シャギードッグ
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ソフトバンククリエイティブ GA文庫
シャギードッグ 天使の序章 /七尾あきら -
おもしろいおもしろい。なんといっても、近未来を舞台にし、格闘プログラムを脳内にインストールして闘うという設定が、かっこいいなぁ。
いろいろあって、先日の飲み会でいただきました。面白いと薦められただけあって、ほんと面白かったです。高校生・鳴神大介は、遊園地でバイト中に拳銃自殺を目撃する。その自殺の瞬間、そこには幽霊のような不思議な少女がたたずんでいて……。という感じの近未来ハードアクション? とにかくこー、各シーン各シーンが、めちゃカッコイイっ!! 格闘プログラムをはじめとした設定が素晴らしく、そして、それを生かした魅せるシーンが非常に良かったです。……ただ、シーン単体でみればいいのだけど、そのシーンを繋げてみると、チグハグな部分が多く、そこはマイナス。いや、結局、構成がいまひとつなんだよなぁ。カッコイイのはいいんだけど、もちっと全体の整合性にも気を使って欲しかったなぁ。
[ 2007.12.01 ]
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ソフトバンククリエイティブ GA文庫
シャギードッグII 人形の鎮魂歌 ~defeated~ /七尾あきら -
カッコイイっ!! ……のだけど、1巻以上にチグハグな部分が酷くなってるなぁ。いや、「シーンを格好良く描ければ、ストーリーがおかしくてもよい」という方針で書いてるんだろうけど、さすがに限度というものがあると思うんですが(^^;。行き当たりばったりではなく、多少は、整合性も考えて欲しいなぁ。
そゆわけで、遺伝子改造を行い、脳内に戦闘プログラムをインストールして闘う近未来バトルアクション第二段。帰ってきたオズとの学園生活が始まる……。ということなんだけど、1巻では、やたらと突っかかってくる幼なじみのまりんと、不思議な少女、オズ、そして、主人公、大介の三角関係、という構図だったのが、この2巻では、ほとんどそれが消えてかかっていて、がび~~~ん。そして、新ヒロインとして投入された無感情少女な沙織も、カバーまで飾っているのに、ストーリーラインから浮きまくっていて、無意味なキャラになっちゃってるんですが(^^;。やっぱり、シーン自体はカッコイイので読んでる最中は楽しめるけど、読み終えた後に振り返ると、どうしても不満が多くなるなぁ。なにより、恋する少女だったまりんが、ほとんど守銭奴になりつつあるのが、まったく持って残念無念。
[ 2007.12.09 ]