2007年 10月 1日
2007年 10月 3日
▽ 新番組の季節ですが、相変わらず、事前チェックはしてなかったり。
▽ [TVA]『バンブーブレード』#1。ヤングガンガン連載の剣道マンガ? 脚本倉田英之か。原作は未読。とりあえず、第1話はコミカルで面白かったけれど、わりとまじめに剣道やるのかしらん?
▽ [TVA]『スケッチブック』#1。コミックブレイド連載。原作は未読。まったり系。というか、ちょっとまったりしすぎで退屈だなぁ。好み的には、もうちょっとメリハリがあるほうが好みなんだけど…。
▽ [TVA]『素敵探偵ラビリンス』#1。すみません、5分で切りました(^^;。
▽ [TVA]『Myself;Yourself』#1。だははははっ、凄くベタな恋愛モノだっ、素晴らしいっ!! う~ん、しかし、やはりメインヒロインはツンな巫女少女の方か。巨乳眼鏡の方じゃなくて残念無念。原作は、ゲームかしらん。シリーズ構成に雑破業。
2007年 10月 4日
-
集英社 スーパーダッシュ文庫
◆ 警極魔道課チルビィ先生の迷子なひび /横山 忠 -
おもしろい、おもしろい。ちびっ子天才魔道士・チルビィ先生は、可愛い外見とは裏腹に、無敵のパワーで、お子様らしくわがままにやりたい放題。「死神の子供」と恐れられていた。と、なんとなく、某『スレイヤーズ』を思い出しましたよ(^^;。
第6回スーパーダッシュ小説新人賞、佳作受賞作。なんといっても、お子様先生が魅力です。といっても、「ロリ」ではないし、それ以前に、「萌え」的要素もなくて、あくまで、キャラとして面白い、という意味ですが(^^;。いやぁ、軽いコメディ的なファンタジーとして、なかなか楽しい作品でした。まあ、チルビィ先生の描写はふらふらしてるし、展開的にも、いきなり王蘭が出張ってきたりと、ちょっと作品として軸がぶれてる感じがするんだけど、そこら辺は新人だということを考えれば、許容範囲かなー。
[ チルビィ先生の迷子なひび ]
2007年 10月 5日
▽ [TV]『魔法先生ネギま!』#1。『ネギま』のドラマ化。うわっ、ちゃんと『ネギま』してるよっ!! いやぁ、思ったよりも面白いし、わりと『ネギま』の雰囲気が出ているのでビックリです。……まあ、次回からは見ないと思うけど(^^;。
▽ [TVA]『ドラゴノーツ』#1。オリジナルかしらん? SF? う~ん、まったく好みじゃないなぁ。パス。
▽ [TVA]『CLANNAD』#1。うわぁ~、すげー好きすぎる~。OP前から泣けてくる。ベタだけど、白黒→カラーの演出は好きだなぁ。うひぃ~~~~~~、汐が走ってるよぉ~~(号泣)。OP、もうそれだけで堪らねぇ~~~~。中身は、出来はいいけど、ちと退屈かしらん。そして、ED。ううぅぅぅぅ(T-T)。やっぱ、「だんご大家族」は号泣だっ(T-T)。予告、風子だよ、風子っ!! ……という感じで、やっぱり、今期ではいちばんの期待だなぁん。
2007年 10月 6日
-
東京創元社 創元SF文庫
◆ 遺跡の声 /堀 晃 -
銀河辺境宙域に残された、様々な惑星の文明遺跡を調査する調査員を描いた連作短編。なにかドラマがあるというより、既に滅んでしまったor滅びの際にある、いろいろな文明の姿を描くことに注力されてるのだけど、私は、ドラマがあるタイプの方が好きだからなー。こういうのが好きな人には堪らないんだろうケド、うーん、好みじゃない。加えて、1970年代、80年代に書かれた作品が中心なので、ちと古さを感じるのは仕方ないかなぁ。
[ 遺跡の声 ]
▽ やっと、『このライトノベルがすごい!』に回答。アンケートの〆切は 10/8 までなので、まだの方は、こちら から是非どうぞ。
2007年 10月 7日
▽ [TVA]『灼眼のシャナII』#1。だははははっ、うわぁ~、ごろごろごろごろ~~~。やっぱ、シャナ、素晴らしいよ、シャナ。やっぱ、めちゃくちゃ好きだなぁ、このアニメ。というか、シャナ。ほんと、素晴らしい、素晴らしい。
▽ [TVA]『BLUE DROP』#1。原作は漫画かしらん?未読。うわっ、導入はSFかと思ったら、女学校で百合モノですかっ!! う~ん、好みじゃないなぁ。パス。
▽ [TVA]『機動戦士ガンダムOO』#1。わけわかんねー。とりあえず面白そうではあるのだけど、この設定と世界観、どう整合性を取るつもりなんだろ?
