アクセル・ワールド


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド1 ―黒雪姫の帰還― /川原礫

主人公のハルユキが殺したくなるぐらいウザイ性格なのが好みではなかったけれど、それを差し引いても、非常に面白かったです。近未来を舞台にしたバーチャル格闘ゲームっ!! 盛り上がるべきところで盛り上がる王道的なストーリー展開が、とにかく素晴らしいっ!!

というわけで、第15回電撃小説大賞大賞受賞作ということもあってか人気の『アクセル・ワールド』に今更ながら手を出してみました。容姿も勉強も運動もダメで劣等感のため性格も酷い少年が、唯一得意なゲームの技術を生かし真の能力が覚醒っ!! 高嶺の花の美少女とラブラブにっ!! というベタで王道なストーリー展開がとにかく面白い面白い。いや、ベタな王道作品は、作家の技量が端的に作品に表れるわけですが、この作品は、この作者のデビュー作品にもかかわらず、これ以上なく高いクオリティで読ませるのだから、これでつまらないわけがないっ!! 逆に言うと、新人らしい荒削りな魅力的な部分はあんましないのだけど、ホント、良くも悪くも新人離れしたクオリティだなぁ。

まあ、主人公がウザすぎて好みではないのが残念だけど、とにかく続巻もすげー楽しみだっ!!

[ 2009.08.17 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド2 ―紅の暴風姫― /川原礫

妹キャラが参戦だと……。いや、今回は、幼なじみのチユリのターンかしらん?と思って読んだら、むしろ、チユリの出番は減るばかりで、がび~~ん。

と、そゆわけで、黒雪姫とレギオンを結成したものの、なかなか勝てずに苦悩するハルユキの元に、ハトコで妹的な存在のトモコが現れ……。という感じで、チユリ参戦よりも、新キャラ追加を優先しますか(^^;。生き生きとしたキャラの織り成すバトル中心の燃える展開は、相変わらず素晴らしいのだけど、ただ、1巻や『ソードアート・オンライン』で見せたあの新人離れした高い完成度と比べると、世界設定の説明がぎこちなくて、いきなり荒削りな内容になっちゃってるのが気になるところ。そして、それよりなにより、さっさと、チユリを参戦させやがれっ!!

[ 2009.08.18 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド3 ―夕闇の略奪者― /川原礫

ただでさえフラストレーションたまる展開なのに、なんちゅーところで引きやがる……。

進級したハルユキたち。新1年生の中に、果たしてバーストリンカーは紛れ込んでいるのか……。という感じで、悪役らしい悪役の登場で、フラストレーションがたまるたまる。頼りの黒雪姫がいないところで、カタルシスもなく鬱々な展開のまま、そんな酷いところで次巻に続くのかぁっっっ!! あうあう、こんな場面で続きを待たされる読者の立場になれって(T-T)。ちくしょ~~、続きはっ、続きはいつだぁ~~~っっっ!!

[ 2009.10.15 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド4 ―蒼空への飛翔― /川原礫

いやぁ、前巻の容赦ない引きから待つこと4ヶ月。お約束とも言える王道的なストーリー展開で、おもしろいおもしろい。そして、戦い終了後の黒雪姫の反応が絶妙のイラストと相まって、もう可愛すぎてさいこーーーっ!!

チユリの裏切りによって振り出しに戻る能美との戦い。ハルユキとタクムは、再び立ち向かうことが出来るか……。という感じで、読み始めたら最後まで一気に読了。王道展開で、一気に読ませる物語の牽引力はさすがとしか言えない。まあ、チユリの裏切りの理由は、ストーリーを盛り上げるための装置という意図が優先という風に思えて、正直、いまいち腑に落ちないのだけど、それはそれか。……それにしても、マジ、黒雪姫は可愛すぎる。あのイラストは反則すぎっ!! いやぁ、素晴らしい素晴らしい。

[ 2010.02.28 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド5 ―星影の浮き橋― /川原礫

