好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


2020 9 26

ライトノベル評論について、主だった書籍などを年代順にまとめてみました。

2004年8月に出版された『ライトノベル完全読本』がライトノベル評論のはじまりと言われてますが、遡ると2001年頃から「ライトノベル」という呼び方が広まりだし(「ライトノベル」という言葉自体は1990年に誕生)、2003年頃にはネットを中心に盛り上がるようになり、2004年になると読売、朝日、日経などの全国紙で取り上げられ、そして、2004年の夏から冬にかけて次々と関連本が出た、という流れですね。

「ヤングアダルト」からの看板の書き換えではあるんですが、「ライトノベル」という聞きなれない小説群が、新しい最先端の文学としてもてはやされたのが、この00年代初めのムーブメントでした。

もともとライトノベルに強かったのは「SFマガジン」、そして、三村美衣や大森望といったSF系の書評家だったので、初期のライトノベル評論が「SF史観」と言われてたのはそのせい。だって、1990年代にライトノベル(当時はヤングアダルトといった)の書評を書いてたのって、「SFマガジン」の三村美衣しかいない。当時は、新しく最先端の文学!?だったので、とにかくライトノベル専門の書評家がいなくて、なので、初期のライトノベル本ではだいたい三村美衣が語ってるという状況でした。

ライトノベル評論は、初期こそ「SF史観」と言われましたが、ただ、その後のライトノベル評論をリードしたのは、宝島社の『このライトノベルがすごい!』と、大橋崇行や山中智省といったライトノベル研究会に所属する研究者の方々です。

でも、『このライトノベルがすごい!』は、ランキング以外の記事は話題にならないし、研究会の書籍や研究会がやってた「ライトノベルフロントライン大賞」は話題にすらならないし、そもそもライトノベル研究会の活動そのものが2020年4月で終了しちゃったんですよね。ライトノベル研究の未来はいったい……。

ライトノベルの定義なんかも、もう20年近い議論の蓄積があるんですが、いまだに20年前に2chで言われてた「あなたがライトノベルと思うものがライトノベルです。ただし、他人の賛同を得られるとは限りません」で止まったままの人が多くて、結局、誰もライトノベルの評論や研究なんかに興味なくて見てないんです。

最近話題になっていた「ライトノベルに批評は必要か?」ってことに関しては、「必要」と言ってる人も含めて、本心では誰も必要としてない気がします。

関連リンク

[ ライトノベル評論について纏めてみた ]


2020 9 21

TOブックス
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身III」 /香月美夜

貴族院三年目にして初めての表彰式。表彰されているのを見ると、改めてローゼマインの異常さが際立つよな。まだ上級生がいるにもかかわらず、表彰を総なめにし、一人でエーレンフェストを上位に押し上げる優秀さ。一方、エーレンフェストは、不釣り合いに高い順位の問題が強調されている感じで、明らかにヤバイ。エーレンフェストがフェルディナンドを失ったの、マジ大ピンチなんじゃね?

そのフェルディナンドとの久々の再開もあったけれど、ローゼマインを超える天才が、あのアホなディートリンデも、アーレンスバッハの他の貴族も、いまだ掌握できていないのはいったい……。そういえば、ディートリンデの描き方にはずっと違和感があって、ライバル的なポジションの悪女令嬢としては無能すぎるし、天然バカな愛されキャラとしては作者の書き方が厳しくて、正直、作者がなにを考えているのかよくわからない。親のゲオルギーネから興味を向けられていない可哀想な子というのはわかるんだけど。

ゲオルギーネもラスボスっぽいポジションのわりに、フェルディナンドをエーレンフェストから引き離して、もっといろいろ動きそうな感じだったのが、ちょっと動きが微妙っぽいのがなー。裏でなんかやってるみたいだけどさー。

[ 本好きの下剋上 ]


2020 9 20

バンブーコミックス タタン
星屑セレナーデ 星の瞳のシルエット another story (3) /柊あおい

正体を明かさないキャラが増えるんだけど(^^;、司はともかく、向日葵は日野夫婦のお子さんかしら???

そゆわけで、『星の瞳』の20年後を描いたシリーズ第三弾。うーん、前作とリンクのあるキャラが登場するときはおもしろいんだけど、主人公・柚希が痛くて読むのがつらい。少女漫画のテイストに寄せてるんだろうけれど、やっぱ、大学生にしては幼すぎるよなぁ。中学生、せめて、高校生設定だったら良かったんだけど。東北大が舞台だったら仙台二高生あたり設定すればよかったんじゃね? ついでに元男子校の仙台二高らしく、男子高生にしちゃえば良かった気がする(笑)。

しかし、向日葵が日野夫婦のお子さんかどうかはともかく、真理子の登場は難しいか!? そして、香澄はどうした、香澄は!!!!

[ 『星屑セレナーデ(3)』感想 ]

ろぐ

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