好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!



2016 5 30

KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫
織田信奈の野望 全国版15 /春日みかげ

大友と同盟を結んだ良晴は、九州に最後に残る龍造寺との決戦へ。一方、十兵衛ちゃんは毛利に、信奈は武田と徳川に、いよいよ崖っぷちに追い込まれていた……。と、織田軍大ピンチの状況そっちのけで進んでいた九州編も、いよいよ終わりか。でも、いろいろと逆境を乗り越える展開が多いのに、さっぱりカタルシスを感じられねぇ〜〜。どうにも読者おいてけぼりで、勝手にピンチになったり逆転したり、不要に見える展開や、強引な展開が多いんだよなぁ。やっぱり、ここ最近の『織田信奈の野望』は、クオリティが下がってるとしか思えないぞ。

なにはともあれ、これで九州編も終了。その後の十兵衛ちゃんや信奈サイドの展開も、あれだけ煽っていて、なんだかがっかり感漂ってしかたないんだけど、次は、いよいよ関ケ原的な展開に入っていくのかしら? 本能寺フラグは完全に折れた気もするのだけど、武田、上杉、徳川、毛利 vs 織田、島津、大友、伊達の関ケ原とか、どうなっちゃうんだ、これ?

[ 織田信奈の野望 ]


2016 5 23

SBクリエイティブ GA文庫
ゴブリンスレイヤー2 /蝸牛くも

アレ? 18禁じゃない。<をい モンスターの中でも最弱なゴブリンを、ひたすら屠る漢の物語第二弾。1巻は、殺され、犯され、人間の尊厳を奪われるような、とにかく暗く汚物にまみれたような物語だったのだけど、この2巻は、わりとふつーになったなぁ。ゴブリンを殺しまくるのも、人間の暗黒面だけを強調したようなゴブリンの習性もそのままなんだけど。

今回は、水の街の地下に広がる迷宮に住み着いたゴブリン退治。ゴブリン退治がメインなのはそのままに、謎を散りばめ山場を作り、きちんと盛り上がる物語に仕立てているのは上手い。だけど、うーん、その分、ふつうの物語になったなぁ。特に、主人公が仲間をもち、その仲間たちが簡単に死ななくなったのが大きい。1巻のノリだったら、簡単に、殺せされ犯されたのに、そういうのがない。もうちょっと陰惨でも救いようがないような世界観でもよかったと思うのだけど、それだと物語にならないのかなー。

あとがきを読むと、3巻もちゃんと続くようだけど、3巻はどういう方向性でいくのだろ? 収穫祭って……。

[ ゴブリンスレイヤー ]


2016 5 21

綜合図書 綜合ムック
声優Premium

林原めぐみ、椎名へきる、國府田マリ子、緒方恵美、宮村優子、金月真美、井上喜久子、日高のり子、おたささ、大月俊倫。90年代の声優アイドルブームを語るのに、これ以上ないメンツを揃えてきたな。90年代に活躍されたアイドル声優から当時の話を集めたインタビュー集。たまらない。

かつて声優イベンターだった私にとっては、まさに世代ドンピシャな本。すでに20年も前の話なので、はじめて聞くのか忘れただけなのか覚えのない話もあったりするのだけど、語られる固有名詞は全部わかる。多く語られているのが、『美少女戦士セーラームーン』『アイドル防衛隊ハミングバード』『新世紀エヴァンゲリオン』『ツインビーPARADISE』『ときめきメモリアル』。特に、90年代声優アニメの代表という感じで『ハミングバード』が、『セラムン』や『エヴァ』よりも凄い作品だったように語られてるのだけど、そこまでエポックな作品でしたっけ? 周りでも『ハミバ』のイベントに参加してる人が多かったんだけど、私は参加してなかったんだよなー。あ、そういえば、この内容にもかかわらず、このインタビュー本の中で三石琴乃の存在感が薄いのはなんでだろ? 丹下桜や桜井智、久川綾をはじめ、ほかの声優さんの名前はちょいちょい出てくるのだけど、三石琴乃の名前はほとんど出てきてない。インタビューされた方々とそんなに絡みが少ないわけでもなかったと思うのだけど。

林原めぐみ

インタビューに毒が多くて楽しい。声優ブームになって、プロデューサ側も声優側も、変な人がたくさん増えたという話。そして、今の声優はダメだけど可哀想だという話。なにかと「へきちゃん(椎名へきる)からでしょ?」と入るのだけど、林原めぐみは、確かに、歌はよく売れていたけど、声優アイドルの先駆者というより声優だと思うし、本人も、たぶん声優としてのプロ意識が強いんだろうなぁ。