軌道エレベータにソーシャルカメラ・ネットワークが接続されたことを記念して、ミッションイベント「ヘルメス・コード縦横レース」がはじまる……。という感じで、格闘バトルが、いきなりレースゲームに変身。雰囲気もいつもと違い本編と離れた番外的な話かしらん?とも思ったのだけど、うわぁ、そういう展開かっ!! 加速世界を大きく変える展開に、続巻が待ち遠しいぃ~~。

それにしても、「「泊めた?」」に爆笑。いや、今回の見所は、レースではなく、むしろ、お泊まりイベントとか、ハーレム化が進むハルユキ周りのアレコレだよな。モテモテなハルユキに比べ、タクムはすでに空気化してる(笑)。

[ 2010.06.13 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド6 ―浄火の神子― /川原礫

なにこのすげー怒涛の展開っ!! 「クロム・ディザスター」と「加速研究会」の問題から派生して、次々起こる新展開がマジすげー。そして、手に汗握るラスボス戦と、うわっ、そんなところで、次巻に引くかぁぁぁぁぁっ!!

災禍の鎧、クロム・ディザスターに寄生されたハルユキ。加速世界を揺るがすこの問題に対して、ブラック・ロータスを除く六王は、ハルユキとネガ・ネヴュラスにある条件を突きつける……。という感じではじまる本巻は、もう、新展開の連続っ!! 新キャラ参入から一気に世界の謎に迫ろうとする展開がほんとすげーよ。そして、ラストバトルが熱いっ熱いっ熱すぎるっ!! うわぁぁぁ、早く続きが読みてぇぇぇぇぇっっっ!!

[ 2010.10.17 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド7 ―災禍の鎧― /川原礫

またかっ!! また、そんないいトコで引くかぁぁぁぁっっっ!! 続きはいつだよっ、初秋だとっ?! 間空けすぎじゃね?? うあぁ、続きが気になる~~~。……それはともかく、ハルユキと黒雪姫のイチャイチャぶりは、もう半端ないな、こんちきしょう。

シルバー・クロウを浄化するため、アーダー・メイデンの救出作戦を実行に移したメガ・ネビュラス。しかし、作戦は失敗し、シルバー・クロウとアーダー・メイデンは、禁断の不可侵領域《帝城》に逃げ込むが……。というのが、前回のあらすじ。本巻は、かつて同じく帝城に入り込んだ少年の回想からはじまるのだけど、なるほど、そういうことか。帝城でのあれこれといい、一気に、物語の終焉が見え隠れしてきた印象だけど、ほんと続きが気になる。そして、ハルユキはマジリア充。羨ましすぎる~~。

[ 2011.02.12 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド8 ―運命の連星― /川原礫

うおぉぉぉ、手に汗握る脱出劇っ!! そしても、もはや、リア充の道を爆走してるハルユキの羨ましいことよ。それにしても、帝城脱出の途中で、ISSキットの話を織り交ぜる構成は、いまいち盛り上がりに欠け失敗だったような……。そして、ラスト展開は、追い込むためには必要な展開なんだろうケド、話の流れ的にちと強引すぎるだろっ!!

難攻不落の帝城からの脱出を図る《シルバー・クロウ》と《アーダー・メイデン》。一方、タクムは《ISSキット》に侵され……。というわけで、伏線張られまくりで、《ブレイン・バースト》の秘密をちらちら匂わせつつ進む展開と、なにかといいところで次巻に続く構成に、もうフラストレーションたまりまくりですよっ!! カタルシスは、カタルシスはまだですかっ!! うきぃーーーーっっっ!!

[ 2011.06.14 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド9 ―七千年の祈り― /川原礫

ハルユキのモテぶり異常だろっ!! 前巻の絶望のラストから、まさかのハーレム展開とはっ!! マジ、うらやましすぎるな。ほんと、イインチョー、あんた何者?

