クロノス・ジョウンターの伝説


朝日ソノラマ ソノラマ文庫
クロノス・ジョウンターの伝説 /梶尾真治

感動っ!!、泣けるっ!! 素晴らしい、最高傑作級ぅ~~っ!!

「クロノス・ジョウンター」というタイムマシンを題材にした 4つの短編が収録された作品。このタイムマシンの設定があざとくて、とにかく、せつない恋愛モノに仕上がってるのよ~。外伝の「朋恵の夢想時間」はちと毛色が違うのだけど、恋に生きる漢の生き様を描きに描いた「吹原和彦の軌跡」であったり、たった数日の本物の恋を描いた「布川輝良の軌跡」であったり、お兄ちゃん好き好きな「鈴谷樹里の軌跡」だったり、どれも素晴らしい~~。私的に、いちばん感動的だったのは「鈴谷樹里の軌跡」なのだけど、「吹原和彦の軌跡」が漢なのでいちばん印象的だった。いや、ほんと良い作品だったよ~~。

[ 2003.12.20 ]