▽ [TVA]『ef』#1。原作はゲーム? なんだか典型的な美少女ゲームなノリだなぁん。Bパートはなかなか良かったけれど、ちと演出が煩いのが気になるところ。
▽ [TVA]『ご愁傷さま二ノ宮くん』#1。富士見ファンタジア文庫原作、原作の感想は こちら。原作の方は、途中からぐだぐだ&恋愛色も薄くなってしまったので読むのを止めたのだけど、序盤のノリを再現してくれるなら期待なんだけどなぁ。まあ、『二ノ宮くん』は、北条さんが登場しないとお話にならないので、続く2話に期待ということで。
2007年 10月 8日
-
角川書店
◆ 遠まわりする雛 /米澤穂信 -
素晴らしい。特に、表題の「遠まわりする雛」が、非常に綺麗で繊細な恋愛モノとして仕立ててあって素晴らしい。ていうか、古典部シリーズで、まさかこういう内容を持ってくるとは思わなかったよ。
そゆわけで、古典部シリーズ最新刊。省エネを信条とするホータローと「わたし、気になります」が決め台詞の千反田えるを中心とする青春ミステリー。今回は、雑誌連載分を纏めた連作短編。単行本では時系列通りに並んでるけれど、初出をみると、必ずしも時系列順に書かれたわけではないのんな。なんでわざわざ、そういう風にしてるんだろ?
それはともかく内容的には、謎解きメインの小話が中心なので、私的にいまいち楽しめなかった話も少なくなかったんだけど、「あきましておめでとう」「手作りチョコレート事件」「遠まわりする雛」の三編が、いやぁ、良かったっ!! 特に、「手作りチョコレート事件」→「遠まわりする雛」は、微妙な心情を綺麗に描いた、青春で恋愛な物語になっていて、ほんと面白かったです。しかし、次から微妙に書きづらいそうな気もするけど。
[ 古典部シリーズ ]
2007年 10月 9日
私もごくごくまれに献本をいただいたりして意見を求められることはあるのだけど、「ネットの意見を客観的に分析して役に立つ形に纏めるのは非常に手間がかかる」という話はよく聞くので、ノウハウを持っている編集ではなく作家の立場だと、「読者によって言ってることが違うので役に立たない」「「面白い」という感想以外は受け付けない」と言ってしまうのは仕方ないかしらん? むしろ、編集サイドから作者側にどのくらいフィードバックされてるのかなぁ。フィードバックされていないとしたら、もったいないよなぁん。
あとはやっぱり、ライトノベルの読者層とネットユーザーの年齢層には違いがあるという問題があって、鷹見一幸氏がネットでは評判が良かったのに売れなかった例として挙げている『時空のクロスロード(→感想)』も、当時のネット上では、もともと懐かしさを感じる良質なジョブナイルとして30代を中心に絶賛されたという経緯があって、確かに、あのまま30代受けするような作品を出し続けていたら、売上げ的にキツかったことは想像に難くないんだよなぁ。売上げ的には、30代の意見を切って、より子供向けにするのは、確かに正解。そこら辺も、ネットの意見をフィードバックする難しさになってる予感。
……それにしても、いつも感想中さんの記事は、タイトルの「仕方ないじゃん」というのは共感できるのだけど、さすがに記事の内容は、「愚痴が出る」というぐらいでそこまで言ってしまうのは、さすがに無茶な気が(^^;。
▽ [漫画]『ねこめ~わく5 /竹本泉』、購入&読了。なんだか、百合子が大人びてるわけですがっ!!
▽ [TVA]『みなみけ』#1。ヤンマガ連載、未読。ボケとツッコミの三姉妹の物語かしら? そこそこ面白かったです。
▽ [TVA]『キミキス』#1。原作は『TLS』の後継ゲームでしたっけ? 未プレイ。1話はキャラ紹介がメインだと思うんだけど、こー、恋愛モノとしての面白さが感じられねぇ~。いまいち。
▽ [TVA]『レンタルマギカ』#1。角川スニーカー原作、未読。えっと、魔法使いレンタル会社を中心としたハーレムもの? なにが売りなのか、さっぱりわからない。いまいちだなぁ。
2007年 10月 10日
-
メディアワークス 電撃文庫
◆ 悪魔のミカタ666(4) スコルピオン・デスロック<下> /うえお久光 -
だはははははははははははははっ、はっはっはっ裸かぁ~~っ、もう、めちゃくちゃおもしれぇーーーーっっっ!!
