメダメ。

混沌の彼方

シリーズ最終話。……ラストに見合った強い敵と舞台を整えたいのは理解できるのだけど、戦闘に注力するあまり、肝心の、鷹秋x燐、直純x由花の描写が薄くなっちゃってるんですけど。本末転倒だよ(号泣)。そもそも、戦闘も含めて、前半に比べて、山場となる後半の描写が薄いのだけど、あとがきを読むと、もしや、ページ数を気にしてしまったとか? あぁぁぁ、粗筋はこのままで良いから、書き直せ~~~。

[ 2003.04.11 ]