というわけで、《クロム・ディザスター》化した絶望の中、襲い来る敵との闘い闘い。その闘いの上、ラブ成分も増強で、すごく熱い展開っ!! ものすごくテンション高い展開がとにかくおもしろかったっ!! ただ、もうちょっとバーサーカー的なバトルを期待してたのだけど、バトルは概ねいつも通り。結局、クロム・ディザスターがあまり強くなかったのが、多少、がっかり。もっと、無敵無双かと思ってたよ。いや、ラブ方面は、無敵になりつつあるハルユキだけど、バトルだとまだまだ差があるな。今回、一気にパワーアップするのかと思ったら、そうでもなかったし。

とにもかくにも、長らく続いていた《災禍の鎧》編も綺麗に終了。むしろ、綺麗すぎるラストに、次回が心配なぐらいだ。って、次回は巻末予告によれば、短編集ですか?

[ 2011.10.10 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド10 ―Elements― /川原礫

SAOのキリトとの戦いを描いた「バーサス」を含む番外編。三編とも、ちょっと本編と違って違和感あるのだけど、番外編であれば、これはこれでアリか。おもしろい。ただ、「バーサス」は、キリトと互角の戦いをするハルユキに違和感というか、「キリト無双じゃないのぉ~」という不満が(^^;。やはり、夢の対決といっても、互角はないだろ~。

他の二編は、レベルアップでバーストポイントを失い用心棒を雇うことになった「遠い日の水音」と、黒雪姫の修学旅行先の沖縄でのエピソードを描いた「最果ての潮騒」。エピソードとしては両方とも、ちょっと無理あり感があるように思えたのだけど、でも、そのうち本編にも絡んでくるのかしらん。しかし、とりあえず、《カレン》は女性にしか思えないのだけど、なぜ、わざわざ謎にしてるんだ(^^;。

[ 2012.01.05 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド11 ―超硬の狼― /川原礫

新章スタート。加速研究会の本格対決の前に、《シルバー・クロウ》のパワーアップ編が中心かと思ったら、うわぁ、なにこのラスト。相変わらず逆境な展開が、ほんと面白い。そして、ニコに鈴に四埜宮に、ロリでハーレムすぎるだろ、ハルユキ(^^;。

クロム・ディザスターの浄化に成功したハルユキは、《大天使メタトロン》攻略のため、アビリティ《理論鏡面》の習得を命ぜられる。という感じで、基本、ハルユキの特訓回で、ヒロインたちに思われまくってるのが、めちゃ羨ましい(^^;。なんといっても、ハブられて怒り狂う鈴が可愛すぎっ!! ……特訓回とばかり思っていたら、途中から登場してきた《ウルフラム・サーベラス》は、えっと、天才と言ったって、ゲームバランス的に無茶すぎだと思ったら、次回、どうなるんだ?

[ 2012.04.15 ]


アスキー・メディアワークス
アクセル・ワールド12 ―赤の紋章― /川原礫

黒雪姫の過去の一端が明らかに。奴がラスボス? ……それにしても、巻頭カラーイラストのフーコがエロくてけしからんですな。そんな姿をハルユキに見せたんかいっ!!

そゆわけで、ISSキットをはじめとする加速研究会の暗躍が目立ちつつある加速世界。ハルユキは新アビリティ《理論鏡面》を獲得できるか!? という感じの内容だったけれど、うわぁ、ここでアクア・カレントが絡んでくるのかっ。アルゴン・アレイは、裏で暗躍する感じで動いてたと思うのだけど、そんなあっけなく出てきて良いのん(^^;。そして、黒雪姫の過去も、加速研究会に繋がっていくのかしらん。そんな事件があって、黒雪姫は、よく、こんないい娘に育っているな。一方、ホワイト・コスモス、がくがくぶるぶる。

終わってみたら、ショコラたんペロペロと過去話で、なんだか物語自体はあまり進んでない気がするけど、ほとんど忘れられつつある感じの《大天使メタトロン》戦はいつになったらはじまるんでしょうか?

