2008年 3月 1日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ BLACK BLOOD BROTHERS S5 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集― /あざの耕平 -
ベルリン閉鎖、キューバ危機、ベトナム戦争、アポロ計画、チェルノブイリ、ベルリンの壁の崩壊……。いやぁ、第二次世界大戦後からの激動の20世紀後半を描いた「月と太陽のモンタージュ」が素晴らしいなぁ。コミカル短編は、まあ、いつも通りで、可もなく不可もなし。
そゆわけで、ドラゴンマガジン掲載分の短編と書き下ろしの過去篇からなる短編集の5冊目。今回は、過去篇の「月と太陽のモンタージュ」が非常に良かったです。まあ、相変わらず、駆け足で描写が足りない印象は否めないんだけど(^^;。歴史的な事件を短く切り出しながら、暴走するかのように発達する人類と、それを影から見つめる吸血鬼たちの複雑な想いを、切々と非常に巧く描いていて、お見事っ!! そして、過去篇も、次でいよいよ核心かしらん? いやぁ、次が待ち遠しいぃ~~。
▽ [TVA]『CLANNAD』#19。「CLANNADは人生」みたいなキーワードをどこかで見かけたけど、いよいよ家族や人生というテーマが表立ってきて、『CLANNAD』の真骨頂だなぁ。……しかし、この段階で18話って、残りはどういうシリーズ構成になるんだぁ~。
▽ asahi.com:食中毒処分、発表前にミクシィ書き込み 愛知の保健所員 - 社会。学生時代の友人のみに公開にしていたのに、匿名で情報提供されるのって……。守秘義務違反は確かに問題だけど、それ以前に、せつなすぎるよなぁ。
▽ 個人にも一定の事実確認求める ネット書き込みの名誉毀損判断に新基準・地裁判決 - ITmedia News。“ネットでは利用者が互いに反論できる上、情報の信頼性が低いため、従来の基準は当てはまらない”、ううむ。
2008年 3月 2日
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エンターブレイン ファミ通文庫
◆ セキララ!! /花谷敏嗣 -
面白い、めちゃくちゃ面白いっ!! や、基本的には、ワナビやネットのイタい話をネタにしつつ、物語自体も中高生が考えそうなイタイ展開になってるんだけど、それを明るくコミカルに描くことで、とにかく身近で等身大な笑いに繋げてるのよなっ!! 読んでて笑った笑った、非常に楽しいっ!!
第9回えんため大賞奨励賞。かつてネットで自作小説を公開していた少年、甲拓巳。ネット上でのイタい行動の記憶とともに、自作小説に関する全てを黒歴史として封印していたが、ある日、その自作小説のヒロインが目の前にあらわれて……。と、あらすじを書いてみても、もう、イタい話なんだけど、マジに、どうしようかと思うぐらいイタイ内容。読み始めた最初の頃はかなり辛かったのだけど、しかし、ブタマルGT が登場した辺りから、一気にコメディよりに面白くなって、いやぁ、ホントに楽しい楽しい。ネットやオタク関連の自虐的なネタが、ホントに巧くコミカルに仕立ててあって、とにかく笑えるのよ。ただまあ、ブタマルGTをはじめ、男性キャラはキャラが立っていて笑えるんだけど、女性キャラがあまりに薄っぺらいのがなぁ。特に、ヒロイン火琉奈がさっぱり見えてこないのが、ちょっと酷いよなぁ。
……それにしても、ネットのトラブルが、凄そうに書いてるわりに、実際にありそうな話で、アクセス数や関係者の規模感も妙にこじんまりとしていて、わりと生々しい話のように感じたのだけど、やっぱり、作者の人の実体験も入ってるのかしらん?(^^;。
[ セキララ!! ]
▽ ライトノベルの感想だけを選択的に読みたい という話なら、素直に、リクリップス をチェックしてれば、十分じゃないかしらん。自動巡回の ラノベマップ の方がリンクは多いけれど、やっぱりノイズも多いかしらん。トラックバックセンターといえば、定番の のべるのぶろぐ 2.0 も。あとは、ついでに、うちの ライトノベル感想リンク集 も、どうぞ(^^;。
2008年 3月 3日
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エンターブレイン ファミ通文庫
◆ カミマゴ 羽根としっぽと世界征服 /江藤苑 -
おもしろい、おもしろい。正直、ストーリーや設定は、薄っぺらくて酷いんだけど、キャラクターの勝利ですなっ!! キャラが生き生き描かれていて、ホント面白かったです。キャラ同士の頭の悪い会話だけで、もう、お腹いっぱい。
第9回えんため大賞奨励賞。天真爛漫な天使が空から落ちてきた。そんな天使を拾ったのは、世界征服を目指す腹黒策士な少年だった……。という感じで、捻くれた主人公が純真無垢な天使に感化されていくという、煽りそのまま“軽快ヒネクレ系ヒューマン・ストーリー”。まあ、頭の悪いSF設定は、さすがにどうかと思うのだけど、ヒロインのルーをはじめ、登場人物たちが非常に生き生きと魅力的に描かれていて、Good、Good。ほんと、キャラのやり取りが、めちゃ楽しいわぁ~~。挿絵も含め、良い意味で軽くチープな雰囲気が、意外と良い味だしてます。面白かったぁ~~。
[ カミマゴ ]
2008年 3月 4日
▽ 気管支系がヤられて、身体も熱っぽくてダルイ。花粉症ってことではないと思うんだがなー。
▽ [TV]『@ヒューマン』。動画投稿サイト特集で、ハルヒ&初音ミク。YouTube が切っ掛けで、『ハルヒ』のDVDは北米で 6万本のセールスっ!! や、違法投稿に対する角川のスタンスの、売上にマイナスなものは削除、プラスなモノは残す、という方針は、清々しいですなっ!!
