パララバ
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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
パララバ ―Parallel lovers― /静月遠火 -
ダメダメ。というよりも、せつない純愛ストーリーを期待してたのに、そういう話ではぜんぜんなくて、とにかくガッカリ。せつなさの微塵もなく、こいつら、ひたすら犯人探しに執念燃やしてますよ。……私は、学園ミステリっぽい話じゃなくて、せつなくて泣ける話が読みたかったんだよ(T-T)。
第15回電撃小説大賞金賞受賞作。好きだった一哉が突然の事故死。悲しむ綾の元に、死んだはずの一哉からの電話が……。という感じで、こういう設定なら、誰だって、せつない物語を期待するよねっ、期待するよねっ。でも、違うんだよ(号泣)。いや、なんでこの設定で、せつない方面は切り捨てて、死の真相を調べ始めるかなー。
確かに、心情描写は、正直、いまいちなので、せつなさに走らなかったのは正解だったかもしれないけれど、ああ、もぉ、ほんとに期待していただけに、マジに残念すぎる。そもそも、単なる青春ミステリにしたかったんなら、こんな期待させるような設定にしなくても、よかったんじゃね?
[ 2009.02.11 ]