悪魔のミカタ


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ 魔法カメラ /うえお久光

可愛い悪魔が、魂を取りに、家に押しかけてくる話。……前半の萌え的展開は良かったのだけど、後半、ミステリ色が強くなってからは、ちと、いまいち。いや、印象に残るシーンとかは多いのだけど、そういうシーンを中心に見せて行くタイプではなく、ストーリー展開や構成で見せてくタイプの作者さんだと思うのだけど、その中心となるミステリな構成で、稚拙なトコが目立つのよねぇ。まあ、作者さんもあとがきで、ミステリとして書き始めたのに、上手くいかなかったようなことを書いてるので、そこら辺は自覚してるんだろうけど。

しかし、続編がないといまいちな感じの話なのだけど(<そういう意味では、ラストも今一つしっくり来ないわけなんだけど)、逆に、続編を出すとして、どう決着着けるつもりなんだろ。

[ 2002.02.14 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(2) インヴィジブルエア /うえお久光

………………………にゃん。
素晴らしすぎる~~~っ!! <をい

ミステリとしては、いまいちだし、ストーリー構成も、あまり上手いとは思えないのだけど、独特の芸風が魅力なうえお久光のデビュー 2作目。や、この独特の芸風も、人を選ぶだろうし、むしろ、あたしは、選ばれない側の人なのだけど、前作と違って、今回の話は、ぐはっと来ました。っていうか、漢のロマン(^^;。

しかし、この似非ミステリ風味は、電撃文庫というより、富士見ミステリー文庫な予感が。

[ 2002.04.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(3) パーフェクトワールド・平日編 /うえお久光

やっぱり、嫌い。でも、くそぅ、おもしろいんだよ、こんちきしょ~~。……2巻は、「にゃん」にやられてしまったけど、でも、この独特なセンス、やっぱ、嫌いだわ。でも、読んでて、描写とか、ぞくぞくだよね。あと、ウィークポイントだったミステリー風味を払拭したのは、正義。はじめから、こういう方向性を堅持しとけば、良いものを。

それにしても、これだけ、女の子を出しまくって、ハーレム状態なのに、基本的に「萌え」を感じさせないというか、まるでそういう要素を勘違いしてるとしか思えないズレた描写に終始してるのは凄いな。まあ、そこら辺も、この作者の独特のセンスなんだけど。

[ 2002.06.13 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(4) パーフェクトワールド・休日編 /うえお久光

おもしろかった~~。とくに、漢っ! いや、趣味にあわないハズなのに、なんで、おもしろいんだ?というか、ほんとに趣味とあってないのか?という疑問がひしひしと(汗;。相変わらずの、作者の独特なセンスが綴られてる話なのだけど、や、ほんとに、おもしろい~~。

って、ただ、今回、構成とか、かなり下手だった予感が。まあ、そこら辺は、もともと、上手くないので、ミステリー風味も止めてください、というわけなのだけど。……逆に、ストーリー構成なんて考えずに、作者のセンスだけで勝負する方が、この作品的には、おもしろいと思う。

[ 2002.07.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(5) グレイテストオリオン /うえお久光

すごく好きだわ、このシリーズ。や、めちゃ面白かった。

1巻や2巻の頃は、「面白いけど、趣味じゃない、嫌い」という感想を持っていたと思うのだけど、あれはいったいなんだったんだろう。……もしかして、洗脳ですか、洗脳されてますか(汗;。<あの独特なセンスは相変わらずだと思うのだけど。いや、多少弱まってるかしらん?

とりあえず、下手だったミステリー部分がなくなったのは、素晴らしい。あと、多角関係恋愛モノとしての魅力が、ストーリーの中心になってるのも素晴らしい。加えて、巻頭のカラー漫画も素晴らしい、素晴らしすぎる~~っ!! や、マジ、綾とイハナの恋愛描写は、めちゃいいよ。最高~~。とにかく、このまま、今の路線で、びしばし進んでもらいたいっ!!

って、恋愛が中心になって、しかも、綾やイハナの視点が多くなってるのだから、俺評価が急上昇なのも、当たり前だよなん(^^;。

[ 2002.09.09 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(6) 番外編・ストレイキャット ミーツガール /うえお久光

素晴らしいっ!! ……へそとか(^^;。ま、来月発売の後半を読むまでは、評価は保留風味なのだけど、ただ、強力なシーンは凄いんだけど、全体的にはいまいちという感じが、番外編だしなー。あと、恕宇が、ちょっと可哀想すぎるかなー。

[ 2002.12.11 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(7) 番外編・ストレイキャット リターン /うえお久光

6巻、7巻と続いた番外編。この番外編は、結局、ちょっと、いまいち風味。特に、この7巻は、全体的に抑え目で、うえお久光らしい独特のセンスというものも、私的には、あまり感じられなかったり。

