ローマ人の物語


新潮社 新潮文庫
ローマ人の物語1・2 ローマは 1日にして成らず上・下 /塩野七生

ローマの話より、アテネvsスパルタの話の方がおもしろいのは、気のせいですか(^^;。

や、こういう内容の本は、「だいたいは知ってます」という知識レベルで読むとおもしろいと思うんだけど、ギリシアはともかく、ローマの、しかも王政時代なんて、さっぱりプー。建国時のエピソードぐらいはさすがに知ってたけど、それ以外は、全くわかりません(汗;。って、受験は地理だったので、仕方ないにょだよ。あぁ、カエサルとかは、いつになったら登場しますかーーーっ!!

まあ、ローマはあまり知らないからこそ、読んでみようと思ったわけなんだけど。イタリア半島統一まで、というと、戦国シミュレーションでいえば、序盤のいちばんおもしろい段階で、確かにエピソード的におもしろくはあるんだけど、やはり基礎知識が弱いとツライ。せめて、もちっと解説を増やして欲しいと思ったり。

[ 2005.01.02 ]


新潮社 新潮文庫
ローマ人の物語3・4・5 ハンニバル戦記上・中・下 /塩野七生

いわゆる教科書レベルの知識しかなかったのだけど、もう、めちゃくちゃおもしろかった~~。3巻をかけて、大国カルタゴ、名将ハンニバルとの戦い。とにかく、人、死にすぎっ!! 奴隷売りまくりっ!! 気持ちの良い個性豊かな漢たちが一進一退の攻防を繰り広げるのだから、これがつまらないわけがないっ!! ほんと楽しすぎる~~。

これでローマも地中海世界を制覇。いよいよ覇権国家の性格が強まってきますな。

[ 2005.01.07 ]


新潮社 新潮文庫
ローマ人の物語6・7 勝者の混迷上・下 /塩野七生

うわぁ、ぐだぐだすぎ。共和制末期ってここまでぐだぐだだったのかぁ。や、今までよりも良く聞く人が出てくるようになってきたけど、この時代のローマ、しょうもねぇ~~。とりあえず、ぐだぐだだと、いまいちおもしろくないな(^^;。……次巻で、いよいよカエサルかぁ。

[ 2005.02.11 ]


新潮社 新潮文庫
ローマ人の物語8・9・10 ユリウス・カエサル ルビコン以前 上・中・下 /塩野七生

やっぱり、ルビコン越えはかっちょいい。うひょ~~~~~~。や、特に、ラビエヌスの描写が心憎いねぇ。

そゆわけで、カエサル誕生からルビコンを渡るまで。なんだか、今までと比べて、より叙情的でカエサルに傾倒した語り口で、ちと気になったり。や、そういう切り口なら、素直にカエサルを主人公にした小説にしてしまえばいいのに。……それにしても、ガリアを含めてカエサルの一連の戦いは、シミュレーションゲームのリプレイみたいに出来すぎだよ。なにかと反乱するガリア人楽しすぎる。あとは、この時代のイギリスとゲルマンの描写も面白すぎる~。

[ 2005.04.01 ]