『紅白祭』後編。《グレイテストオリオン》の影響で“熱血化”する生徒達。『紅白祭』も佳境に入り、“熱血化”は人知を超えてさらに激しく燃え上がるっ!! と、もう、想像を越える、先が読めない展開。そして、その展開のひとつひとつが、とにかく楽しく大笑いしまくりで、にやにやも止まらないっ。ほんと、ひたすら面白かったぁ~~。最終競技の棒鳥騎馬戦は、もう凄まじいとしか言えないのだけど、洋平との結末も凄いよなぁ。いやぁ、本当に、面白かったっ!!
[ 悪魔のミカタ ]
2007年 10月 11日
-
メディアワークス 電撃文庫
◆ ウィザーズ・ブレインVI 再会の天地<下> /三枝零一 -
すげー、すげーよ、その展開っ!! 中央召集会議での弁論と、その後の熱い戦闘。『ウィザーズ・ブレイン』らしく、綺麗な気持ちを持った人たちの熱く泣ける話に仕上がっていて、ホントに良かったです。
先の短い自分の生命を犠牲にし、マザー・コアになろうとするアニル。そんな兄の想いを知りつつも、理想のためにマザー・コアの交換を阻止しようとするルジュナ。歴代の登場人物たちも両陣営に別れ、いよいよシティ・ニューデリーの命運が決まる。
と、そんな感じで、ほぼオールキャストが両陣営に別れて、ガチの頭脳戦に、魔法対決に、さらには艦隊戦まで。どんだけ凄い闘いですかっ!! さらに悲惨さを増した世界の中、熱く、そして悲しい話が、ほんと素晴らしいです。その中で、特に素晴らしかったのが、会議での真昼の発言と策略で、ほんとゾクゾクするよなぁ。ただ、前巻でも感じたのだけど、両陣営に別れて闘うには、かなり無理があると思うのだけど、まあ、そうしないとバトルにならないので、仕方ないかなぁ。個人的にはバトルよりも、みんな一緒になって、仲良く笑いあった姿を早く見たいという気持ちもあるんだけどなぁ。
[ ウィザーズ・ブレイン ]
▽ [TVA]『半分の月がのぼる空 傑作選』#1。WOWOWでやってた奴が地上波へ、ということかしらん。原作の感想は こちら。ぜんぜん期待していなかったのだけど(^^;、わりと原作の雰囲気は再現していて面白かったです。ただ、あのエピソードを30分に詰め込むのはムチャだろ、もっと時間をかけて欲しかったなぁ。……あと、里香はCV.釘宮理恵にすべきだったと思った。<をい
2007年 10月 12日
-
徳間書店 徳間デュアル文庫
◆ 福音の少年 虹のウロボロス /加地尚武 -
うわっ、いきなりスケールが大きくなってるなぁ。そして、少年の成長物語として、非常に綺麗で良質になってますよっ!! なんといっても、ぐいぐいと読ませる展開が、めちゃくちゃ面白かったです。……でも、その分、今までの恋愛&ホームコメディ的な部分は、ほとんどどこかに行ってしまってるんですけどぉ~。
魔法使いの最高位「ウィザード」に就任してしまった恵。その地位と影響力を実感せぬままの軽率な失言で、世界は大混乱に叩き落される……。というわけで、平均以下の中学生が、自ら引き起こしてしまった大事件に、はじめは呆然となにも出来ず、やがて立ち向かう中で成長していく、という良質な成長物語。アナもエリカも出番が減ってしまって、恋愛&ホームコメディ的な部分が弱くなってしまったのは残念だけど、これはこれで、非常に面白かったです。……しかし、ここまで恵が成長してしまうと、今まで通りにはストーリーは進められないと思うのだけど、特に、アナやエリカとの関係は、どうするつもりなんだろう。
[ 福音の少年 ]
2007年 10月 13日
-
富士見書房 富士見ミステリー文庫
◆ ROOM NO.1301#9 シーナはヒロイック! /新井 輝 -
「俺たちは全部、手に入れるぜ」 ……ヤバイ、ヤバイよ。只でさえエッチ三昧な健ちゃんが、シーナに影響を受けて、危ないことを言い出してますよ(笑)。エロエロだ、マジにエロエロすぎるぅ~。
一年ぶりの本編新作。シーナ&バケッツも TV出演、シーナの話もいよいよ佳境、といった内容なのだけど、おおう、健ちゃんが自分を肯定しはじめていて、ビックリですよ。ストーリーも大きく動くのかしらん? それはともかく、いつも通りの雰囲気のある描写で、相変わらず素晴らしい。次巻は、とうとう日奈が、がふぅ~~。
[ ROOM NO.1301 ]
▽ [TVA]『もやしもん』#1。原作はイブニング連載の農学部を舞台にした漫画という話でしたっけ。未読。一応私は、大学院の時には、農学部の研究室にも出入りしてたんだけど、なんですかこの大学は(笑)。面白いとは思うんだけど、どうにも細部に違和感があって、気になっちゃうなぁ。
