蒼穹のカルマ
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
蒼穹のカルマ1 /橘公司 -
なんだこりゃ(爆笑)。シリアスな異世界ファンタジーかと思ったら、中身は全く違っていて、むしろ、ギャグ。あっという間に転がっていく超展開が、ほんと素晴らしい。いやぁ、笑った笑った。
どんな危機にも動じない蒼穹園騎士団のエース鷹崎駆真は、今日も、空獣の脅威から国を護る……。という感じで、パッと見、シリアス系異世界ファンタジーなのだけど、中身は、一発ネタのギャグ作品。いやもう、コンセプトの勝利っ!! テンポいい超展開が素晴らしいっ!! 第20回ファンタジア長編小説大賞<準入選>の新人作品なんだけど、文章も構成もこなれていて、新人としてはクオリティも非常に高い。しかし、基本的に、読みきりの一発ネタにしか見えないんだけど、これでシリーズ化してるんだ……。
[ 2009.11.20 ]