ぐるぐる猿と歌う鳥
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講談社 講談社ノベルス
ぐるぐる猿と歌う鳥 /加納朋子 -
小学五年生の高見森が、転校先の北九州で出会う小さな謎の数々。という感じで、加納朋子らしい日常の謎を扱うミステリなのだけど、……主人公のガキが酷すぎて読ません。いや、当然、好き好きなんだろうけど、私には、この主人公はありえないわ。乱暴者で問題児、いかにもトラブルメーカーというのは、主人公としては悪くないと思うのだけど、生理的にどうにも受け付けない。終盤で明かされるパックやココの話はせつなくて好みではあるんだけどなぁ。
[ 2010.06.10 ]