フォーソルティアの風


メディアワークス 電撃文庫
フォーソルティアの風 /藍原みつと

駄作。キャラの行動や設定に説得力がないのが、とにかく酷い。まあ、ライトノベルなら、この程度の説得力でもいい、という話もあるかもしれないけれど、少なくとも、私にはダメダメです。

電撃の新人。『天空の城ラピュタ』もどきのボーイ・ミーツ・ガール。不思議な力を持つ少女・ギンを助けた少年・ソラは、ギンを狙う警察組織アルバユーリアの陰謀に巻き込まれ、やがて世界を救う、という話。とにかく、説得力がまったくないのが問題。つまり、理由付けや描写が不足していて納得できない。世界がハリボテで、すべてのキャラが頭の悪い小学生ようで、展開も都合よく進行するようにしか見えないのよな。まあ、新人さんだし、借り物のような自分のものになってないような文章で、あまり小説を書き慣れてるようには見えなかったので、仕方ないのかなー。

[ 2006.11.18 ]