▽ [TVA]『Myself;Yourself』#2。やっぱ、麻緒衣ちゃんが素晴らしすぎる。巨乳で眼鏡で天然、ドジっ娘。さらに、CV.金田朋子。もうもう、めちゃくちゃ素晴らしいぃぃ~~。
▽ [TVA]『CLANNAD』#2。原作どおりの手堅い作りだなぁ。本編より、むしろOPとEDを見てるだけで、泣ける(T-T)。
▽ [TVA]『灼眼のシャナII』#2。うわぁ、ごろごろごろ~~。やっぱ、素晴らしい、素晴らしすぎるツンデレです。ほんとシャナは素晴らしいなぁ。
▽ いや、今期のアニメは、『Myself;Yourself』と『灼眼のシャナII』が双璧で、次点が『CLANNAD』という感じ。マジに麻緒衣ちゃんとシャナは凶悪すぎると思う。
2007年 10月 14日
-
筑摩書房 ちくま新書
◆ ウェブ炎上 ネット群集と暴走の可能性 /荻上チキ -
作者の人はブロガーなのか。こちらの人らしい。内容的には、「炎上」についてというよりも、むしろ、「サイバーカスケード」と「ハイパーリアリティ」について実例を挙げながら語るというのが中心。いつも思うのだけど、この手の新書は、タイトルと内容が一致しないことが多すぎると思う。……ちなみに、「サイバーカスケード」「ハイパーリアリティ」とは、だいたい、以下のような感じ。
- サイバーカスケード
議論をしたり見てたりしてると、反対意見に歩み寄るのではなく、むしろ、意見が先鋭化して偏向が強まる、という現象。インターネットに限らない現象みたいだけど、インターネットでは顕著に見かけられるらしい
- ハイパーリアリティ
実体を伴わずにイメージだけが自走して、多くの人に受け入れやすい「デマ」が形成されたりすること
つまり、「サイバーカスケード」と「ハイパーリアリティ」を上手く解決できれば、ネット上での議論はもっとハッピーになる、その解決策のひとつがまとめサイト、というのが、本著の趣旨だと思うのだけど、筆の運びが慎重で自己の主張を濁すような書き方なので、結論がわかりにくいのが気になるところ。逆に、実例を豊富に挙げて丁寧に書いてるとも言えるので、この手の新書では、わりと良心的だと思いました。ただ、私的には、もっと自己主張が激しい内容のほうが、好きなんだけどなぁ。
[ ウェブ炎上 ]
- サイバーカスケード
▽ [TVA]『しおんの王』#1。アフタヌーン連載の将棋漫画?未読。うわっ、なんという陰惨な導入。女流棋士メインなのに萌え的要素が皆無なのは気になるけど、ストーリー的にはわりと面白そう。
2007年 10月 15日
-
アスキー アスキー新書
◆ Google vs セカンドライフ 3Dウェブ仮想社会の覇権争い /山崎秀夫 -
筆者は野村総合研究所主席研究員。わかりやすく説得力のある内容で、新書としてはかなり書けてる予感。なかなか面白かったです。……ただ、タイトルは内容とあってなくて、あくまで、セカンドライフを中心にメタバース(3Dウェブ仮想社会)上での、今後のビジネスモデルについて考察する、というものなのんな。
以下、メモ。
- セカンドライフは、「コミュニティ形成が弱い」というのが大きな特徴であり、弱点
- そのため、コミュニケーションを求める10代20代は少なく、30代中心の年齢構成、そして、リピート率が非常に低い(15%程度、mixiだと70%)
- リピート率が低いため、セカンドライフに閉じたアプローチは効果が薄い。ビジネスを成功させるには、メルマガやホームページと組み合わせて、きちんと戦略を組み立てる必要がある
- ビジネス利用で意識すべきなのは、第三者と一緒にいることによってコミュニケーション効果を促す「メアプレゼンツエフェクト」と、アバターのニーズとアバターを操作するユーザーのニーズの違いを明確化すること
- 具体的には、教育や研修、遠隔ミーティング、窓口相談などが向いている
- メタバースを普及させるには、アバターの標準化が重要
- セカンドライフはサーバのオープンソース化を行い、デファクトスタンダードを狙っている
- ホロデッキの技術は既に現実にあり、近い未来に、3Dインターネットが基本になる
- 2011年には 8割の人が 3Dインターネットに参加するとの予測がある
- 現在のウェブページは、3Dインターネットから二次的にアクセスするようになると予想されている
2007年 10月 17日
-
講談社 講談社ノベルス
◆ 不気味で素朴な囲われた世界 /西尾維新 -
西尾維新らしくキャラクタの作りがめちゃ面白いなぁ。変でぶっ飛んだ会話も非常に楽しい。ただ、キャラクタ小説としてはすごく面白いんだけど、ストーリーはちょっと微妙な気も。