[ 2012.08.17 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド13 ―水際の号火― /川原礫

アクア・カレントのネガビュ復帰回。……なんだけど、むしろ、ニコのほうがいろいろ目立ってる件。いや、表紙からニコだしなー。ニコvsリンとか、お泊り会とか、どういうことだぁぁぁぁっっっ!! ニコかわいよニコ。そして、ハルユキの不自然なハーレム状態に、理由付けされつつあるのは、いったい(^^;。確かにペタンコ好き、というか、そういうキャラが多いよなぁん(笑)。ほんと、ハルユキのハーレム展開が凄すぎなのだけど、えっ、サーベラスはどういうこと!?

まあ、おもしろいのは間違いないのだけど、話が脇道にそれまくりで進まないのが、にんとも。下手すると、次回も、メタトロン戦まで進まないんじゃない? や、ハルユキを中心とするヒロインたちのアレコレも楽しいのだけど、無駄に話が引き伸ばされてる感が強いのは、ちょっとなー。話がそれまくりなので、どうにも昔の展開も忘れがちだ。アクア・カレントって、単なる眼鏡っ娘ではなく旧ネガビュの人だったのかー。<をい(汗;。しかし、無限EKの封印状態でも、思った以上に自由に活動できる印象なのだけど、《地》の人は、どこでなにやってんの?

[ 2013.02.12 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド14 ―激光の大天使― /川原礫

どうにかこうにか、大天使メタトロン戦。今までが嘘のようにスピーディーな展開だっ!! この薄さで、まさかメタトロン戦まで進むとはなぁ。まあ、苦しんでるリンを思うと、一刻も早く解決して欲しいところだけど。……そして、引きが相変わらず凶悪だなぁん。

そういうわけで、まさかのセイリュウ戦→メタトロン戦のダブルヘッダー。主人公補正とはいっても、《シルバー・クロウ》、レベル5で大活躍すぎるな。や、セイリュウ戦で《レベルドレイン》が強調されてるのだけど、レベル関係ないような強さを見せるキャラが多いので、ちとレベルダウンの深刻さがわからんよね。そして、ニコのヒロイン化強化な展開だけど(^^;、ラストがあざとすぎる引きだ。うわぁぁぁ、続きが、楽しみすぎるっ!!

[ 2013.06.25 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド15 ―終わりと始まり― /川原礫

なかなか決着がつかない、爽快さに欠けるストーリー展開に、ああもう、ストレスがたまるたまる。カタルシスは、まだ、こないのかー!!

拉致されたニコを追って、《加速研究会》副会長、ブラック・バイスとの対決。という感じで、複数地点で同時多発に進行する激しいバトルの連続という回なのだけど、とにかくストレスがたまるっ!! それぞれの戦いは、熱くて素晴らしいのだけど、畳み掛けるように状況が動いて、決着がつかねぇ~~。ハルユキや黒雪姫のトラウマを抉る展開で爽快さもなく、ええい、速くカタルシスを感じるような、ハッピーエンドはまだかっ!!

[ 2013.10.14 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド16 ―白雪姫の微睡― /川原礫

11巻から続いていたISSキット編が、やっと完結。とにもかくにも、メタトロンが全て持っていったな(笑)。や、数いるヒロインたちの中で、いっきに正ヒロインの座を射止めた予感~。

ISSキットに寄生された輪を救うため、そして、作戦の途中で奪われたニコの外装を取り戻すため、《災渦の鎧》マークIIとのラストバトルがはじまるっ!! っという感じの内容だったけど、とにかく、メタトロン最高っ!! それ以外の感想が出てこないよ(笑)。いやぁ、ツンデレというか高飛車的なキャラがほんと楽しい。ストーリーのかかわり方もあわせて、他のヒロインたちが霞みまくりだよっ。ニコはまだ、見せ場があったけれど、他のキャラはなにやってたっけか?<をい。……そもそも、主人公補正とはいえ、レベルのわりにハルユキ、強すぎじゃね? これじゃ、マジ、他のヒロインたちは、みんな合わせて裸になるくらいしか、活躍の場がないよ~(笑)。

ISSキット編はこれで終わりだけど、ちらちら見せるブレイン・バーストの秘密や、白い人を含めた今後の仕込みも上々で、やっぱり、次のエピソードも楽しむすぎるぅ~。白い人との本格対決になっていくのかしら?

