好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!


2018 2 18

小学館 ガガガ文庫
やがて恋するヴィヴィ・レイン 5 /犬村小六

もっと切なく悲劇的な場面になるのかと思ったら、むしろ希望が感じられるような展開だなー。や、次回はミズキのターンですねっ!!!

革命を成功させ国の代表となったルカは、ファニアを取り戻すために独裁者となりジェミニ率いる神聖リヴァノヴァ帝国との戦いに挑む……。と、負けフラグを次々と立てながら決戦に挑むルカ、一方、アステルのカウンタも残りわずかと、いやー、フルスピードで崖に突っ込んでいくような展開で、「どんな悲劇的で泣けるシーンを見せてくれるんだ?」と思って読み進めていたのだけど、アレ?アレレ? なんか期待していた泣けるシーンはなくて、なんだか、物語の大きな転換点として描かれてるわけですがっ!! うーん、もっと絶望的で悲劇的な展開が良かったんだけどなー。

[ やがて恋するヴィヴィ・レイン ]


2018 2 17

オーバーラップ オーバーラップノベルス
無能と呼ばれた俺、4つの力を得る(1) /松村道彦

小説家になろう」発の異世界ファンター。無能と思われていた主人公が隠されていた力に目覚める良くあるパターンなのだけど、その無能の設定がおもしろい。や、単に無能が周りを見返す話ではなく、この世界では“無能”が異常に差別されていて、その過度な差別は魔法による洗脳のようなもので、どうやら世界を巻き込む陰謀と巨大な敵がいるらしい、と、これはもう、めちゃくちゃ期待するしかないなっ!!

ちなみに、主人公・ロードの能力は、『Fate』のギル様と似たような数々の伝説の武器を収めた宝物庫と、さらに、それらの武器を便利に使う能力ということで、そりゃ強すぎるだろっ!! って話。……ただ、宝物庫が手帳型なので、アニメ化してもビジュアル的には地味だよね。<をい

この1巻は、力に目覚めて少し旅をするところまでなので、まだまだこれから。しかし、「小説家になろう」掲載分をそのまま載せただけなんだろうけど、ラストの〆と次巻への繋ぎが微妙で、編集のスキルが心配になるな。書籍化するときには、せめて、プロローグとエピローグ的なものは欲しいよなぁ。

[ 無能と呼ばれた俺、4つの力を得る ]


2018 2 16

マイクロマガジン社 GCノベルズ
村人ですが何か?(1) /白石新

小説家になろう」発の異世界転生モノ。「小説家になろう」ではよく見かける、最弱な村人属性の主人公が最強な勇者属性の幼なじみを努力で越えていくパターン。

と、よくあるパターンではあるのだけど、この作品の特筆すべきは、二周目の人生という設定のため、RTAのように赤ちゃんの頃から最適効率&最速で強くなっていくところ。元のスキルは大したことないのに、一周目の知識があるとはいえ、徹底した努力だけで最強に成り上がっていくところが、ほんとに愉快。非常に気持ちの良い俺TUEEEEEEE。

ただ、ちと気になるのは、アレだけ個性的なお母さんが序盤にしか出てこないのは、いったいどういう。あとは、モーゼズへの復讐はまだー? いや、復讐イベントはお約束はハズなのに、すでに歯牙にかけないぐらい、圧倒的に強くなりすぎてる気が……。

[ 村人ですが何か? ]


2018 2 15

KADOKAWA 電撃文庫
タタの魔法使い /うーぱー

ラストが素晴らしかったっ!! 突きつけられた選択肢の嫌らしさと、そこから一矢報いる展開っっっ!! いやー、新人らしく稚拙さは目立つものの面白さがなにより優先される電撃文庫らしい作品でしたっっっ!!

そゆわけで、ラノベブロガーのうーぱーさん が作家デビュー。第24回電撃小説大賞<大賞>。ラノベブロガーでライターや編集者になる人はちらちら見かけるのですが、ラノベ作家になる人はわりと珍しく、それこそ『涼宮ハルヒ』の谷川流の再来となることを期待したくなる。……twitter等で流れてくる感想を見る限り、微妙に酷評が目立つような気がしますが(^^;。

で、本作の内容は、高校一つ丸ごと異世界転移するというもの。異世界転移というと「小説家になろう」っぽいものを想像してしまうけれど、むしろ、楳図かずお『漂流教室』的なノリだよね。いや、さすがに違うか(^^;。異世界チートで俺TUEEEEEEするわけではなく、200人近くの死者・行方不明者を出しながらも見知らぬ異世界をサバイブし元の世界への帰還を目指す展開。それを、ドキュメンタリーという体裁にしていたり、卒業文集もそうなんだけど、アイデアが非常にいいのよ。

ただ、そのドキュメンタリーの体裁が少し厄介で、……せっかくのアイデアなのに、作者の圧倒的な力量不足でわりと悲惨なことになってる。いや、このドキュメンタリー、生存者の姉が関係者にインタビューして纏めたという体裁なのだけど、そのンタビューを集める技量などをみると明らかにプロの仕事なハズが、その実際の文章はどう読んでも素人。それどころか、第三者視点のドキュメンタリーなハズなのに、普通の小説になっちゃってる部分も多々散見されて、いやー、特殊なことをやろうとしたせいで、それが作者の力量不足を強調する結果になってるのよね。すごく痛いわ。でも、普通に書いてたら単に下手なだけの小説になるような気もしていて、読んで面白いのは確かなのだけど、なかなかシンドイな。

[ タタの魔法使い ]

ろぐ

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