好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


2025 1 20

一二三書房 サーガフォレスト
オルクセン王国史 ~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~ (1) /樽見京一郎

えっと、オークは野蛮に書かれてないし、エルフも平和に暮らしているわけではないんだか(笑)。

物語は、エルフの国の民族浄化、大量虐殺から逃れたダークエルフが、逃れた先のオークの国の軍隊に組み込まれ、エルフの国に復讐を図る、という感じかな? いや、1巻では、オークの国「オルクセン王国」の説明、特に、軍事組織の説明がメインで、エルフの国との開戦までにはまだまだイベントがありそう。あとがきによると、「兵站」が大きなテーマの一つということで、いかにも細かな軍事設定好きのミリタリー小説という感じ。ファンタジーでよくある剣と魔法の物語ではなく、ほとんど「銃」だけだしなぁ。

「兵站」が大きなテーマというだけあって、全国に鉄道網が整備された近代が舞台。鉄道はあるのに航空機や戦車はない文明レベルみたいで、銃火器と騎兵がメインの軍隊っぽいのがおもしろい。ダークエルフが騎兵してるとかすごく映えるもんな。アメリカ南北戦争あたりの時代感なんだろか? 銃火器メインなのに塹壕戦前という時代設定にロマンを感じる。いや、今後の展開によっては、塹壕線や爆撃機とかも登場するのかもしれんけど。

ミリタリー系のファンタジー小説かな?と思って読んでみたのだけど、期待通りの内容で、ディネルースとグスタフの関係も楽しく、非常におもしろかった。ただ、まだ開戦まで至ってないので、戦争をどういう風に描くんだろうかなー。

[ オルクセン王国史 ]


2025 1 19

イーロン・マスクの買収による Twitter の混乱により中断していた ライトノベル人気投票『好きラノ』ですが、今回、試験的に Bluesky 上で開催してみました。Bluesky上だと、まだまだライトノベル読者は少ないと思っていたのですが、想定より多い 260名の方に投票いただきました。ありがとうございます。

総合

  • 1位(65票) 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。 / 永野水貴
  • 2位(33票) 薬の魔物の解雇理由 /桜瀬彩香
  • 3位(32票) 魔王と勇者の戦いの裏で /涼樹悠樹
  • 4位(30票) 不良聖女の巡礼 /Awaa
  • 5位(20票) 悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。/雨川透子
  • 6位(19票) 小さな妖精に転生しました /fe
  • 7位(14票) 天才魔術師を弟に持つと人生はこうなる /江崎乙鳥
  • 7位(14票) 悪女矯正計画 /さくたろう
  • 9位(13票) サイレント・ウィッチ /依空まつり
  • 10位(12票) 死に戻り花嫁は欲しい物のために、残虐王太子に溺愛されて悪役夫妻になります! / 雨川透子
  • 10位(12票) 虐げられた追放王女は、転生した伝説の魔女でした /雨川透子

新作部門

  • 1位(30票) 不良聖女の巡礼 /Awaa
  • 2位(19票) 小さな妖精に転生しました /fe
  • 3位(14票) 天才魔術師を弟に持つと人生はこうなる /江崎乙鳥
  • 4位(14票) 悪女矯正計画 /さくたろう
  • 5位(12票) 死に戻り花嫁は欲しい物のために、残虐王太子に溺愛されて悪役夫妻になります! /雨川透子

既刊部門

  • 1位(65票) 恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。 /永野水貴
  • 2位(33票) 薬の魔物の解雇理由 /桜瀬彩香
  • 3位(32票) 魔王と勇者の戦いの裏で /涼樹悠樹
  • 4位(20票) 悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。 /雨川透子
  • 5位(13票) サイレント・ウィッチ /依空まつり

投票は各巻ごとに受け付けていますが、ここではシリーズ毎にまとめて集計しています。詳細は、詳細結果のページ を参照ください。

総合1位は『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。』。宝島社『このライトノベルがすごい!』でも、2024年版で1位、2025年版で5位の人気作なので、納得の1位ですね。

特筆すべきは、総合2位の『薬の魔物の解雇理由』で、今回対象になった4巻は、作者の桜瀬彩香先生が亡くなられ、この4巻を出すために立ち上げたウィーム出版からの刊行。『薬の魔物の解雇理由』は過去の「好きラノ」でも上位に入る人気作なのですが、ほんと愛されていますね。

[ ラノベ人気投票『好きラノ2024』の結果発表 ]


2025 1 18

[映画] 機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning

ネタバレを踏む前に見にいって良かった。おもしろかったっ!!

スタジオカラー制作で話題の新しいガンダム『GQuuuuuuX』、TVシリーズ前の先行劇場版を見てきました。いやー、これ、明らかに事前情報なしの初回視聴がおもしろいタイプの作品で、あまり情報を知らないまま見れてほんと良かった。事前に情報を知っていたり、繰り返し見たりすると、おもしろさが半減どころかむしろ不満出そうな作品なんだよね。そもそも真性のガンオタだと怒る人も多そうな作りだしなー。あくまで、インパクト重視の一発ネタみたいな作品なんだよね。こんなん卑怯すぎるわ(笑)。

とにかく、ファーストガンダムを知っていると無茶苦茶楽しめると思うのだけど、一方、前半と後半が全然違う作品になっていて、一本の劇場版という体裁なのにどうよ?という気もする。まあ、今後放送予定のTVシリーズの続き次第か。TVシリーズを通して見ると印象変わるかもしれない。ただ、後半は、個人的に微妙に感じたのよね。うーん、ファーストのネタを散りばめつつも、新規の若者向けを狙った作風に見えたのだけど、それがあまりにチグハグすぎて、さっぱりわからん。どこら辺の世代を狙ってるんだ? さらに、あのラストから、物語をどう転がすつもりなのか、それもさっぱりわからない。結局、続き次第かー。なんやかんやで、スタジオカラーに弄ばれてる気がするなー。

[ [映画]『GQuuuuuuX Beginning』感想 ]

ろぐ

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