零崎シリーズ


講談社 講談社ノベルス
零崎双識の人間試験 /西尾維新

つまらなくはないけれど、戯言シリーズには劣るなー。や、ストーリーも特筆するものがないし、出てくるキャラも、二軍ばかりという印象。

「零崎一賊」をメインに置いた戯言シリーズの番外的な位置付けの作品。元は Web連載されてたわけですが、結局、私は Webでは読んでなかったです。……で、見どころは妹萌え? でも、ヒロインが弓矢ならまだしも、伊織ではなー。や、伊織のキャラがいまいち弱いのが、この作品の最大の敗因だと思う。西尾作品の中ではかなりふつーの人格だし、そもそも、記号的なアイテムが「ニット帽」では弱いだろー。脇を固める双識や『早蕨』も、本編の戯言シリーズでは、所詮、メインになれない程度のキャラだと思う。特にこの作品は、ストーリーより、キャラの描写や独特の文章がメインとなる作品で、これではなー。……まあ、十分面白くはあったのだけど、西尾維新なら、もっと面白くてもいいだろー、と思ってしまうのだったり。

参考:
感想メモリンク → 永山さん滅・こぉるさんadramineさんWho inside?さん瑶さんurouro360さんa2hさんkonamaさんHRUTさんINNさん

[ 2004.02.19 ]


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零崎軋識の人間ノック /西尾維新

ヤムチャが可愛そうだろっ!! や、零崎シリーズ第2段。前作『零崎双識の人間試験』の 5年前、戯言シリーズの過去話です。主役の零崎軋識こそは、戯言シリーズには出てなかったなのだけど、他のメンバーは、戯言シリーズの馴染みのメンツ。戯言シーズのそのままの雰囲気で、なによりファンサービスを非常に意識した作りに仕立てているのが楽しいです。ほんと、戯言シリーズが好きなら堪らない作品です。

参考:
感想メモリンク → iris6462さんあずみんdeltazuluさん永山さんコモリケイさんゆーいちさんFOOLさん

[ 2006.11.11 ]


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零崎曲識の人間人間 /西尾維新

最高傑作級。もうもう、とにかくラストが綺麗だ。いやぁ、零崎曲識の恋と音楽の物語。きちんと一本筋が通った内容で、非常に良かったです。

そゆわけで、零崎一賊を描いたシリーズ3作目。あとがきによると、このシリーズって、正式には「人間シリーズ」というのか。初めて知ったよ(^^;。で、この3作目は、最強の“音使い”零崎曲識を描いた内容。零崎曲識の人生について、五年前、十年前、二ヶ月前、そして、今の4つの短編から構成されているのだけど、ラストを魅せるための構成が素晴らしく、そしてそのラストがとにかく綺麗で、ほんとめちゃくちゃいいわ。そして、『少女趣味』としての零崎曲識のキャラが魅力的すぎるっ!! ……あと、『戯言シリーズ』と、かなり密接なエピソードとなっていて、そこら辺も楽しいのだけど、すでに内容を忘れかけてる部分もあって、ちと困ったりもして。<をい

[ 2008.03.18 ]


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零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 /西尾維新

人間シリーズのラストを飾る4冊のうちの1冊。『小さな戦争』の最終決戦、零崎人識vs裏切同盟というラスボス戦かくやという呪い名六名からなるチームとの連続バトル。って、『小さな戦争』って、なんだったっけ?<をい。しまった、すでにいろいろ忘れてる(汗;。……いや、さすが西尾維新、エンタメとして非常に面白いのだけど、ただ、単なる怪物同士のバトルに終始してるだけの一冊なので、感想に困るな。最終巻という点では、バトルしてるだけなので、ちょっと物足りない印象。

しかし、『零崎人識の人間関係』の4冊のうち、どれから読み始めても良さそうだったので、とりあえず、これから手を出したのだけど、これでよかったのかしらん?

[ 2010.04.14 ]


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零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 /西尾維新

なんとせつない恋愛ストーリー。素晴らしい素晴らしい

人間シリーズのラスト4冊のうちの1冊。まだ、汀目俊希として、普通に中学校に通っていた頃の零崎人識の物語。うわぁ、その後の展開とは異なる未来があった可能性を伺わせる内容がせつない、とにかく、せつない。匂宮出夢と幸福な関係、そして、殺しの依頼のために訪れた現場での最悪な出会いと、絶望的なすれ違い。出夢の悩みと行き着いた結論が、痛々しくて、ほんとせつないなぁ。……それにしても、飛縁魔はいいキャラなのに、ここで使い捨てとは勿体無さすぎる。そして、奴はマジ最悪だ(^^;。

[ 2010.04.15 ]


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零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 /西尾維新

だははははははっ、伊織最高っ!! 零崎二人のコミカルな漫才で場を笑わせつつ、シリアスに展開する崩子ちゃんの青春ストーリー。なんやかんやで、笑えて泣ける、素晴らしい家族モノでした。

人間シリーズのラスト4冊のうちの1冊。零崎一賊のたった二人の生き残り人識と伊織の物語かと思いきや、萌太を失い実家と向き合うことになる崩子ちゃんの物語でした。いやぁ、キャラの勝利というべきか、KYな伊織がマジ最高すぎる。哀川潤や人識との掛け合いが愉快愉快。そして、根底にあるテーマは家族愛。崩子ちゃんの対峙が、凄く熱く感動的で、ほんと、良かった良かった。

[ 2010.04.21 ]


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零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 /西尾維新

うわぁ、一般人視点になると、いーちゃんってこんな壊れた人間だったのか……。人間シリーズのラスト4冊のうちの1冊、まあ、最終話というより、一冊丸々後日談。戯言シリーズ『クビシメロマンチスト』を視点を変えて再構成された内容なのだけど、いーちゃんの非人間的な壊れ方が、半端なく凶悪なのが印象的。逆に、ストーリー的には盛り上がることもなく、淡々と終わってしまった……。

というわけで、これで、人間シリーズのラスト4冊とも読了。『戯言シリーズ』『人間シリーズ』と続いた一連の作品もこれで終了か。感慨深い。

[ 2010.04.22 ]