それにしてもだ。亜緒と由真のコンビは、素晴らしいよね~。この小学生編な番外編は、この二人と一匹こそが全てと思うのだけど、逆に、ここまで強力なキャラが、本編に出ていないとは、どういうことだっ。次巻以降に登場したら、それはそれで、興ざめなんだけど(^^;。……逆に、主役の恕宇は、終始、可哀想な役回りで、そこら辺が、この番外編の物足りなさを助長してる予感。せっかくの小学生なんだから、もうちょっと、美味しい部分も加味すれば良かったのに。<そゆのは、日奈の担当にしたんだろうけどさぁ

[ 2003.01.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(8) It/ドッグデイズの過ごしかた /うえお久光

え~~っと、感想は、とりあえず、次巻を読むまで保留。<というか、本編より、なかがきの、ベタベタすぎる漫才の方が、印象強い予感(^^;。

[ 2003.04.15 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(9) It/ドッグデイズの終わりかた /うえお久光

うっ、うえお久光って、こんなに、上手かったっでしたっけ(汗;。すげ~

構成的には、やっぱりどうかと思う部分もあるのだけれど、文章が、むちゃくちゃキレてた印象。マシンガン打ちまくりなシーンなんて、もう、くらくらくら~~。めちゃくちゃ良かったよ~~。あと、アトリのもろもろも、なかなか美味しいね~~。

って、でも、読み終えると、いまいち、なにか弱い予感。やっぱ、コウを取り巻く恋愛に、いまいち焦点があってなかったせいかしらん(^^;。

[ 2003.05.14 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(10) It/スタンドバイ /うえお久光

上手い、おもしろい、素晴らしい~~。

昔は、下手とか稚拙とか人を選ぶとか、そんな印象だった うえお久光なのだけど、もう最近は、めちゃくちゃ上手くて素晴らしいという感触。や、描くべきポイントをきちんと描いて、萌え的なサービス要素もきちんと入れて、ストーリー構成もきちんと考えてあって、そしてともかく、きちんとおもしろい。綾x小鳥遊も最高だし、菜々那の短編もいいし、ジィのエピソードも、イハナも、もうもうくらくら。あぁ、特にやっぱり『多分、出会ってなかったね』が、や~、とにかく、素晴らしい~~

[ 2003.08.14 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(11) It/ザ・ワン /うえお久光

最高傑作級っっっ!! 素晴らしい、めちゃくちゃ良い、すごく良い~~っっっ!!

巻頭のカラーイラストを見ると、神名木唯は眼鏡をかけているのだけど、中身を読むと、さほど眼鏡っ娘的ではないので、まあ、いいや。それはともかく、そーではなくて、もうもう、ラストで泣けるほどの感動~~。や~、構成は、わりとありそうな感じなのだけど、とにもかくにも、魅せ方が、盛り上げ方が、上手い上手い。文句のつけようもなく、とにかくとにかく、面白かった~~~。さて、肝心の次巻は、いったい、どうなる~~~。

そゆわけで、簡単に内容を書いとくと、吸血鬼との対決、待て、次号! いやぁ、この前哨戦は、とにかく、私、大絶賛なのだけど、ただ、ここまで期待を盛り上げると、次巻は、わりとキツイんじゃないかしらん(^^;。<期待を裏切らずに面白かったら、ほんと、もう、どうしよ~~

[ 2003.11.11 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(12) It/ストラグル /うえお久光

ライトノベルは挿絵の影響が大きいことを、改めて認識する。つまり、唯は本文中ではさほど眼鏡っ娘属性を垣間見せないのだが、挿絵があるがゆえに眼鏡っ娘であると認識し、そこから特殊な感情の想起にいたるわけだ。でも、複雑な眼鏡理論により俄かに納得するわけにもいかないので、とりあえず、水彩萌えと書いとく。<をい

そゆわけで、もはや、『悪魔のミカタ』じゃなくて、もう、別シリーズになってまーす。<これはこれで面白いんだけど、さすがに、そろそろ決着つけるか、せめてメインキャラを登場させないと、マズイだろ~。<ほんとに次巻で《It》編終わるの?(^^;

[ 2004.02.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ(13) It/MLN /うえお久光

いやぁ、面白かったっ!! とにかく見どころの 山本さんxサクラも素晴らしければ、ストーリーの締め方は秀逸で、コウの扱いもグッドっ!! ……一連のザ・ワンの話は、『悪魔のミカタ』でやるには、無駄なサイドストーリーが多くて冗長でバランスが悪いという印象が否めないと思うんだけど、まあ、面白ければ、それで良いや。500ページ超でも、いっきに読ませる内容は、ほんとに素晴らしいわ。