『きみとぼくの壊れた世界』の続編。といっても、世界観が同じだけで、直接な繋がりはほとんどなし。……いやぁ、妙な言葉遊びとおかしな会話が、ほんと面白いなぁ。ちと表面的すぎる気もするんだけど、こぐ姉、ろり先輩、ふや子さん、病院坂先輩と、きちんと萌えポイントを押さえた描写も素晴らしい。そして、その後の扱いも、いかにも西尾維新らしい。ただ、キャラ的には面白いんだけど、ストーリーは普通にミステリでオチも弱く、そこは、ちと物足りないよなぁん。
[ きみとぼく ]
2007年 10月 18日
-
富士見書房 富士見ミステリー文庫
◆ 幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ /木ノ歌詠 -
ストーリーよりも雰囲気重視な内容で、確かに、雰囲気は素晴らしい。素晴らしいのだけど、どうにも微妙な感じが否めないんだよなぁ。
列車へ飛び込んで自殺しようと駅に向かった海幸。しかし、町唯一の鉄道は、いつの間にか廃線になっていた……。という感じで、生に倦み自殺を考える少女・海幸と、その自殺に手を貸すという若手芸術家の少女・リガヤの一夏。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』や寒天ゼリーといったアイテムの使い方が非常に上手い。ただ、雰囲気の形成を、そこに頼り切ってる部分があって、本来ベースにあるべき、海幸とチコちゃんの家族関係や、閉塞感のある田舎という生活環境の描写が弱いんだよなぁ。そこら辺の描写が厚かったら、もちっと良かったのになぁ。
そいえば、映画は疎いのでアレだったのだけど、作品内で使われている『ダンサー・イン・ザ・ダーク(→Amazon)』って、実在するのんね。
[ 幽霊列車とこんぺい糖 ]
2007年 10月 19日
-
エンターブレイン ファミ通文庫
◆ 暴風ガールズファイト /佐々原史緒 -
めちゃおもしろい~~。女の子の一人称形式で書かれてるんだけど、その主人公・広海の語り口が、とても生き生きしていて、素晴らしいわぁ。正統派スポ根モノとしても、十分にクオリティは高く、いやぁ、良かったよぉ~~。
五十嵐千果は、ラクロスで日本一を目指す、嵐を呼ぶ女。ラクロス部があると聞いて聖ヴェリタス女学院に入学したものの、そのラクロス部は、部員不足ですでに消滅寸前っ!! というわけで、部員勧誘から始まり、徐々にチームを形作り、やがて一丸となって困難に立ち向かうという、友情と青春の正統派スポ根モノ。広海と千果を中心に、個性的な仲間たちも非常にキャラが立っていて、よく出来てるわ。ほんとおもしろいおもしろい。……まあ、せっかくの女子高なのに、青春&スポ根モノに終始してるのは、ちともったいない気もするけれど(^^;。
しかし、部員はまだ 8人か。1チーム12人というのは、なかなかキツイ競技を選択してるよなぁん。
[ 暴風ガールズファイト ]
▽ [TVA]『Myself;Yourself』#3。佐菜、酷すぎる。いつか死ぬぞ(笑)。
2007年 10月 20日
-
小学館 ガガガ文庫
◆ にこは神様に○○される? /荒川工 -
おもしろいおもしろい。キャラ同士のやり取りがコミカルで楽しく、そして、ストーリーも綺麗に纏まっていてなかなか良し。……まあ、あまり動きの少ないストーリーなので、ちと物足りない部分もあるのだけど(^^;。
そゆわけで、[WIN]『Lien(→感想)』や [WIN]『このはちゃれんじ!(→感想)』のシナリオライター・荒川工の初ライトノベル作品。たまたま神さまを召喚してしまった貧乳眼鏡少女・にこと、召喚されたセクハラ美少女の神さまのまったりとしたコメディ。いやぁ、バカな会話を中心とするコミカルなノリが、やっぱ、魅力的だよなぁ。ホント、読んでておもしろい。そして、ことみようじの挿絵も良いねぇ。尖がった部分がないので、物足りない部分はあるのだけど、いやぁ、ホントにおもしろかったです。
[ にこは神様に○○される? ]
2007年 10月 21日
-
富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ 鋼殻のレギオスVII ホワイト・オペラ /雨木シュウスケ -
いくらレイフォンとはいえ、さすがに、そりゃ無理だろぉ~~~。いや、おもしろいんだけど、やっぱり、説得力の持たせ方に疑問を感じるんだよなぁ。私的には、もうちょっと、なにがしかのシーンを追加して、描写なり説明なり伏線なりを追加した方がいいと思うんですがっ。まあ、ハイアとの戦いはさほど重要ではないので、それでもいい気はするけど。
