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アスキー・メディアワークス 電撃文庫
白銀のソードブレイカーIII ―剣の遺志― /松山剛 -
ぐわぁー、ラストがむちゃくちゃで、“――ど、どういうことだ……!?” まあ、どう見ても悲しいエンディングしか見えてなかったところでこの先の読めない展開は、むしろ、ハッピーエンドの兆しなのかしらん。
そゆわけで、残り二人まで剣聖を倒したエリザたち一行の前に、復讐に燃えるハーちゃんの娘・サツキ、そして、最後の剣聖ルピナスが立ちふさがる!! と、ヴァーちゃんの扱いがあまりにご都合主義すぎて、むしろ清々しさすら感じるのだけど、それはともかく、安定の王道展開が素晴らしい。ルピナスの娘ミーナが狙いすぎてて、もうね。そして、きちんとお約束のサービスシーンも入れ込んできたりして、ちゃんと読者が期待するシーンを期待するタイミングできちんと投入してくる感があって、ほんとに素晴らしいな。
で、そんな期待を裏切らない展開から、ラストの怒涛の追い込みですよっ!! ていうか、いきなり謎が謎を呼ぶようなラストだけど、うわぁ、続きが気になる。どうするんだ、これ!?
[ 2015.01.05 ]