2023年 11月 13日
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SBクリエイティブ GA文庫
◆ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー(2) /大森藤ノ -
『ダンまち』も番外編がいろいろ出て、最近よくわからなくなりつつあるけど(汗;、今回は、リューがメインの二冊目。『episodeリュー』の前回は、酒場「豊穣の女主人」だったけれど、今回は、【フレイヤ・ファミリア】との戦争遊戯直前、アストレアの元でレベルアップする話。
『ダンまち』の番外編はわりと本編に近いものが多いと思うのだけど、今回は番外編らしい番外編。【フレイヤ・ファミリア】との戦争遊戯を前にして焦燥に駆られるリューと、アストレアがオラリオを去ったあとに新しく作ったファミリアの後輩たちとの交流。後輩たち、というより、神アストレアのキャラがすげーいいね。溢れる母性というか、今まで『ダンまち』にはいないタイプだよね。
物語も綺麗に一冊に纏まった良作で、逆に、ここまで綺麗に纏まっていると、アストレア様や後輩たちも、なかなか本編に方に絡んでくるのは難しいか知らん? アストレア様が本編に出番がないとしたらもったいないよなー。
2023年 11月 4日
- ◆ [GAME] 信長の野望 出陣 /コーエーテクモゲームス
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プレーヤーレベル、カンストっ!! 上限のLv50になりました。
9/16からはじめて50日ほどで達成。地域格差が激しいゲームなのでこのペースが早いか遅いかわからないのだけど、どちらにしろ二ヶ月かからずにカンストするのは上限が低すぎだろ。……レベル30超えると、レベル上げる意味がそもそもないんだけどさ。
スマホの位置情報を使った「歩く」ゲームのはずなんだけど、レベル30を超えると歩く必要なくなるんだよねー。基本、ガチャを回して編成を調整するゲームになるのよ。ただ、この編成をちまちまいじるのがおもしろい。SSRの武将だけでなくSRやRの武将も役にたつので、いろいろと編成のしがいがあって、というより、ポッと出のSSRの武将がそもそも役に立たないのよ。このゲームバランスって、お気に入りの武将を育てようと思ったらガッツリ金額を突っ込む必要があると思うのだけど、課金まわりが高額な金額設定なこともあって、ちょっと光栄の金銭感覚が怖いわ。いや、光栄は、昔から強気の価格設定なんだけどさー。
まあ、自分は課金してないからいいんだけど。というか、ガチャ回しておじさんゲットしても嬉しくないので、最近、遊ぶゲームの選択を間違えた気もしてるんだよなー。美少女系のコンテンツとコラボとかしてくれないかしらん。<をい
ゲームに関しては、バグも多くすぐ落ちて基本設計のレベルで明らかにダメで、ちょっとクオリティは酷かったのだけど、10/26のアップデートはかなり良くて、この調子で改善していくのであれば、今後については十分に期待できる。イベントも走りながら試行錯誤してるような感じが強くて、良くも悪くもこれからのゲームなんだよね。逆に言えば、ゲーム公開初期の荒削りなおもしろさってのは確かにあって、それは今しか楽しめない。そういう点でも、なんやかんやすげーおもしろい。
しかし、出歩いた先を領土にするゲームシステムは、レベル上限がなくても、わりとすぐに進展が止まるし、自由度の高そうな武将の編成も、結局、プレイヤーの誰も似たような固定編成に落ち着きそうな気がするし、長く遊べるゲームかというと、ちょっと疑問なんだよね。まあ、そういうゲームシステムも含めて今後の改善を期待したいところだけどさー。
[ 信長出陣、レベルカンスト!! ]
2023年 10月 30日
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マイクロマガジン社 GCN文庫
◆ モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件 /駄犬 -
なろう発、軽くコミカルな異世界ファンタジー。本人は毒殺を避けるために自分で狩ったモンスターの肉を食べていただけなのに、周りが勝手に勘違いして本人の意図とは関係なく出世していくコミカルな物語。
読みやすい文章でとにかく軽くサクサク進む展開は、いかにも「小説家になろう」で人気が出るタイプの作品に思えるのだけど、まったく人気が出ずに感想ももらえず公募も通らず、というのはいろいろ考えさせられる。人気がなかった時は公募も通らなかった作品が、一度注目を集めると書籍化まで進むということは、結局、公募に応募しても出版社はランキングだけ見て中身は評価してないってわけで……。
それはともかく内容としては、とにかくサクサク軽く読めるというのが最大のポイントで、良くも悪くもフツーにおもしろい。勝手に深読みして暴走する家臣たちと、意図と違う結果に結局は流されていく主人公が楽しい。ただ、とんとん拍子に物語が進むので、このまま巻を重ねるのは難しいと思うのだけど、どうするんだろうな? 大陸統一した後が、ちょっと気になる。