そゆわけで、迫る都市戦っ。相手はリーリンの滞在する学園都市マイアス。都市戦はどうなる? そしてリーリンは無事再会できるのか? ついでに、サリンバン教導傭兵団のハイアにも動きが……。というわけで、レイフォンを巡るラブバトルに、いよいよリーリン本格参戦かっ!? というところなんだけど、なんだか、メイシェンの影がひたすら薄くなっているのが気になるところ。もう、リーリンvsニーナvsフェリの三つ巴で進むのかしらん。何はともあれ、いよいよ続きが楽しみですっ!! ……や、変に話を広げずに、レイフォンの周辺だけを書いてくれればいいんだけどなぁ。
[ 鋼殻のレギオス ]
2007年 10月 22日
- ◆ [TV] ETV特集 21世紀を夢見た日々~日本SFの50年~
-
通俗小説として扱われ、低く見られていたSF小説。1963年、SF作家たちは地位向上のため団結し、「SF作家クラブ」を発足する。「SF作家クラブ」所属の作家たちは、初期の特撮やアニメの脚本などで活躍するようになり、やがて、大阪万博ではブレーンをも勤めるまでになる。1970年代前半には、もはや、誰もSFを低く見るものはいなくなり、「SF作家クラブ」は実質的な役割を終える。その後SFは、『ヤマト』『ガンダム』を経て、『エヴァ』や『涼宮ハルヒ』に代表されるライトノベルにまで浸透し、現在ではオタク文化に広く継承されている。
という感じの内容だったのだけど、SFというと、「ガンダムはSFじゃありません」とか「SF冬の時代」とか、そういう文脈で語られることの方が印象に強かったので、「オタク文化こそが、日本におけるSFの正統な後継者だ」「オタク文化を通して、日本のSFは世界中で認められている」と言わんばかりの内容は、ちとビックリでした。ていうか、ライトノベルや『涼宮ハルヒ』まで言及されるとは思わんかったよ。……それにしても、なんで、折原みとが識者として登場してるんだ(^^;。
2007年 10月 23日
-
富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ BLACK BLOOD BROTHERS 8 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 宣戦恋歌― /あざの耕平 -
最高傑作級、ううぅ、泣かせるなよ(T-T)。
『九龍の血統』に制圧された特区。ジローと別れ、シンガポールに逃げ延びたミミコは、やがて、特区奪回のための一歩を踏み出す。という内容だったのだけど、うわぁ~、ミミコの最後の台詞とそれに到る過程がマジに素晴らしい。特区脱出時の活躍により、自身を巡る環境の変化に戸惑うミミコ。それはミミコを打ちのめし、さらに、突きつけられる『豪王』の難題が、ミミコを追い詰める。いやぁ、もうもう、ミミコを巡る描写の数々は、ホント秀逸だと思う。とにかく素晴らしかったぁ~~。
……ただ、ミミコに限らず、他のメンツも順調に歩みだしてるのは、ちと希望を描きすぎてる感が。シリーズ構成を考えると、特区を制圧されたばかりなんだから、まだまだ、絶望の中にいてもいいと思うんですが。<をい
▽ [TV]『NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~』。失踪してないじゃんっ!! 単に極度の人間嫌いで引きこもってるだけじゃんっ!! こー、数学者本人のインタビューが取れずに、それでもムリヤリ番組を仕立てちゃったという感じで、『NHKスペシャル』にしては、ちと酷い内容だと思ったり。まあ、ポアンカレ予想の説明はわりと分かりやすくてよかったんだけど……。
▽ 「オタク」が死ぬ日。 - Something Orange。うわっ、酷い(笑)。[TV]『21世紀を夢見た日々』では、70年代からSFはさらに発展して今に到る、という作りだったのに、海燕さんの記事では、まるで、「SF」が死んでしまったと扱っていたかのような書きようだっ。……いや、海燕さんの言わんとするところは、わかるんだけど(^^;。
▽ 都産問題 - 崩壊日記(出張所)。都施設でポルノ漫画即売会、過去6回開催 はどういう話かと思ったら、同人誌即売会に対していろいろ規制の動きがあるのかー。
2007年 10月 24日
-
文藝春秋 文春新書
◆ ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 /佐々木俊尚 -
20の論点それぞれについて解説したモノ。目次がそのまんま内容を端的に纏めてるので、以下、目次を抜粋。
- 論点1 amazon アマゾンが日本のオンラインショッピングを制覇する
