半分の月がのぼる空


メディアワークス 電撃文庫
半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon /橋本 紡

最高傑作級ですかー。や、素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい~~~。

やぱし、橋本紡は 非SF が最高ですよっ。ボーイ・ミーツ・ガール、しかも、出会いは病院っ、わがまま病弱、もう死にそぉ~~~っ。とうぜん、ハートに直撃、せつない系で、お約束ぅ~~~。うきゃ~~~~~~~っ!! もうもう、素晴らしい、めちゃくちゃ素晴らしい。ほんとに最高っ!! 橋本紡の良いところが、もう発揮しまくりっ。って、こんなにこんなに綺麗に纏まってるのに、次巻、あるんかいっ。大丈夫なのかっ。それはともかく、ほんとに、さいこーーーーーっ!!

[ 2003.10.15 ]


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半分の月がのぼる空2 Waiting for the half‐moon /橋本 紡

やはり、橋本紡は、こういう SF でも ファンタジーでもない話を書くべきだっ!!

そゆわけで、わがままで横暴な病弱娘とその下僕を描いた話の第2巻。1巻で綺麗に終わっているのに、わざわざそれを続けるのはどうかと思うんだけど、まあ、橋本紡は、下手な SF を書くより、こういうのを書いた方が遥かに良いので、これはこれで許可。……ただ、全体に蛇足という印象は否めないし、やはり、1巻には遠く及ばないのは仕方ないかしらん。特に、新キャラの夏目のキャラメイクは完全に失敗だろ~。話の中の立ち位置が変だし、なんだかキャラを固めてないうちに書いちゃったという感じ。<そもそも、橋本紡の力量で大人を描くのは無理なんじゃないか?とも思ったりも

[ 2004.02.11 ]


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半分の月がのぼる空3 Wishing upon the half-moon /橋本 紡

うっ、うわぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。とりあえず、とりあえず、とりあえず、最高傑作級っ!!(予定)。<予定って一体(^^;

[ 2004.09.13 ]


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半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon /橋本 紡

夏目の話なんてどーでもいいんだよっ、里香を出せよ、里香をっ。って、なんじゃこりゃー、こんときしょー、なめとんかっ、くきぃぃぃーーーーーーっ!! あははははははははっ、某兄弟さいこーーーーーーーーっ!!

あああああっ、もうもうもう、デリシャスミラクル超最高傑作っ!! <意味不明(^^;。やっぱり、橋本紡、すごいっ!! 素晴らしすぎるっ!! 天才っ!! 最強っ!! SF もファンタジーもない、感動系のせつない青春モノを書かせたら、とにかく、向かうところ敵なしだよっ!! ほんとにめちゃくちゃ良かった~~~~~。小夜子さん、うきぃーーー、佐和さん、はふぅ~~~。

まあ、大きいところで粗がある予感もするけど、気にするなっ。あと、ここで終わっても綺麗で良かったと思うのだけど、これから、どう続けるつもりなんだろ。

[ 2005.02.20 ]


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半分の月がのぼる空5 long long walking under the half-moon /橋本 紡

橋本紡らしい内容で、余韻を感じさせる綺麗な結末。って、えー、これでさらに 1冊出るんですか(^^;。

物語的にはすでに前巻で終わっているので、大した事件もなく大きく盛り上がる内容ではないのだけど、余韻と今後を感じさせる最終巻らしい最終巻。エピローグは非常に綺麗で、大満足。……ただ、この巻も、正直、かなり蛇足感が漂っていたのだけど、さらに1冊って、うわー、これに何を足すというんだ~。や、めちゃくちゃ不安なんですけどー。<続巻向けの仕込みもあるんだけど、それこそ蛇足にしか見えないのがなー

[ 2005.09.14 ]


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半分の月がのぼる空6 life goes on /橋本 紡

うん、素晴らしい。いや、5巻ですでに蛇足感が強まっていて心配だったのだけど、退院後の二人の何気ない日常を描いてみるというのも、橋本紡の筆致であれば、確かにありかな。思いのほか蛇足感は感じず、今までの余韻に浸れる一冊でした。……これでとうとうシリーズ完結。ほんと、非常に満足なシリーズでした。

[ 2006.02.18 ]


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半分の月がのぼる空7 another side of the moon-first quarter /橋本 紡

すでに前巻で完結してる『半分の月がのぼる空』。この7巻は書き下ろしも含め今までの短編を纏めた番外編。うわぁ~、あまりライトノベルらしくなく、事件らしい事件もなく、あの素晴らしかった空気だけを届けるような内容。笑いもあるけど、なにより、ちょっとしたせつなさをメインにした、綺麗で心に染み入るテイストで、じんわりと心地良すぎぃ~。……いやぁ、橋本紡らしさが絶妙に出ていて、ほんと素晴らしすぎるぅ~~。

[ 2006.06.13 ]


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半分の月がのぼる空8 another side of the moon-last quarter /橋本 紡

短編集2冊目で、シリーズ最終巻。とりあえず、編集者、バカですか?<をい。や、この短編の中で、「雨(後編) fandango」を最後に持ってこなくて、どうするよ。……作品としては文句ない内容。なんといっても、「雨(後編) fandango」が、シリーズのラストを飾るに相応しいものでした。

そゆわけで、これで『半分の月がのぼる空』も最後となる短編集。本編自体は、6巻で完了していて、今までの短編を集めた、あくまで短編集という位置付け。全体的には、「短編集ならこんなもんかなー」という感じの可もなく不可もなしといった作品が多いのだけど、書き下ろしの「雨(後編) fandango」が、今までの想いを散りばめた大団円的な雰囲気を纏った作品で、非常に良かったです。だからこそ、あれはラストにもって来るべきだと思うんだがな~。一応、シリーズラストなのに、普通の短編集な構成にするなんて、何も考えてないとしか思えないのだけど。

[ 2006.08.14 ]