椎名へきる

当時、いちばん好きな声優の一人で、もちろん、武道館にも参加していました。や、当時の日記も残ってる けど、意味不明すぎるな(^^;。

アーティスト宣言、ハードロック志向、へきる語。やっぱ、声優というよりも歌手活動の活躍のほうが印象強かったよなぁ。インタビューの「(声優ブームは)もともとは椎名さんが起こしたブームでしたけど」「いや、林原さんでしょう」のくだりが好き。99年6枚目のアルバム「Face to Face」がオリコン6位でフューチャーされているけれど、この頃がいちばん売れてたのかしら? それより前の「Baby blue eyes」辺りのほうが、楽曲みてると代表曲多いと思うのだけどなぁ。

國府田マリ子

國府田マリ子というと、徳間ジャパンから出てたミニアルバム「KISS」が好きだったのだけど、いつもスルーされるよな。当然ながら、ラジオ関係中心のインタビューなのだけど、実は、声優ラジオ番組はそんなにフォローしていなかったので、その空気感はいまひとつわからなかったり。

緒方恵美

あくまでアイドルというより声優で、女性ファンが多くて、確かに、この本でも書かれている通りに、いわゆる声優アイドルブームの外側にいたという印象でした。しかし、シンジくんのオナニーネタのせいといいつつ、出演していたラジオ番組は、そんなに酷かったのか(笑)。

宮村優子

今はメルボルンに移住してるのんね。『愛天使伝説ウェディングピーチ』、何もかの懐かしい。やっぱ、宮村優子といえば、『エヴァ』のアスカよりも、FURILでの活動とか氷上恭子との絡みのほうが印象深い。「ケンカ番長」はじめ、イロモノ系のCDも懐かしいなー。

金月真美

あの『ときメモ』ブームの中、カナダの大学院に留学してたのか。毎週のように仕事のために帰国しながらも、イベント出演で旅費がチャラになってたというのは、そこそこギャラはもらえていたということかしら。ほとんど他の声優さんとの関係が感じられず、凄く特殊な立ち位置だったのんね。私、どんくらい金月さんのイベントにいってたっけ? 同じくときメモ声優の菊池志穂さんの追っかけをしてたけれど、菊池志穂さんは、わりと他の声優とも絡みが多かったのだけどなー。

井上喜久子

山本麻里安ちゃんが好きだったんで、17歳ネタでちゃんと山本麻里安の名前がでてきたのが嬉しい。いや、喜久子さんが17歳と言い出したのは、当時本当に17歳だった山本麻里安が元凶なので、17歳をネタにする人は、みんな山本麻里安をリスペクトしていただきたい。「チョキの神さま」は懐かしいな。当時じゃんけんするときは、いつも、チョキをだしてたりしてた。

日高のり子

トリに日高のり子というのがね。80年代にアイドル声優の先駆けとして人気を集め、今なお、現役アイドル声優として活躍する日高のり子視点で90年代のアイドル声優を総括。さすが、日高のり子。日高のり子からみたら、林原めぐみも井上喜久子も今のWake Up,Girls!も、みんな同じようなテンションで語れちゃうんだよなぁ。

[ [ムック]『声優Premium』感想 ]


2016 5 20

SBクリエイティブ GA文庫
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか10 /大森藤ノ

うわぁ、想像以上にウィーネやベルに残酷な展開で、読んでてしんどかった。しかも、ラストもスカッとするようなものでなく、これは陰鬱な気分になるなー。

人とモンスターにもかかわらず心を通わせ、しかし、人とモンスターだからこそ別れ離れにならざるを得なかったベルとウィーネ。そのウィーネたち理知的なモンスター集団に、人間の悪意が襲う……。うわぁ、相手はモンスターだからと、残虐の限りを尽くす悪意まみれの人間たちと、襲われる竜娘ウィーネたち。そして、そのウィーネを救おうとして人間社会から窮地に追い込まれるベル。もう少し明るい未来を予想していただけに、ここまで暗く容赦のない展開は、これは読んでてしんどいよ。そして、ラストも、その陰鬱な気分を晴らすようなスカッとするようなものでなく、だからといって、徹底的に厳しい展開というわけでもなく、どうにも中途半端で宙ぶらりん。まあ、ここは続巻以降のヘルメスさんに期待なのかなー。熱い展開で決してつまらないわけではないのだけど、どうにも、気分が晴れないなー。

[ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ]

さいきんの

織田信奈の野望(15)

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