JDCトリビュート
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講談社 講談社ノベルス
ダブルダウン勘繰郎 /西尾維新 -
戯言シリーズとはテイストが微妙に違うと思うのだけど、これはこれで、面白かったよ~~。
や、序盤は、かなりいまいちな印象だったのだけど、もう、夢を語り始めてから、もう、きゃ~~、というか、後半、盛り上がってきて、きゅ~~、というか、もうもう、素晴らしい~~。まあ、万人受けするかは、正直、疑問なのだけど、やっぱ、西尾維新、素晴らしいわ~~。もう、くらくら~~。
ただ、戯言シリーズと比べると、登場人物が弱いかしらん。加えて、物語の個性もちょっと弱い予感。あと、とにかく、夢を語る内容なのだけど、ちと、大人が読むと痛い気が(^^;。や、勢いがあれば、こゆのも、熱くて良いんだけどな。
[ 2003.03.11 ]
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講談社 講談社ノベルス
トリプルプレイ助悪郎 /西尾維新 -
ダメ。ミステリとしても、キャラクター小説としても出来がいいとは思えないし、なにより、JDCトリビュートを名乗ってるにもかかわらず、ぜんぜんはっちゃけてなくて、かなりガッカリな内容でした。
そゆわけで、清涼院流水のJDCシリーズを元ネタにした二次創作の第二弾。「髑髏畑百足の最後の作品を頂戴する」との予告状があり、百足の娘である一葉は、失踪した父がかつて住んでいた裏腹亭を訪れる……、という感じの、ミステリ小説。「読者への挑戦状」があったり、一応、ロジック的に納得できる真相なのだけど、逆に、想定内で驚きがなくて、すげーこじんまりしちゃってるのんな。JDCトリビュートを冠してこれはありえないだろ。さらに、謎解き優先なので、キャラも面白みがなく、こんな西尾維新は価値がねぇーーーっっっ!! ……ダメダメ。
[ 2007.08.12 ]