[ 2004.07.11 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ666 スコルピオン・オープニング /うえお久光

セックスっ!! セックスっ!! って、だははははははははははっ。リビドー全開、目指せセックスっ!!な展開に、ひたすら大笑い。ラブ方面に大きく舵を切ったような内容なのだけど、そうはいっても、どういうラブコメ展開だよ、それは(爆笑)。

2年半ぶりの『悪魔のミカタ』は、2学期編スタート。前巻<it>編で、大量の魂を回収し、願いを叶えるのにあと一歩というところまで迫ったコウ。新たな局面を迎え、コウたちの新学期が始まる……。や、サブタイトルの通り、まさに新章のオープニングといった内容なのだけど、とにかく笑った笑った大笑い。そしてニヤニヤしっぱなしっ!! マジにどういうラブコメ展開だよっ!! あくまでオープニングなので、本格的な戦い、ラブバトルは次巻からだと思うのだけど、非常に期待できます。楽しみです。うひぃ~~~~~~~~。

[ 2007.02.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ666(2) スコルピオン・テイル /うえお久光

イハナさいこーーーっっっ!! もうもう、三日目のイハナがほんとに素晴らしいっ、はぅ~、くらくらですぅ~~。

願いを叶えるには『イブ』が必要。果たして、コウとセックスして『イブ』となるのは誰かっ!! というわけで、状況を知らずに発情状態に置かれたコウと、コウを誘惑しようとする、小鳥遊恕宇、真嶋綾、舞原イハナの三人、という話。正直、もっとラブでバトルでエロエロな内容になるかと思っていただけに、期待とは異なる展開はちと残念に思ったりもしたんだけど、なにはともかく、ほんとイハナが素晴らしいぃぃ~~~。うひぃ~~~。……それにしても、伏線が張られまくりでどんどん話が膨らむ膨らむ。まだまだ序盤ということですかっ。先の展開がまったく見えないわけですがっ!! いやもう、続きがめちゃくちゃ楽しみです。

[ 2007.07.12 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ666(3) スコルピオン・デスロック<上> /うえお久光

次期生徒会長の座を賭けた体育祭―『紅白祭』がはじまる。ということで、この巻は、『紅白祭』前半戦まで。や、ラストの引きをはじめとして、後半戦を読まないとなんとも言えない内容なのだけど、とりあえず、初っ端からエロく、そして、126ページのイラストが素晴らしいです。あとはやっぱり、イハナは可愛いねぇ~。

[ 2007.09.12 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ666(4) スコルピオン・デスロック<下> /うえお久光

だはははははははははははははっ、はっはっはっ裸かぁ~~っ、もう、めちゃくちゃおもしれぇーーーーっっっ!!

『紅白祭』後編。《グレイテストオリオン》の影響で“熱血化”する生徒達。『紅白祭』も佳境に入り、“熱血化”は人知を超えてさらに激しく燃え上がるっ!! と、もう、想像を越える、先が読めない展開。そして、その展開のひとつひとつが、とにかく楽しく大笑いしまくりで、にやにやも止まらないっ。ほんと、ひたすら面白かったぁ~~。最終競技の棒鳥騎馬戦は、もう凄まじいとしか言えないのだけど、洋平との結末も凄いよなぁ。いやぁ、本当に、面白かったっ!!

[ 2007.10.10 ]


メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ666(5) モンストラムレッド /うえお久光

眼鏡まつりっ!! <ちげー。や、眼鏡の描写がなかなか秀逸、素晴らしいっ!! いやぁ、めがねめがねめがねぇ~~~。

姿を消した『ノットB』。そして、イハナと付き合いだしたコウの周りで、様々な思惑が錯綜する……。と、新章スタートということで、読者おいてけぼりな勢いで、意味不明な伏線が張られまくりっ!! いやぁ、すごいすごい。とにかく、続きが非常に楽しみ。全く先が読めねぇ~~~。

[ 2008.02.18 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
悪魔のミカタ666(6) ノットB /うえお久光

今巻は、タイトルどおり堂島コウのコピーであるノットB側のアレコレ。示唆される黒幕の存在、ノットB改めノビ・コースケの覚悟。そして、眼鏡の秘密は? ……まあ、ノットB視点で描くことにより、伏線の整理整頓をしてるような話だったけれど、わりと忘れてるなー。前巻からも 1年ぶりだし(^^;。しかし、こういう立ち位置になるってことは、今後は、コウでなく、ノビが主人公として展開するのかしらん? あとがき読むとそうとは限らないみたいだけど。や、ノビ視点のほうが、明らかに燃える展開なりそうなんですがっ!!

[ 2009.02.09 ]