事件シリーズ


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殺竜事件 a case of dragonslayer /上遠野浩平

……やっぱ、あたし的には駄作。
いや、こういう話は好きじゃないし、それにやっぱし、『ブギーポップ』で見せているような上手さは、全くないよね。ストーリー展開は、あまりに素直過ぎるし、結末も予想通りで、コレで終わりかい!というもの。キャラクターの描き方は、正直下手だと思うし。あたし的には、評価すべき部分がほとんどない。……ピストルアームぐらいだよ。

やはり、あたし的には、もっとラブラブな展開じゃないとダメでし。男2人、女1人といえば、恋のトライアングルらぶらぶモードを展開しないと、許せないお。

[ 2000.06.12 ]


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紫骸城事件 inside the apocalypse castle /上遠野浩平

密室殺人事件なミステリー。舞台は [文庫]『殺竜事件』と同じ。<『殺竜事件』は、あたし的に、上遠野浩平作品では、もっともつまらん、というか、駄作という評価だったり。

で、舞台が同じなので、あまり期待はしてなかったのだけど、[文庫]『殺竜事件』より、かなりおもしろい~。でも、めちゃくちゃ地味(^^;。いや、いかにもミステリーっぽいんだけど、どうにも、事件のスケールが小さいというか、登場人物も小物というか、全体的に、いまいちだよねぇん。<やっぱ、上遠野浩平の他シリーズにくらべて、圧倒的に、つまらない予感(^^;。

[ 2001.06.12 ]


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海賊島事件 the man in pirate's island /上遠野浩平 

さすが、上遠野浩平。特にラストが、くらくら。おもしろかった~~。

事件シリーズの最新刊。上遠野浩平の作品の中では、このシリーズは好きじゃなくて、評価もかなり低く見てるのだけど、これに限っては、ほんと、すごくおもしろかった。やっぱり、ED の出番が少ないからかしらん(^^;。むしろ、リスカッセと風の騎士の出番が多くて、この二人は、なかなかいいわ~~。三世も良い性格だよなぁ~~。あと、海賊の話をはじめとして、構成的な側面も、なかなかよくって、おもしろかった。ほんと、良かったよ~~。……願わくば、次巻も、リスカッセが活躍する話をっ!!

[ 2002.12.18 ]


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禁涙境事件 some tragedies of no-tear land /上遠野浩平

このシリーズ、やっぱりいまいち。や、せっかく魅力あるキャラを揃えてるのに、キャラでなく、あくまで、事件を中心に描いてるわけだけど、その事件が、どうにもしょぼい。どうせなら、もっとキャラを生かすように描けばいいのにぃ~。<っていうか、リスカッセ大尉の出番が少ないのが、大問題だっ!!

崩壊した禁涙境の過去の事件を語りつつ、ED の過去を織り交ぜた内容。連作短編風な構成は、ちと良かったか。でも、そうか、やっぱり、リスカッセも風の騎士も出番が少ないのが、私的にダメなんだな。

[ 2005.01.25 ]