好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


2019 10 15

徳間書店 トクマノベルズ
ハイスクール・オーラバスター・リファインド 千夜一夜の魔術師 the magician /若木未生

4年ぶりの新刊っ!! 刊行ペースは開きまくっているし、売り上げ的にも厳しそうなので、続刊出るか怪しい感じもしてたのだけど、ちゃんと出た、ちゃんと出たよ。完結まであともう少しなので、きちんと最期まで描いて欲しい。って、今回は、番外編的な中編かいっ!! ……それにしても、90年代を代表する大人気ライトノベルシリーズなのに、『十二国記』や『スレイヤーズ』の新刊に比べると、世間での扱い小さいよね(^^;。

まあ、それはともかく今回は、幻将との戦いを描いた第二部?と続く最終章の橋渡しになるような中編二作。本番は、あくまで次巻からなんだけど、各キャラともめんどくさい内面をしてるのは相変わらず。完全に若木未生全盛期の筆致で描かれていて、きちんと『オーラバ』してる。今でもこれが書けるのは、若木未生、凄いよな。でも、みんながスマホを使ってるのは、やっぱり違和感ある。お前ら、90年代の住人じゃないのかっ!!

あとがきを読みと、30周年記念のCDブック が出てたのか。声優陣が懐かしい感じなのは、昔のドラマCDにあわせているのかしらん。昔のドラマCDは買ってたはずなのに、水谷優子以外のキャストは忘れてるなぁ。水谷優子の演じていた神原亜衣のキャストが変わっているのは、当然なんだけど、せつない……。

[ ハイスクール・オーラバスター ]


2019 9 30

小学館 ガガガ文庫
プロペラオペラ /犬村小六

犬村小六が送る新シリーズ。『とある飛空士シリーズ』を彷彿とさせる空戦モノですよ!! 第一王女イザヤと国賊として皇籍を剥奪されたクロトが、大国ガメリア合衆国に立ち向かうファンタジー戦記。国のために生命を賭けて、絶望的な戦いに身を投じる展開。この一巻から、熱く感動的な展開で、素晴らしい、素晴らしい!!

物語の下敷きになっているのは太平洋戦争で、開戦初期のアメリカと日本を固有名詞を変えつつなぞったような設定なのだけど、ところどころ、現実の固有名詞そのままなのは、どういう演出だ!? ミッドウェイ海戦よろしく、日之雄艦隊の危機的状況からの決死の艦隊戦が熱い!! いや、熱いだけではなく、コメディ多めのラブコメ展開もいいんだよなぁ。自信家で大言壮語なツンデレ気質の主人公って、駆逐艦「井吹」の他の乗組員を含め、とにかくコミカルな雰囲気なのだけど、それが、悲惨な戦争に突き進む物語にいい感じでアクセントになっていて、いい味出してる。おもしろい。

しかし、敵役のカイルは、金を持ってるだけの小物にしか見えなくて、クロノの敵としては、ちょっと物足りないよなぁ。そもそも、軍事で勝っても経済で勝たないと意味がないように思えるのだけど、そこら辺、どうしていくつもりなんだろ?

[ プロペラオペラ ]


2019 9 24

バンブーコミックス タタン
星屑セレナーデ 星の瞳のシルエット another story (1) /柊あおい

COMICタタン」で連載中の『星屑セレナーデ』が、単行本に纏まって発売っ!! いやー、Web連載でもきちんと紙の単行本が出るんですね。Webで第一話を読んだ時の感想は こちら です。

Web連載で読んでるので、柊あおい先生のフリートークなり+αがあるのを期待してたのだけど、残念ながらフリートークやあとがき等はなし。特典は、「りぼん」時代の復刻シールかな。『星の瞳』のファンって年齢的にすでに40代になってると思うのだけど、特典が子供向けのシールって……。いや、懐かしいんですけどね(^^;。

この第一巻は、Web連載の第6話(2019年5月掲載)分まで。まあ、この巻に収録されてる分については、主人公の柚希が久住教授に一目惚れし、その後、結婚してることを知ってショックを受けるという予定調和の話でしかなくって、Web版で読んでると、おもしろくなってくるのは、ここからなんだよな。ぶっちゃけ、柚希の恋ごころはどうでもよくて、興味があるのは、コージの正体と旧キャラで誰が出てくるか?ってところだろ(笑)。そもそも、主人公の柚希に関しては、大学生活はあんまり仙台の大学生らしさのようなリアリティが感じられないし、久住教授への想いの描き方もちょっと弱くて、いまいち魅力がないんだよなぁ。

[ 『星屑セレナーデ(1)』感想 ]

ろぐ

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