▽ 女性同士のLOVEを描いた、男子禁制の“百合ブーム”がやってくる!? : 日刊サイゾー。“実はウチの読者層も3割は男性”。むしろ、[雑誌]『百合姫』の男性読者が3割しかいないことに、ビックリした。
- 80年代のソノラマ&コバルトは、町の本屋さんでも売っていて一般文庫に近い扱いだった
- 80年代でもアニメ原作のノベライズは、アニメショップでもわりと扱われてた記憶が
- 富士見&電撃は、90年代はじめから、漫画が充実してる本屋でしか売ってなくて、漫画に近い扱いだった予感 (←当時、近所の本屋のおっさんが、「入れば売れるのに、富士見はコミック専門店に重点に卸すので苦労してる」と言ってたのを覚えてたり)
- なので、90年代の富士見&電撃の時代になって、ライトノベルの売り場の傾向が代わった印象はあります
- あっ、電撃創刊時には、「こんなに平積みして大丈夫か?」と思った記憶はあるので、電撃vs角川の戦いが、なにか影響してる気もするなぁ(^^;
2008年 3月 5日
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集英社 コバルト文庫
◆ アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 /須賀しのぶ -
うわぁ~、激しく陰鬱で、容赦ねぇ~~。いかにも、長期シリーズの第一巻という作りで、計算されたインパクトの強い導入になってます。ここら辺は、さすが、須賀しのぶだ。ほんとクオリティはめちゃ高いなぁ。続きもめちゃくちゃ楽しみです。
人類の敵の出現により、中学校でも軍事教練が義務化されている世界。うじうじとして気が弱い主人公・陽菜は、唯一の癒しの場となっている森の奥で、見知らぬ一人の少年と出会う……。や、とにかく、主人公の陽菜がうじうじうじうじうじうじうじうじと、見てて非常にストレスがたまる~。そして、死の臭いのするどんよりする世界観。そういう暗い雰囲気の中で、さらに容赦のない展開。もう、ほんとに凄い、凄すぎる。いや、展開そのものは、真っ直ぐに王道なんだけど、やっぱり見せ方が、めちゃくちゃ巧いよな。いやもう、非常に続きを気にさせる作りになっていて、いやぁ、続刊がほんと待ち遠しいなぁ。
[ アンゲルゼ ]
▽ 5月の電撃文庫新刊情報が発表 「ダブルブリッド」最終巻や「狼と香辛料」新刊、秋山瑞人氏の新刊など - 平和の温故知新@はてな。4年以上沈黙していた、[文庫]『ダブルブリッド』(→感想) が、マジに、5月のラインナップに入ってるんですかっ!! しかも、最終巻ですとっ!! うわぁ~~~~。
2008年 3月 7日
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角川書店 スニーカー文庫
◆ 円環少女 (7)夢のように、夜明けのように /長谷敏司 -
だははははははっ!! いやもう、作者の人、遊びすぎだろっ!! この7巻は、幕間的な要素の強い短編集なのだけど、世界観を壊しかねないぐらいコメディに走っていて、笑った笑った、大笑いです。それでいて、きちんと次の展開に向けて、シリアスな要素も入れ込んでるのが、泣けてくるなぁ~~。
《公館》から解雇された仁のもとに、結局、きずなとメイゼルがやってきて……、というところから始まる短編集。とにかく、ネタがめちゃくちゃで笑えるのと、細部に拘った描写が秀逸、胸に拘りすぎですっ!! そして、単なる短編集ではなく、きちんとストーリー構成としても、6巻を引き継ぎ、続く8巻に繋げる意味のある内容に仕立ててあるのも、素晴らしいよなぁ。各短編の中では、特に笑ったのが、「ハダカのこころで」かな。寒川、悲惨すぎる(笑)。……ただ、それにしても、現状の仁のポジションは、どうにも作者の都合だけで位置付けられたような違和感を感じるのが、にんとも。そこら辺、もうちょっと、説得力があると良かったんだけどなぁ。
[ 円環少女 ]
2008年 3月 8日
▽ 数日前から違和感を感じてたのだけど、……歯が痛い(T-T)。
▽ 日記周りのスクリプト群をいろいろ修正。主に、アクセスログ取得部分。いや、もともと、ずっと懸案になってる過去ログの記事別分割をどうにかしようと思ったのだけど、結局、手付かずだったり(汗;。
