好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


2020 6 29

TOブックス
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身II」 /香月美夜

表紙絵のローゼマインが槍を手にカッコよくて違和感ありまくりだったのだけど、なるほど、ダンケルフェルガーとのディッターかっっっ!! ローゼマインを擁するエーレンフェストが余裕で勝つのかと思ったら、うわぁ、なかなかにハラハラな展開っ!! ……ハンネローレ様がいいなぁ。

この巻では、今までわかりにくかったローゼマインに対するエーレンフェストや大領地、王族たちの思惑や意識の違いが、整理して描かれていて、あぁ、確かに、今のエーレンフェストにローゼマインは釣り合っていない。これだと、ヴィルフリートはめちゃくちゃ辛いな。あと、王族は、そこまでフェルディナンドを警戒してたのか。……ここで整理しているのは今後の展開への布石なんだろうけど、続きがほんと楽しみ。いやー、貴族院の報告書を読んで青くなってるジルヴェスターたちは愉快なんだけど、領主からこれじゃ、やっぱ、エーレンフェストはダメなんだよなー。

[ 本好きの下剋上 ]


2020 6 10

KADOKAWA 電撃文庫
ソードアート・オンライン22 キス・アンド・フライ /川原礫

8巻『アーリー・アンド・レイト』以来の短編集ということなのだけど、うわっ、サチにユウキと題材のセレクトが鬼凄いな。

収録されているのは4編。キリトとアスナの結婚初夜<ちげーの出来事を描いた「ザ・デイ・ビフォア」、ALOでのアスナに纏わる不思議な出来事を描いた「ザ・デイ・アフター」、ALOでのあるクエストを描いた「虹の橋」、そして、《スリーピング・ナイツ》の結成のきっかけを描いた「Sisters' Prayer」。

この4編の中で印象的なのは、やはり、「Sisters' Prayer」か。ユウキをネタにするのは卑怯だよね。最強の萌芽を見せつつ、姉に依存する妹属性を如何なく発揮する様子が、……先の展開を知っているだけに、なにもかもがせつない(T-T)。いや、姉のラン視点で描いてくれたら、もっとせつなくなっただろうに、そこら辺はちょっと残念。

あとはサチ、……よりも<をい、初々しい新婚前夜のキリトとアスナがいいな。いや、キリトがぜんぜん自己中的な思考で、嫁のアスナが出来すぎだろっ!! サチ登場回もそうなんだけど、キリトよりもアスナの人格の素晴らしさが目立つなー。

[ ソードアートオンライン ]


2020 5 26

KADOKAWA 電撃文庫
楽園ノイズ /杉井光

杉井光十八番の青春音楽ストーリー。杉井光らしく女々しい主人公が、杉井光らしく癖のある女の子たちに引っ張られながら音楽を奏でていく……。めちゃくちゃ杉井光らしい内容で、もちろん杉井光らしい傑作に仕上がってます。素晴らしいっっっ!!

とにかく杉井光らしさ満載、いつもの杉井光なんだけど、強いて目新しさを上げれば、主人公が自作の音楽をネットに上げてるYutuberってとこか。再生数稼ぎに女装して演奏したら、音楽教師にバレてこき使われるようになる展開。ただ、せっかくの女装ネタなのに、あくまで切っ掛けとしてしか使われてないのはちょっと惜しい。そんな主人公の仲間になっていくのは、天才的なピアニストの凛子やドラマーの詩月といった一癖ある女子高生たち。彼女たちとハーレム的なバンドを組んでいくのも完全にパターンなんだけど、彼女たちもちょっと掘り下げが弱いんだよなー。一冊では、絶対ぜんぜん紙幅が足りてないだろっっっ!! あー、内容的には一冊で綺麗に纏まっているのだけど、シリーズ化はしないのかしらん? まあ、掘り下げの弱い彼女たちに代わって、この作品のヒロインは完全に華園先生で、というか華園先生は完全に卑怯すぎるだろっ。感動すぎて泣くぞっ!!

キャラの掛け合いと音楽を絡めた描写はほんとに秀逸で、その中でも音楽に関しては、WANDS の“Same Side”の扱いが非常に印象的でした。ネットで検索して聴いてみても、音楽に対する感受性のない私には、いまいちよくわからんかったけれど(^^;。

[ TITLE ]

ろぐ

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