ラー


早川書房 ハヤカワSFシリーズJコレクション
ラー /高野史緒

ip(A).t や セド祭のくだりなんかをはじめとして、全体的にはおもしろかったのだけど、ただ、「嘘のつき方がいまいち上手くないかしらん?」というのが率直な感想(^^;。

そゆわけで、タイムマシンでクフ王の時代へ行きピラミッドの謎を解明する、という話。シーンによっては、非常に細かくつっこんで書かれていて、かなり詳しく調べて書かれた作品だとは解るんだけど、それが説得力を持たせる方向に働いてるかは、ちと疑問。や、こういう歴史と絡めた話は、奇想天外な内容でありつつ、「もしかしたら本当かしらん?」と思わせたら勝ちだと思うんだけど、この『ラー』は奇想天外というにはちと大人しいし、説得力を持たせて信じさせるにも弱いので、そゆ観点では残念なんだよなー。あと、主人公のジョディが、作者の都合風味でちょっとキャラが弱いかなー、という印象も。……シーン毎にはわりと良い部分もあるので、ちともったいない。

参考:
感想メモリンク → yama-gatさんadramineさん

[ 2004.06.02 ]