好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


2026 2 10

最近、生成AIを使った小説も目にするようになってきたし、実際、どんな感じで使っているのかを確認したくて購入。素人でも、自分の読みたい小説を簡単に出力できるようにならんかな、と思っていたのだけど、

現時点では、生成AIを使うより、たぶん、自分で書いた方が早い。<をい

生成AIをつかっても一発で簡単に小説をつくれるわけではなく、いちいち段階を踏まないといけないし、かなり細かく指示する必要があるんですね。小説を書いたことのない素人には、その時点でかなりしんどい。

まず、キャラ設定や世界観を作り込み、次に、細かなプロットを練って、それらを使って、ようやく小説を生成。そこまで準備しても一発で思い通りの小説が生成されるわけではなく、生成AIと会話しながら、少しづつ完成系に近づけていく。たぶん、日頃から小説を書いてる人が部分部分で生成AIを使うのであれば便利なんだろうけれど、なにもないところから生成AIで小説を作るのは、かなりめんどくさい。もちろん、一度作って型ができてしまえば、二度目からは楽になるんだろうけど。

事前に設定やプロットを詳細に作り込む必要があるのは、生成AIの書いた小説は、キャラの性格が急変しやすかったり、前の展開を忘れやすいということなので、その対策なのかな? ただ、ここら辺は、小説に限らず生成AIを使ってれば問題になる部分なので、生成AIのバージョンが上がったり課金したりすれば、もっと簡単に小説の生成ができるようにならないのかなー。環境をうまく設定するだけでも、改善しそうな気がするのだけど。

それでも、手順さえ踏めば、生成AIの知識がなくても、てきとーな生成AIで、てきとーなプロンプトでも、それなりの小説が生成できることがわかる内容で、そこは良かった。本書は、技術的には薄っぺらい内容なんだけど、だからこそ、生成AIに詳しくなくても、ちゃんと読めるレベルの小説が生成できるんだなー、と。

しかし、一方で、技術書としては、やっぱ薄っぺらいというか、ちょっとなー。不満点を挙げると、

  • プロンプトや結果がそのまま貼り付けられてるのだけど、すごく読みづらい
  • ページの大半がプロンプトとその結果で、内容がすごく薄い
  • パソコンの必要スペックが何故かローカルで画像生成をする前提でかかれていてる
  • 使われている生成AIのバージョンが最新ではない

出版社のサイトを見ると、技術系の同人誌を底本に商業出版化してるようなんだけど、それだと、バージョンが古かったりするのは仕方ないのかなぁ。元の同人誌だと、画像生成についても扱っていたというのはありそう。どちらにしろ、ちゃんと編集が入っているようにはみえなくて、出版社は、もうちょっと仕事しろよ、と思っちゃうなー。

[ 『生成AI小説創作入門』を読んで ]


2026 1 26

KADOKAWA カドカワBOOKS
サイレント・ウィッチXI 沈黙の魔女の隠しごと /依空まつり

新章2巻目。今回は、ネイガル監獄を脱獄したアドルフとの対決。

チートアイテムを手に入れてるとはいえ、アドルフが、モニカやルイスと勝負になるとは思えなかったんだけど、思ってた以上に過剰戦力が投入されて、むしろアドルフが可哀想まである。実際、アドルフよりもエンドウ豆のほうが窮地に陥らせてたしなぁ。いやもう、シリアスなのは敵役のアドルフだけで、全体としてはコミカル。新章がはじまったばかりなので緩い展開なんだろうけれど、ここから、シリアスな展開になっていくのだろうか? まあ、モニカとシリルとアイクのラブコメだけで、めちゃくちゃおもしろい気もするけれどさー。

まあ、ラブコメの行末は気になるけれど、新章のメインシナリオになるネイガル監獄が襲われた事件も、なるほど、そういう感じなのかー。まだまだわからないことが多いけれど、こちらはこちらで楽しみか。次巻あたりで、もう少し、物語に動きがあるのかしらん?

[ サイレント・ウィッチ ]


2025 12 31

2025年も年末なので、試しに「小説家になろう」と「カクヨム」のブックマークから、今年読んで面白かった作品を振り返ってみます。UI的に「カクヨム」のほうが使い勝手がいいので、いつの間にか「カクヨム」の作品ばかりになってるな。書籍化時に感想書いてる作品も多いけど、とりあえず、10選。書籍化されてる作品は書影はっておきますね。

悪徳令嬢クラリス・グローリアの永久没落【書籍化】

主人公が魅力的なんですよね。可憐な美少女なのに中身はおっさん。戦闘能力は皆無なのに、不老不死という一点突破で自分を貫く唯我独尊的なキャラなのが良い。主人公に目的があるタイプの物語ではないので、更新が止まるとそのままエタってしまいそうで怖いのだけど(実際、去年とかは更新が止まってたりする)、今年は、週一回の更新で、中断がなかったのもよかったっ!!