[ 2014.02.19 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド17 ―星の揺りかご― /川原礫

ISSキット編も終了したということで、今回は、小休止的な内容。ハルユキがエロく暴走しつつ「ぺ、ぺろぺろするなーーーっ!!」と注意されたり、水着回だったり、そして、メタトロン様は相変わらず強烈です。や、今までのヒロインズが色あせるぐらい、ほんと、メタトロン様凄いな。大きなお胸をハルユキの頭にのせてみたり、そのイラストはどうよ(^^;。小休止的な内容なので、熱い展開はないけれど、いろいろと布石を打ちつつのこういう緩い展開もいいなー。

巻末には、旧《ネガ・ネビュラス》グラファイト・エッジを描いた短編が一本。旧《ネガ・ネビュラス》の幹部で唯一未登場のグラファイト・エッジだけど、いよいよ次巻で登場ということか。女性キャラじゃないと、やっぱり、新生《ネガ・ネビュラス》には入れないのかしらん(笑)。

[ 2014.10.18 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド18 ―黒の双剣士― /川原礫

いよいよ白のレギオン≪オシラトリ・ユニヴァース≫との対決へ、という展開で、何故ここで寄り道する!? と思ったのだけど、ラストの彼の登場で、なんだかどうでもよくなった感。脱力感がハンパない。

そゆわけで、最後の≪四元素≫ことグラフ登場。黒雪姫の師匠で、『SAO』のキリトばりの実力の持ち主なのだけど、はじめの登場シーンといい、その強さよりもコミカルな印象しかないんですけど(笑)。緑のレギオン≪グレート・ウォール≫との対峙は、グラフ登場というアクセントはあったものの、基本、予定調和な展開なのにページ数が多く、正直、読んでて退屈。続く結芽さんのイラストが好みだったり、高野姉妹の残念ぶりが愉快だったり、グラフも含めて、キャラの魅力は光るものの、今回のストーリー展開は、やっぱり退屈で微妙な感じがするなー。展開にスピード感がない。まあ、黒雪姫の姉との対決を控えてタメてる感じか。そうや、そろそろ物語も終盤っぽいのだけど、ハルユキがまだLv.6ということは、ハルユキが黒雪姫を超えてLv.10になるような展開はさすがにないのかしらん?

[ 2015.06.12 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド19 ―暗黒星雲の引力― /川原礫

えっと、つまり、キリトが製作者で、アリスが最期の封印??

まあ、本当に、そこまで『SAO』と絡んでくるのかはわからんけれど、それはともかく、いよいよ、白のレギオン≪オシラトリ・ユニヴァース≫との対決直前。前の巻では、いきなり横道に逸れて、「ストーリー構成として、それはどうよ?」と思わざるをえなかったけど、いやー、今回は、いかにも最終決戦前夜という感じで、いいねー。まさか、ニコとかそうくるかー。ほかの戦友たちも、この流れは、正直、考えてなかったわ。マジに最終決戦という感じで盛り上がるわー。そして、メタトロンがやっぱめちゃ可愛いのだけど、出番の多さといい、その立ち位置といい、どう考えてもメインヒロインだぞ。むしろ、姉との対決という、本来、いちばんの活躍どころの黒雪姫が、にもかかわらず、影が薄くて薄くて、ちと心配になるレベルだ。ただでさえ、ハルユキのハーレム化が酷いことになってるのに(笑)。

次巻は、いよいよ加速研究会との最終決戦だと思うのだけど、あとがき読むと、ん?今度の新作アニメーションは、今の≪白のレギオン編≫の先なのか。ということは、次の決戦では、さすがに決着はつかないということなのかしらん? それとも、加速研究会絡みのイベントは、アニメではバッサリ無視する方向なのかしらん?

