クロノレイヤーに僕らはいた


徳間書店 トクマ・ノベルズEdge
クロノレイヤーに僕らはいた /木本雅彦

だはははははははっ、その妙に古い小ネタの数々は、いったい、どういう世代を狙ってるんだっ!!(爆笑)。いや、古いだけじゃなくて、ほんと細かいネタや会話のセンスがすごく変で、笑える笑える、おもしろいっ!!

他人と会話をするのが苦手な少年・良人は、たまたま体験版でもらったネットゲーム「クロノレイヤー・オンライン」にはまり込んで行く。人付き合いが苦手ななりに、だんだん知り合いも増えていくが、知り合った人たちは、イタい人間ばかりだった……。と、ネットゲームは詳しくないのだけど、モデルは『Second Life』? ていうか、いろいろとセンスが変すぎるだろっ!! いやぁ、ネットの関係が少しずつリアルに影響を与えていくという感じのストーリー展開なのだけど、知り合っていく人間が、みんな電波なので、これは怖い(^^;。まあ、展開はムリ筋なので、正直、いまひとつなのだけど、やっぱり、ひとつひとつの小ネタや会話が妙にズレてておかしくておかしくて、おもしろすぎですっ!!

[ 2009.05.19 ]