レディガンナー
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角川書店 スニーカー文庫
レディ・ガンナーの冒険
レディ・ガンナーの大追跡(上) /茅田砂胡 -
基本的にはおもしろいのだけど、『大追跡(上)』の前半は、ちょっと(^^;。や、獣に変身する人間に差別意識を持つ、と、ただそれだけを提示されてるうちは、すごくわかりやすかったのだけど、その社会背景やらを長々と説明されても、つまらないだけ。しかも、その設定が、隙だらけで無理があるのでは、むしろ説得力を失って、単に稚拙さ漂う世界観になってしまって、にんとも。
それはともかく、まっすぐな性格の貴族な少女が、獣人と旅をしつつ騒動に巻き込まれるファンタジー。主人公をはじめ、まわりの登場人物の性格が、すごく気持ち良いのがグッド。十分おもしろいのだけど、ただ、他の茅田砂胡作品と比べると、やっぱし、世界背景が稚拙に見えてしまうのがなぁ。
[ 2002.01.10 ]
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角川書店 スニーカー文庫
レディ・ガンナーの大追跡(下) /茅田砂胡 -
一言で言えば、痛快っっっっっ!! いや、気持ちいいねぇ~~。
豪快な性格のお嬢様が、悪の人種差別集団をやっつけるお話の続き。あたし的には、やぱし、設定に無理、というより隙があるのが気になるのだけど、まあ、スカッと気持ちがいい物語だったので、許そう(^^;。……でも、典型的な勧善懲悪で、そもそも、深い設定なんて不要な構成なんだから、背景なんて書くだけバカだと思うぞ。稚拙ならなおさら。
で、あとがき読むと、次は、恋愛中心?らしいので、すげ~期待。いや、このシリーズ、恋愛要素が薄いのも、微妙に物足りなかったのよ。
[ 2002.02.02 ]
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角川書店 スニーカー文庫
レディ・ガンナーと宝石泥棒 /茅田砂胡 -
え~~っと、さすがに、あまりに陳腐というか、幼稚というか、酷すぎると思うんですけどー。
ストーリーに勢いが出てくる後半は、さほど気にならないので面白いんだけど、そうは言っても、あまりに稚拙で陳腐。や、茅田砂胡って、わりと勢いで無理を押すタイプだと思うし、もともと、このシリーズも、背景がすごく陳腐で頭悪いにもかかわらず、変に人種差別やら身分制度を絡めてくるので、粗が目立って仕方なかったりはするのだけど、それにしても、この巻は、ちょっと酷すぎ。加えて、今までと比べて、あまりにスケールも小さいので、もう、どうしようもないと思うのだけど。仮にも、それなりに本を出してる小説家なんだから、こんな情けない内容を書くなよー。
[ 2003.03.04 ]