さよなら、いもうと。


富士見書房 富士見ミステリー文庫
さよなら、いもうと。 /新井 輝

あああああああぁぁぁぁ、眼鏡な妹が、お風呂上りだったり、「お兄ちゃんと結婚したい」だったり、添い寝だったり、「あーん」だったり、うひぃーーーーーーっ!! さらに加えて、眼鏡な幼なじみがひそかに抱える恋ごころで、はう~~、ごろごろごろ~~~~~。

そゆわけで、新井輝の新作は、眼鏡な妹と眼鏡な幼なじみと主人公の、ちょっとせつない恋愛ストーリー。っていうか、テイストは『ROOM NO.1301』とほとんど一緒だったりするんですが(^^;。や、もはや完成された、いつも通りの新井輝っ!! 素晴らしいぞっ、新井輝っ!! しかも、眼鏡だっ、ダブル眼鏡っ!! きゆづきさとこのイラストも、非常にかわゆくマッチしていて、もはや、なにも言うことなしっ!! こんちくしょーーっ!!

ほんと、ほぼ全てにおいて素晴らしいのだけど、難をいえば、ラストは泣かすにしても余韻を持たすにしても、いまいち効果的でなく蛇足風味だったのが、ちと残念だったかなー。それをやるなら前もってもちっと描写が欲しかった予感。……それはともかく、眼鏡だ眼鏡っ!! ビバっ、眼鏡っ!!

[ 2006.06.14 ]