おやすみ魔獣少女


角川書店 スニーカー文庫
おやすみ魔獣少女 暗黒女神の≪領域≫ /川人忠明

貧しい北の町で両親に愛されて暮らす少女・エスト。しかし、彼女の出生には秘密が……。という感じで、なるほど、『流血女神伝』(→感想) を彷彿とさせる内容。でも、う~ん、かなり暗く重い設定と展開にもかかわらず、どうにも筆致が軽すぎる。や、ライトノベルなんだから、むしろこの軽さは正解のような気もするんだけど、個人的には、すげー違和感。このノリでやるなら、もっと笑える気楽な話にすべきだと思うんだ……。

[ 2010.07.08 ]