[ 2015.10.11 ]


アスキー・メディアワークス 電撃文庫
アクセル・ワールド20 ―白と黒の相剋― /川原礫

いよいよ白のレギオン《オシラトリ・ユニヴァース》との決戦へ……。

いやー、いかにも、これからの盛り上がりを期待させる、最終決戦前夜という展開っ!! まあ、この巻そのものは、最終決戦に向けて舞台を整えるのが主で、盛り上がりには欠けるという話ではあるのだけど、次巻からは一気にアクセル吹かしていく……んですよね?(^^;

赤のレギオン《プロミネンス》との合併、トリリードの合流、そして《オシラトリ・ユニヴァース》との決戦へ。黒雪姫のフラグもきちんと立てて、ほんと、いかにも最終決戦前夜という雰囲気。川原礫はどうにも脇道に逸れて話が進まないことが多いのだけど、今度は、このまま一気にラストまで行くのかしらん? なにはともあれ、続きが楽しみだっ!!

[ 2016.06.16 ]


KADOKAWA 電撃文庫
アクセル・ワールド21 ―雪の妖精― /川原礫

白のレギオン《オシラトリ・ユニヴァース》との総力戦っ!! 心意技を駆使してハルユキたちを窮地に追い込む《オシラトリ・ユニヴァース》の本気の決意と殲滅を狙う布陣に、やべー、マジやべーと読み進めてたのだけど、……あ、アレ? 序盤の圧倒的な窮地と最大の見せ場を期待させる展開から、えっと、この尻すぼみ感はいったい……。

いやー、最近の『アクセル・ワールド』の悪いくせなのだけど、一気に盛り上げて見せ場を持ってくればいいのに、無駄に寄り道して、決戦を先延ばしするような風潮はどうよ? 結局、これだけの見せ場になりそうな舞台を用意して、ハルユキはなんとなくふらふらしてるだけで、その流れのままに領土戦が終了とか、そりゃないっすよ。プロットもストーリー構成もちょっと酷いよねー。……あとがきによると、次こそ最終決戦らしいけれど、素直に、いまここで最終決戦に突入しちゃえばよかったんじゃね?

[ 2016.12.12 ]


KADOKAWA 電撃文庫
アクセル・ワールド22 ―絶焔の太陽神― /川原礫

ラストぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!! ラストの引きがすべて吹っ飛ばすような展開だったけれど、まあ、どう考えてもなにも起こらないんだろうな……。

白のレギオンと加速研究会に繋がりがある証拠をつかんだハルユキたちは、再び七王会議に挑む……。と、なかなか最終決戦に入りそうで入らない『アクセル・ワールド』。今回は、前回あとがきで、「現実世界で一息つくようなお話」と書いていたにもかかわらず、実際は、七王巻き込んで、大盛り上がりの展開じゃねーか(笑)。しかも、心意技当たり前で敵も味方もインフレしまくっていて、うわー、凄い凄すぎるっ!! でも、レベル9ってどんだけ強いんだと思ってたのだけど、周りのインフレに紛れてしまって、全然目立ってないような……。

そして、ラストがどきどきの展開なのだけど、それはともかく、次で白のレギオンと決着つくんですかね?

[ 2017.11.26 ]


KADOKAWA 電撃文庫
アクセル・ワールド23 ―黒雪姫の告白― /川原礫

「……今夜は、私と一緒にいてくれないか」

うわぁぁぁぁぁぁ~~~っ、いや、この前巻の引きを読んだときは、さすがに大したことにはならないと思っていたのだけど、思った以上に踏み込んできて、もうドキドキです。夜の格闘戦で、裸のスキンシップすぎるっっっ!! もう、表紙イラストから裸の黒雪姫先輩で恥ずかしすぎるぅぅぅぅぅっっっ!!

