キノの旅


メディアワークス 電撃文庫
キノの旅 the Beautiful World /時雨沢恵一

キノの旅の話。<そのまま(^^;
帯に“今までにない新感覚ノベル”とあるけど、…確かに、電撃文庫には珍しいなぁ。章ごとに、別の国での様子が描かれている、読み切りの短編が合わさったモノ。どの話も、なんというか、哀しい童話というかそんな感じ。主人公キノ(←女の子ね)と、相棒のエルメス(←バイクみたいな奴)の、ストーリーの中心になる この1人と1台は、なかなか良い味を出してるし、ストーリー自体も悪くないのだけど、なにか物足りない。……そか、萌えも恋愛もないのか。<をい

[ 2000.07.13 ]


メディアワークス 電撃文庫
キノの旅II the Beautiful World /時雨沢恵一

ぐはっ、やられた。「優しい国」。あたし、こういうべたな話に弱すぎだよー。

基本的には 1冊目と同じテイストのオムニバス。教訓めいた、童話のような、綺麗な話のまとまり。ただ、オムニバスというと、『光の帝国 /恩田陸』とか[WIN]『銀色』<をい と比較すると、ちと物足りない、もう一工夫欲しい、……と、思いながら、読み進めてたのだけど、「優しい国」で評価一変。余裕の八十九点、最高傑作ですよー、って感じだ(笑)。

ただ、「優しい国」を除くと、1冊目と比べても、いまいち印象は弱い。やぱし、キャラ萌えも恋愛もないからなー。<をい 黒星紅白さんのイラストとの組み合わせといい、センスは抜群に良いお話なんだけど、こう、今一つ、弱いんだよねぇ。

[ 2000.10.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
キノの旅VIII the Beautiful World /時雨沢恵一

せっかくの「眼鏡の国」<ちげーは、まったく「萌え」が足りてませんっ!! ……それはともかく、あとがきが爆笑っ!! まあ、アイデアだけで、あとがきの内容自体はむしろいまいち、という説もあるんだけど(^^;。

そゆわけで、本編に関しては、いつも通りの内容なので、特に書くことなかったり。<をい 強いて言えば、ちといつもの『キノの旅』とは傾向の違う「船の国」はなかなか好み。萌え担当としてはかなり弱いけど、ティーには期待ですなぁん。

[ 2004.10.14 ]