【Web版】追放幼女の領地開拓記~シナリオ開始前に追放された悪役令嬢が民のためにやりたい放題した結果がこちらです~

幼女が先頭にたって辺境開拓するのが楽しい作品。いや、幼女というにはちょっと年齢は高めで、少女というのが適切だと思うのだけど。

辺境開拓というとゴーレムが定番なのだけど、この作品は悪役令嬢らしく倒したモンスターのスケルトンを使うのがらしくて良い。辺境開拓もわりときちんと土木工事もやっていて、街づくり系のシミュレーションのようなおもしろさもあるのが良き。ただ、週一回更新だと、正直、なかなか物語が進まないのが、残念なんだよなぁ。そのうち海に到達して港作ったりすると思うんだけど、このペースだと何年かかるんだ?


じゃあ俺だけネトゲのキャラ使うわ ~数多のキャラクターを使い分け異世界を自由に生きる~

ヒロインのケモノ娘がかわいい。当初は、集団転移からネトゲのキャラを使い分けつつざまぁしていく展開を意図してたと思うのだけど、いい意味で予想と違う方向に話が転がっていくので、先が読まないのがおもしろい。その一方、せっかくの設定が蔑ろになってる気もするし、先が読めないというのは不安でもあるんだよな。

ディープダンジョン~クラス転移でゲーム的な世界に来たが、しょっぱい能力を与えられたぼっちの俺はのんびり周回遅れで攻略を進めようと思います~

完結済み。転移特典で獲得したスキルが戦闘の役に立たないイルカなHelp機能。戦闘系のチート能力ではないので、コツコツ工夫しながら攻略していくというのは面白いし、時間巻き戻し系のスキル持ちがいて、実は何度も絶滅していた、という設定も凄い。そして、綺麗に完結させたのも素晴らしい。まあ、毎日楽しみにしてたので、完結しちゃったのは少し淋しかったりもするのだけど。


転生爺のいんちき帝王学 〜日の目を見ずに生きてきた最強爺、隠居間際で弱小王女に拾われる〜

性根はガキのまま歳をとった最強爺が、大人じみた王女を振り回すのが楽しい話。幼い王女が健気に頑張るのも良い。最強爺ことグレイのせいでわりとコミカルなテイストなんだけど、グレイも王女のクルムも重い過去を引きずっているし、軽いテイストと重めの背景とのギャップがいいんだよね。


左遷錬金術師の辺境暮らし ~元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました~

天才ゆえに凡人の気持ちを理解できないエリートサラリーマンが、左遷されて女の子に囲まれながら人の気持ちを学ぶ話。人の気持ちがわからないために発生するヒロインたちとのコミカルなやり取りが楽しい。まあ、周りのヒロインたちも大概変なんだけど(笑)。親代わりの本部長の立場で見ると、また、せつないんだよなぁ。

転生悪魔さん〜万年の時を経てとうとう現世に降臨する〜

悪魔(主人公)を召喚したツンデレ貴族令嬢のアリアナが、召喚された悪魔におもちゃにされる話。とにもかくにも、おもちゃにされるアリアナの反応が楽しい。主人公のラストも、ずっとアリアナと遊んでいればいいのに、わりとアリアナを放ったらかしにしがちなのが残念。

スキル【たたかう】

完結済み? 学校にも行かず引きこもっていたぼっちの主人公が、たまたま近所にできたダンジョンに挑戦する話。基本、ソロでコツコツ攻略していく話なんだけど、友達がいないので、冒険者が知ってる常識を知らずに攻略していくのが楽しい。いや、常識担当の委員長が合流してからが本番か? このまま委員長と二人でダンジョン攻略を続けてくれればよかったんだけど、いまいちな展開で一区切りしてしまい、そのまま中断してしまったのが残念。再開は難しいかな?


侯爵令嬢アリアレインの追放

完結したのは昨年なんだけど、今年になって書籍化されて、ちょっとビックリ。書籍化にあわせて、番外編が更新。

「封建制度の世界で婚約破棄したら、ふつう戦争になるよなぁ」と思ってたんだけど、それを、きちんとやってるのが本作。最初はよくある婚約破棄からの追放劇なのだけど、婚約破棄された侯爵家は事実上の宣戦布告と受け取り、敵地王都からの決死の脱出、領地を守るための妨害工作、そして、来るべき武力衝突への準備と、王家に対抗するため次々と手を打っていくのが楽しい。婚約破棄って、貴族としては最高の侮辱なので、もっと徹底的にやってほしいよな。


超難関ダンジョンで10万年修行した結果、世界最強に~最弱無能の下剋上~(最弱で迫害までされていたけど、超難関迷宮で10万年修行した結果、強くなりすぎて敵がいなくなった)

とにかく無自覚俺TUEEEが気持ち良い作品。2020年から続いている作品で、エタるのが危惧されるぐらいの更新頻度だけど、続いているのがただただ嬉しい。いや、書籍版は順調に刊行されているし50万部出ているようなので、さすがにエタらないかな。更新が数ヶ月開くと前の展開を忘れて読まなくなっちゃうことも多いんだけど、この作品は、ずっと更新を楽しみに待てる。このペースでもいいので、来年もちゃんと続けてほしい作品だよなぁ。

[ 2025年に読んだネット小説10選 ]

ろぐ

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