警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび


集英社 スーパーダッシュ文庫
警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび /横山 忠

おもしろい、おもしろい。ちびっ子天才魔道士・チルビィ先生は、可愛い外見とは裏腹に、無敵のパワーで、お子様らしくわがままにやりたい放題。「死神の子供」と恐れられていた。と、なんとなく、某『スレイヤーズ』を思い出しましたよ(^^;。

第6回スーパーダッシュ小説新人賞、佳作受賞作。なんといっても、お子様先生が魅力です。といっても、「ロリ」ではないし、それ以前に、「萌え」的要素もなくて、あくまで、キャラとして面白い、という意味ですが(^^;。いやぁ、軽いコメディ的なファンタジーとして、なかなか楽しい作品でした。まあ、チルビィ先生の描写はふらふらしてるし、展開的にも、いきなり王蘭が出張ってきたりと、ちょっと作品として軸がぶれてる感じがするんだけど、そこら辺は新人だということを考えれば、許容範囲かなー。

[ 2007.10.04 ]