……まあ、ストーリーは、相変わらず、ぜんぜん進まないんですけど。

そいえば、「レクト」はともかく「カムラ」は聞き覚えがないのだけど『SAO』に出てきてないよね? 茅場の研究室仲間にもそれっぽい名前はなかったよなぁ。と、ググってみたら、アニメオリジナルの劇場版でそれっぽい会社が出てきていて、やっぱり、茅場関係者が絡んでるのか。いやぁ、『AW』の根本的な謎と『SAO』の設定のとの結びつきがここまで強くなると、キリトが絡んでこないのが、むしろ違和感なんですけど(笑)。

[ 2018.09.10 ]


KADOKAWA 電撃文庫
アクセル・ワールド24 ―青華の剣仙― /川原礫

表紙絵がエロいな、ってのはともかく、太陽神インティ戦に向けての続きなのだけど、うーん、またか、またそういう引きかっ!! 登場人物たちは、みんな露骨に「それは、あとで話すわ」みたいな感じで先延ばしするし、もうちょっとスッキリできる構成にならないものか……。

いやまあ、新キャラの瀬利や綸とのアレコレは楽しいし、太陽神インティ戦も悪くない。むしろ、巻頭のカラーイラストが全て、みたいな感じもする。綸さぁーーーーーーん(^^;。そうはいっても、ただやっぱし、先延ばし、引き延ばしといった感じが強くて……。ラストも、そこで区切るのは先延ばしすること以外の構成的な意味があるようには思えず、特に今回は、もうちょっと書いて引いても良かったんじゃないかなぁ。

[ 2019.08.13 ]


KADOKAWA 電撃文庫
アクセル・ワールド25 ―終焉の巨神― /川原礫

えぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~っ!! いや、ラストが衝撃なんですが、なんか期待と違う方向に外されたので、正直、驚きつつもガッカリな感覚も強く、そもそも、物語は、あいかわらず寄り道して引き延ばし引き延ばしばかりで、いい加減、決着つけようぜ。……帯に“衝撃の決着”とあるけど、ぜんぜん決着ついてないのどういうこと!?

ハルユキの強さがどんどんインフレしていきつつ、少しづつ世界の謎を明らかにしつつ、『SAO』とのリンクを匂わせつつ進む展開は悪くないけど、さすがに、ここまで無駄に引き延ばしが続くとなー。あと、あのラストは、『アクセル・ワールド』のノリだとくだらない展開にしかなりそうもなくて、あんまし続きが面白そうじゃない。《白のレギオン編》は今回で終わりで次から新編に入るということだけど、次はもうちょっとまともなストーリー展開にしてほしいなぁ。

[ 2020.09.19 ]


KADOKAWA 電撃文庫
アクセル・ワールド26 —裂天の征服者— /川原礫

前巻で白の王の軍門に降ったハルユキ。今回は胸糞悪い展開になるかと思ったのだけど、……なんだか、すげーラブラブした展開なんですけど(^^;。

まあ、白のレギオンもなんやかんやで悪者というわけではないだろうと予想はしてたけど、予想以上に普通でいい子たちだし、一方、ハルユキに去られたネガ・ネビュラス側もハルユキを気づかって優しく、なんか思っていた以上にハルユキに優しい世界だ。そして、黒雪姫、うわー、うわー、うわー。うきゃーーーーーーーーーーーーーっ!!

オシラトリ・ユニヴァースに移籍して、加速研究会側の事情がわかったり、ハルユキのパワーアップイベントとかあるかと思ったのだけど、そういうこともなく展開遅いと思っていたら、ラストでいきなり急展開かっ!! って、でも最近の『アクセル・ワールド』の引きはいつもそうなんだけど、いまいち続きが面白そうじゃないんだよなー。わりと大きな新展開なんだけど、そういう展開はもっと場を盛り上げてからやらないものかなぁ。驚きだけで場面が全然盛り上がってない。しかし、あの人たち、あのタイミングですぐに出てきたってことは、ずっとあの格好でスタンバイしてたってこと?

[ 2022.04.04 ]