- 論点2 Recommendation お勧め(レコメンデーション)とソーシャル(人間関係)が融合していく
- 論点3 行動ターゲティング 行動分析型広告は過熱し、ついには危うい局面へ
- 論点4 仮想通貨 電子マネーはリアル社会をバーチャルに引きずり込む
- 論点5 Google グーグルvs.マイクロソフト 覇権争いの最終決着
- 論点6 Platform 携帯電話キャリアは周辺ビジネスを食い荒らしていく
- 論点7 Venture 日本のネットベンチャーの世代交代が加速する
- 論点8 Monetize ウェブ2.0で本当に金を儲ける方法
- 論点9 YouTube ユーチューブは「ネタ視聴」というパンドラの箱を開いた
- 論点10 動画 動画と広告をマッチングするビジネスの台頭
- 論点11 TV 日本のテレビビジネスはまもなく崩壊する
- 論点12 番組ネット配信 NHKが通信と放送の壁をぶち壊す
- 論点13 雑誌 雑誌とインターネットはマジックミドルで戦う
- 論点14 新聞 新聞は非営利事業として生き残るしかない
- 論点15 Second Life セカンドライフバブルの崩壊する時
- 論点16 ネット下流 携帯電話インターネット層は新たな「下流」の出現
- 論点17 Twitter 「つながり」に純化するコミュニケーションの登場
- 論点18 Respect 「リスペクト」が無料経済を収益化する
- 論点19 リアル世界 検索テクノロジーが人々の暮らしを覆い尽くす
- 論点20 Wikinomics 集合知ウィキノミクスが新たな産業を生み出す
各項目について、非常に綺麗に纏めてあって、Good。なにか気になる項目があれば、読んで損はない予感。ただ、作者がなにか持論を展開してるというより、最近のトピックスの解説といったノリが強いので、作者の主張が控えめという部分では、ちと物足りないかしらん。
[ ネット未来地図 ]
▽ [TVA]『バンブレ』#4。敵チームにおみまゆちゃんがっ!!
2007年 10月 25日
-
メディアファクトリー MF文庫J
◆ ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険2 /ヤマグチノボル -
今日もタバサは王女イザベラの不条理な命令で様々なキツい任務に当たる……。と、軽いノリにかかわらず救いのない重い設定と内容が、あまりにやるせなくてせつなすぎるんだよなぁ。『ゼロの使い魔』はもうちょっと軽く楽しみたいと思ってるので、この外伝はちと好みではないんだよなぁ。
[ ゼロの使い魔 ]
▽ 数日前に、日記の最新ページが 180万アクセスを超えてた模様。最近の日記の最新ページのアクセスは、1,200アクセス/日ぐらい。春先には、1,400アクセス/日を超えてたので、アクセス数は減少傾向なんだよなぁ。しょんぼり。
2007年 10月 26日
-
メディアファクトリー MF文庫J
◆ 渚フォルテッシモ2 /城崎火也 -
ツンデレ、ツンデレっ!! はうはうはうはう、めちゃくちゃ素晴らしいぃぃ~~~。
そゆわけで、UMA好きの変人、山ノ上大地と、大地の前だけでは凶暴な地を出す普段は清楚な学園のアイドル、麻生渚との、学園ドタバタラブコメ。いやぁ、今回は、新キャラに巨乳生徒会長が登場、嫉妬しまくりの渚ということで、めちゃくちゃおもしろい。いやぁ、ほんとベタベタ。いいよね、ベタ。まったくもって、ベタなツンデレを演じる渚が素晴らしいこと、素晴らしいこと。めちゃ素晴らしい~~。
ただ、エピローグはどうよ? この巻で締めるならともかく、続編あり&キャラ投入のこのタイミングで、空美先輩のその設定は、ありえないと思うんだよなぁ。朱里の扱いにも感じるところなのだけど、渚のツンデレぶりが素晴らしいだけに、恋愛モノとしてはちと首を傾げざるを得ない部分があるのが、気になるんだよなぁ。多角関係的な要素ではなく、あくまで、渚のツンデレの魅力だけに頼りきった作りなのは、ちと残念。
[ 渚フォルテッシモ ]
2007年 10月 27日
-
早川書房 ハヤカワ文庫JA
◆ 時砂の王 /小川一水 -
おもしろかったぁぁぁ。主に3世紀の日本を舞台とした、歴史改変モノなのだけど、とにかくスケールの大きさが魅力で素晴らしいなぁ。各時代を織り交ぜながら、彌与とオーヴァルの二人を軸に展開するストーリー構成も素晴らしく、良かった良かった。
