さくらファミリア!


一迅社 一迅社文庫
さくらファミリア! /杉井光

馬鹿だっ!! くだらなすぎるっ!!(爆笑)。いやぁもう、下ネタ満載のドタバタコメディで、とにかく読んでて大笑い。ていうか、聖書をバカにしすぎだろっ!! だははははっ、ホント酷すぎるぅ~~。

父親が莫大な借金を残して失踪し、天涯孤独となった祐太の元に、同じく莫大な借金を背負った双子の聖少女や大天使や大魔王がやってきて、やがて奇妙な擬似家族になっていく……。という感じで、キリスト教をネタに、非常に下品で笑える内容に仕立てた擬似家族モノ。「キリスト教をネタにここまで遊んでいいのか?」と思うぐらい、いろいろ突き抜けたコメディになっていてホントに笑える。ガブリエルが下品すぎるよっ!! や、キリスト教と下品な下ネタとのギャップも楽しいのだけど、なにより、キャラの配置や設定が絶妙なんよ。前世での熱い関係を匂わせつついかにもな行動を見せるエリ&レマの双子といい、るーしーやガブリエルの立ち位置といい、ユダの生まれ変わりということになっている祐太という設定が、非常に巧くて面白い。いやぁ、ほんとに楽しい内容で、笑った笑った面白かったぁ~。

[ 2008.07.22 ]


一迅社 一迅社文庫
さくらファミリア!2 /杉井光

ツンデレさいこーーーーっ!! いや、光速LOVE寄せですかっ!! なにより、ツンデレなエリが、とにかくクラクラするぅ~~。そして、相変わらず、キリスト教をちゃかしたような、頭の悪い危険なネタが、笑える笑える。おもしろいぃぃ~~。

キリスト教ネタでメタ的に遊びまくってるシリーズ第二段。三位一体の一角、神の愛を伝える聖霊ホリィ登場で、さらにドタバタする佐倉家。そして、ペトロの生まれ変わりが聖少女エリとレマを狙う……。といった感じで、いやぁ、思わず、「杉井光、自重しろ!」と思えるぐらい危険なネタで遊びまくってる内容が、とにかく、おもしろいおもしろい。突き抜けてるなぁ~~。前巻では、擬似家族モノとしての要素が強かったようにも思えたのだけど、今巻では、ラブコメも強化されていて、そちら方面も愉快なことにっ!! ……そして、ラストの急展開。次巻が待ち遠しいぃ~~。

[ 2008.10.23 ]


一迅社 一迅社文庫
さくらファミリア!3 /杉井光

いやぁ、おもしろかったっ!! ほんと、ラストまで頭が悪くてしょーもないシリーズでした(褒めてます)。あまりにしょーもなくてくだらない内容なので(褒めてます)、いまいち感想を書くのに困るんだけど(^^;。や、お前ら、なにかと胸揉みすぎるだろっ!!

ミカエルに連行されたガブリエルを助けるために、家族は協力して天界へ。という感じで、キリスト教ネタを中心に各種小ネタも満載なのは相変わらず、欲望に忠実な壊れたキャラたちによるドタバタでコミカルな展開が笑える笑える。一応、シリーズ最終巻なのでシリアスな展開もあるのだけど、やっぱり基本は、頭が悪い展開が楽しいシリーズだよな。最後も、強引ながらも予定調和的な大団円で、ほんと、楽しいシリーズでした。

[ 2009.02.25 ]