僕は彼女の9番目


メディアワークス 電撃文庫
僕は彼女の9番目 /佐野しなの

ゴミ。いや、いきなり来た女の子に欲しいものを問われて、「君のような女神に、ずっとそばにいてほしい(<ちょっと違う(^^;)」と返答することから始まる物語なんだけど、何が酷いって、そんな導入にもかかわらず、主人公の元に来た女神(<ちげー)がいなくても、ほとんどストーリーが成立するのよ。いかにもな『ああっ女神さまっ』クローンにもかかわらず、ここまでヒロインの存在感が薄く、ラブコメ要素も弱くて、いったい何がやりたいんだ?

ていうか、ヒロインはどう見てもツンな幼なじみの美早子にしか見えないし、女神役の にこら の設定も物語を散漫にしてるだけなので、いっそ、にこら を消して、幼なじみの美早子とのラブコメに徹したほうが良かったんじゃね? ラブコメとしても、ハートフルストーリーとしても、お話になってないレベルで、現状では、最低につまらないと思う。

[ 2008.08.12 ]