26世紀、謎の増殖型機会群・ETの来襲により人類は滅亡の縁に立っていた。時間遡行の技術を得、過去にまで干渉し人類を蹂躙しようとするETに対し、人類も過去へのメッセンジャーを派遣する。というわけで、一人の女を想いつつ、数多の時間枝で滅亡していく人類を見つめてきたメッセンジャー・0の寂寥感、そして、ETとの壮大で絶望的な闘い。いやぁ、歴史改変モノらしく、ほんとスケールが大きく壮大で、おもしろいおもしろい。ストーリーの根底に、せつないラブストーリーを置いてるのも好みだなぁ。いやぁ、ホントおもしろかったです。
[ 時砂の王 ]
2007年 10月 28日
- 11/01 [文庫] うらにわのかみさま ~虎と猫と君と僕~ /神野オキナ
- 11/01 [文庫] 円環少女 (6)太陽がくだけるとき /長谷敏司
- 11/01 [文庫] 彩雲国物語 隣の百合は白 /雪乃紗衣
- 11/02 [文庫] グランドマスター! 呪われた女騎士? /樹川さとみ
- 11/02 [文庫] 流血女神伝 喪の女王8 /須賀しのぶ
- 11/06 [新書] 探偵伯爵と僕 /森博嗣
- 11/10 [文庫] とある魔術の禁書目録(14) /鎌池和馬
- 11/10 [文庫] 輪環の魔導師 闇語りのアルカイン /渡瀬草一郎
- 11/10 [文庫] SHI-NO ―シノ― 支倉志乃の敗北 /上月雨音
- 11/15 [文庫] 虚攻の戦士 五分だけの神 /神野オキナ
- 11/20 [文庫] クジラのソラ04 /瀬尾つかさ
- 11/20 [文庫] 黄昏色の詠使いIV 踊る世界、イヴの調律 /細音啓
- 11/22 [文庫] かのこん8 /西野かつみ
- 11/22 [文庫] 紅~醜悪祭~ (上) /片山憲太郎
- 11/22 [文庫] 薔薇色にチェリースカ2 /海原零
- 11/24 [漫画] ルプ★さらだ /竹本泉
- 11/26 [漫画] よみきりものの(3)(仮) /竹本泉
▽ RetroPC.NET: 情報解禁、『遊べる!!美少女ゲームクロニクル《PC98編》』のナカミ。懐かしそうなので、とりあえず、Amazonで注文 してみたり(^^;。
▽ 月刊アスキーのライトノベル記事はかなり中身が濃かった - 平和の温故知新@はてな。電撃文庫の担当編集のインタビューが中心なのかしらん? 平和さんのまとめ記事を読むだけでも、興味深い。
2007年 10月 29日
-
メディアファクトリー MF文庫J
◆ ギャルゴ!!!!! 地方都市伝説大全 /比嘉智康 -
主人公の田中春男は、ギャルゲーの神様(ゴッド)、略して、ギャルゴ。どんなギャルゲでも楽々とクリアする天才プレイヤー、……って、どんなんだよ(笑)。それにしても、ゴッドの称号を得てるにしては、年間50本って少なくね?<をい(^^;
第3回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞、受賞作。うわぁ、バカだ。いい意味でバカ。おバカなノリとそれを魅せる語り口が、非常に楽しい、おもしろいっ。ギャルゲが得意な春男が、占い師だった祖母の跡を継ぎ、原因不明な都市伝説を解決する、という話で、春男と天然娘コトリとのラブコメがストーリー中心なんだけど、めちゃくちゃ楽しいノリに仕上がっていてるのよっ。なんといっても、春男やコトリをはじめ各キャラが魅力的。生き生きと個性的に描かれていって、すごくキャラが立っているのが素晴らしいなぁ。
ただ、終盤のコトリやエリアス絡みの展開は、ダメダメ。春男の決意が描きたかったんだろうけど、コトリやエリアスの想いやら各キャラの位置付けが全く生かせてないというか、まったくお話にすらなってない。もったいないなー。まあ、そこら辺は、続刊でフォローを期待、ということで。
[ ギャルゴ!!!!! ]
2007年 10月 30日
-
角川書店 角川SSC新書
◆ 自民党の終焉 民主党が政権をとる日 /森田実 -
だははははっ、森田実って、こんな愉快な人だったのかっ。や、TVでは割と落ち着いた語り口だった記憶があるのだけど、この本はめちゃ感情的な物言いで支離滅裂。なんというか、小泉自民とマスコミに個人的な恨みがあるとしか思えねぇ。<をい(^^;
そゆわけで、政治評論家の森田実が、先の参院選で惨敗した自民党を斬る。というか、「俺は、小泉自民が嫌いだ。参院選で惨敗、ざまあ見ろ。これからは、大好きな小沢民主の時代だっ!!」という感じかしらん。正直、もうちょっと理屈の通った内容を期待してたんだけど、マジに感情的で支離滅裂。根拠が示されてないだけでなく、ロジックの組み立ても変なので、さっぱり説得力がないのよね。正直、この本からは、まったくなにも得るものがない予感。まあ、作者の人が、小泉自民とそれを継いだ安倍さんが嫌いだったことだけは、よく分かったけど(^^;。
[ 自民党の終焉 ]
- [新書] クレィドゥ・ザ・スカイ /森博嗣