戯言シリーズ


講談社 講談社ノベルス
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い /西尾維新

わりと評判らしいので買ってみたのだけど、とにかく面白かった、傑作、最高っ!!

ミステリは詳しくないというのもあるかもしれないけど、とにかく、先がまったく読めない上に、ラストの謎解きでは、もう、納得させられまくりで、やられた~、という感じ。や、最初の事件のトリックとか、犯人が誰かとか、そんな大きな部分はわりと解るように出来てるのだけど、それすら罠になっているというか、とにかく、読んでて、先が読めない。それで、ラストの謎解きで、もう、ひたすら納得させられまくりで、ぐぅの音もでないし。

いや、私、ミステリって、作者に都合の良い謎解きと展開から推測されてしまう犯人、という印象を持つのが多かったのだけど(<まあ、富士見ミステリー辺りは、ミステリじゃない、という話もあるけど)、この作品は、ぜんぜんそんなことなくて、もう、ほんと、とにかく、読んでて面白かったよ~~。考えてみれば、私が読むような小説やゲームって、ある程度、展開が読める前提で楽しむようなのが多いので、こういう先がわからないモノは珍しいってのもあるんだけど。……って、この話も、伏線やヒントは豊富なので、解かる人には解かるのかしらん(汗;。

ただ、絶海の孤島で、主人公以外はほとんど女の子というシチュエーションなのに、どうにも萌えがないとか、巫女子ちゃん出ねーとか(<間違えて、このシリーズ2作目の『クビシメロマンチスト』の第一章を先に読んじゃったのよ(^^;)、わりと不満もなくもないけど、いや~、とにかく面白かったよ~~。

[ 2002.08.18 ]


講談社 講談社ノベルス
クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 /西尾維新

……がび~~ん

と、なにはともかく、巫女子ちゃんです、巫女子ちゃん。ほんと、とにかく巫女子ちゃん、可愛すぎる~~。そう、とにかく、第一章。や、第二章まで可。もう、読み返しまくり、キムチ食べまくり。わ~、凄いよ、面白いよ、可愛いよ~~。

そゆわけで、「戯言シリーズ」の2作目。1作目の『クビキリサイクル』は、絶海の孤島での密室殺人という、いかにもなミステリー作品だったのだけど、今度は、むしろ恋愛&友情ストーリー。や、カテゴライズすれば、今作もミステリなんだろうけど、私的には、ミステリらしい部分はいまいちで、ストーリー展開もいまひとつ。あくまで、心情描画的な部分の面白さがメインという感じ。そういう風に感じたので、面白さは 1作目に劣ると思うのだけど、まあ、巫女子ちゃんに免じて、許してやらう。というか、巫女子ちゃん、さいこー。

[ 2002.08.20 ]


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クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 /西尾維新

「戯言シリーズ」の 3作目で最新刊。相変わらず、面白いんだけど、う~ん、なんとなく微妙。や、もともと主人公の性格は、あんまり好きじゃなかったのだけど、そういう好きじゃない部分が目立ってきたような。……そもそも、1作目は、あんなにミステリしてて、その部分の出来を評価してたのだけど、ぜんぜんミステリーっぽくないというか、ミステリー的な部分には、もはや、魅力が感じられないし(^^;。

それにしても、哀川潤、良い味出してるよなー。終始、コイツが大活躍だと、もっと、面白いと思うのだけど、でも、やっぱ、コイツの出番が多すぎると、強力すぎて、ストーリーが成立しなくなってしまうかしらん。……や、私的には、こういう方向性が増すのであれば、もはや、中途半端にミステリー要素は入れずに、ひたすらキャラの会話だけで展開してる方が、良いと思うんだけど。

[ 2002.08.21 ]


