上と外


幻冬舎 幻冬舎文庫
上と外 1~4 /恩田 陸

日曜に買ってきて、さくっと最新の 4巻まで読了。って、でも、1冊が薄くて、4冊あわせて、1日半で読み終わってしまうのは悲しい(T-T)。……で、内容は、兄と妹とマヤ文明な話。こんな文庫でも、流行りな兄妹ネタをもってくるとは~。マヤネタのせいか、なんとも、夢枕獏の[文庫]『荒野に獣 慟哭す』を思い出してしまい、妙な気分。今後、格闘シーンとかないのかー。

[ 2001.04.18 ]


幻冬舎 幻冬舎文庫
上と外 5 楔が抜ける時 /恩田 陸

マヤの遺跡が眠るジャングルの中での兄妹の絆を描いたお話の 5巻目。全6巻のうちの 5巻目ということで、いままでの伏線が、びしばしと明らかになっていく巻。う~、クーデター政府の声明というか、主張が、あまりに幼稚で、ちと、がっくし。っていうか、これが、メインテーマですか?

まあ、概ねおもしろいのだけど、もっと、チカ@妹の出番を。らぶらぶを!! <ちげー。

[ 2001.06.19 ]


幻冬舎 幻冬舎文庫
上と外 6 みんなの国 /恩田 陸

兄妹の一夏の経験を描いた最終巻。って、ラストに至るまで、つぎつぎと問題が発生して、息もつかせぬ展開というのは、良いのだけど、なんだか、やけに、説得力が希薄というか、設定が幼稚というか。ファンタジーならともかく、現実世界が舞台なので、なおさら、そんなことを思ったり。まあ、とにかく、勢いのあるシナリオで、ラストも、けっこう、目が潤んだりもしたので、おもしろい作品であることには、間違いないのだけど。……考えてみれば、主人公、子供だし、もしかして、子供向けの作品? それなら、納得だけど。

[ 2001.08.07 ]