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サイコロジカル(上)(下) /西尾維新

今までの作品と比べても、圧倒的に、好き勝手やってるだけの、若くて、とんがった文章。や、素晴らしい~~。なんだか、突き抜けちゃってる感じだよ~~。

内容というか物語は、わりと、どうしようもないと思うのだけど、むしろ、そういう風なのは、意図的なもので、とことん、書きたい方向に拘って遊び尽くしてる感じ。や~、もう、いろいろな意味で、感心。とにかく、おもしろかった~~。

ただ、ラストの後日談は、×。や、某請負人は、好きなんだけど、質的にいまいちだし、そもそも、最後で迎合するようなのは、ちと。もう、それまでが、素晴らしくて素晴らしすぎただけに、すごく残念。

[ 2002.11.16 ]


講談社 講談社ノベルス
ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 /西尾維新

うわ~~~~~~~~、容赦なぁ~。
うきゃぁぁぁぁぁ~~~~~~~~。
わぁ~~~~~~~~~~~~。

最高傑作級ぅ~~~~~

や、第八章「執着癖」とか、めちゃくちゃ好きーー。第六章「不一致」も、たまらないー。<でも、「戯言シリーズ」の面白さとは、なにか違う気が(汗;。……あ、あと、やっぱ、巫女子ちゃん、やっぱ、大好きーーーっっっ!! あとあと、理澄ちゃんは、眼鏡なので、要チェックっ!!<をい ……とにかく、くぅ~~~~~~、さいこーーーーーっ!!!!

それにしても、こういう展開になると、今後が、楽しみでめちゃ不安なんですが(^^;

[ 2003.07.10 ]


講談社 講談社ノベルス
ネコソギラジカル(上) 十三階段 /西尾維新

素晴らしい萌え小説だぁーーーっっっ!! 崩子ちゃん、さいこーーーーっっっっ!!

いよいよ始まったシリーズ最終章。いやぁ、崩子ちゃんの破壊力、強力だわ。終始、崩子ちゃんにやられまくり。というか、崩子ちゃんを中心に、ほんと、非常に萌えネタの入れ方&扱いが非常に巧くて、萌え的な技術は、現状、ほぼ最強じゃないかしらん。とにかく、くらくらしまくりですよ~~。あと、ひそかに眼鏡な女性が多いのも、ポイント高し。<をい。

ストーリー的にも盛り上がってマフが、まだはじまったばかりで、いまいち特筆すべきことはなし(^^;。とりあえず、続刊が非常に楽しみなんだけど、ただ、やっぱり変な方向を向いてるので、不安感を拭えなかったりするんだけど。

[ 2005.02.23 ]


講談社 講談社ノベルス
ネコソギラジカル(中) 赤き征裁VS.橙なる種 /西尾維新

うひー、うわー、うきゃ~。いかにもラス前のお約束な展開といった風で、はうぅ~~。まあ、崩子ちゃんの破壊力が弱まったのはむちゃくちゃ残念無念だけれども、とにもかくにも、続きだ続きーーーーーっっっ!! ……この内容では、下巻を読まないことには、ほとんどなにも言えない風味です(^^;。

感想メモリンク → 永山さんあずみん水の鳥さんびっとさんadramineさんまいじゃーさん浅木原さん平和さんdeltazuluさん雨野睦月さん魔王14歳さんyama-gatさん元さんFOOLさん

[ 2005.06.10 ]


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ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い /西尾維新

とにかく見事な大団円。

これだけ読者の期待が高まったシリーズを、その期待された水準をきちんとクリアした上で、これ以上なく綺麗に終了させるということは、ほんとうに絶賛にたるものだと思う。戯言シリーズらしからぬ非常に直球な内容にもかかわらず、物語の終わりに見事に嵌っているのは、非常に計算された賜物だよなぁん。ほんとにとにかく素晴らしい。

こう見事に幕引きされると、もう絶賛する以外ないわけだけど、あと、とりあえず、木の実さんのイラストは素晴らしいですにゃん。<をい

[ 2005.11.10 ]