2008年 3月 10日
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エンターブレイン ファミ通文庫
◆ BLOODLINK 雪花<上> /山下卓 -
三年半ぶりの新刊だったので既刊から読み直してみたのだけど、おおぅ、前巻の終わりって、そんな中途半端なところで終わっていたのかぁ~。そして、その中途半端な場面から、そのまんま、ふつーに続いてるのんな。……なんで、こんなところで、三年半も間を空けたんだ(^^;。
そゆわけで、和志は、治療のための唯一の手がかりである夏美の行方を追い求め、クラブ「タントラ」へ向かう……。物語的にはあまり進展もなく、内容もわりとぐだぐだだなー。情念の描き方や、重くえげつない設定は、相変わらず素晴らしいのだけど、どうにも周辺ばかり描いてる感じで、肝心の本筋がなかなか進まないのが、にんとも。まあ、下巻もすぐに出るみたいなので、それに期待かしらん。
[ BLOODLINK ]
▽ 土曜は飲み会で秋葉原、終電に乗り遅れて、はうん。日曜は、寝てるうちに終わってしまった……。
▽ [TV]『トップランナー 桜庭一樹』。……ブルマの竪琴(笑)。
2008年 3月 12日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 /萬屋直人 -
せつなさの中に、爽やかな読後感。新人さんにしては尖がった部分がないので物足りないと思ったりもするけど、そつなく綺麗に纏まっているし、なかなかに面白かったです。
人々が徐々に存在を失っていく謎の現象により、ゆっくりと滅んでいく世界。そんな世界をバイクで旅する少年と少女と、旅先の人々との心の交流を描いた内容。まあ、ベタなモチーフをセオリー通りに組み立てた作品なので、良くも悪くも期待通り面白さでした。総じて、そこそこ巧く描けてる代わりに、目立った特長には欠ける印象なのだけど、その中でも強いてあげれば、少年と少女の関係性は、頭一つ良かったかしらん。ツンデレだしなっ!!
▽ ROOMシリーズが最後を飾ってしまうのか? 最終鬼畜レーベル富士見ミステリー文庫 | まいじゃー推進委員会!。廃刊が噂される富士見ミステリー文庫の現行シリーズについて纏めたもの。直木賞受賞で移籍が噂される『GOSICK』(→感想)、物語も佳境で終了間近らしい『SHI-NO』(→感想)、そもそも滅多に刊行されない『しずるさん』(→感想)、残るは、『ROOM』(→感想)ぐらい?という話かしらん。……むしろ『ROOM』には、五稜郭での土方のように「オレが……富士ミスだ」ぐらいのノリで頑張って欲しいところです。
2008年 3月 14日
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富士見書房 富士見ミステリー文庫
◆ SHI-NO ―シノ― 夢の最果て /上月雨音 -
ぐはっ。シノシノの追い込みとその後のキララ先輩が、とにかく凄いんですがっ!!
とあるパーティー会場で発生した殺人事件。たまたま居合わせたシノシノとキララ先輩と僕は、事件の鍵となる『夢路ハナ』の謎を追う……。というわけで、キララ先輩の幼なじみ、トラも登場、事件の謎よりも、キララ先輩に多少焦点を当てつつ、シノシノの微妙な変化を描くような内容になっています、と。まあ、それはともかく、今回の話は、ほんと、えげつないわ。そして、“キララ先輩”が意味深で、なかなかに良いです。……しかし、あとがきによると、物語も佳境ということなのだけど、いったい、どこが佳境なんだ?(^^;。う~ん、今後は、もっと三人の有り様に踏み込むって事かしらん? そして、不遇なクロス君(笑)の明日はどっちだ!?
[ SHI-NO ]
2008年 3月 15日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ 輪環の魔導師2 旅の終わりの森 /渡瀬草一郎 -
ヤンデレ、ヤンデレっ!! 相変わらず、フィノの黒くて病的な恋ごころは魅力的だなぁ~。そして、セロの天然の女ったらしぶりの素晴らしいこと素晴らしいこと(笑)。
そゆわけで、シリーズ第二弾。ロンバルドに到着したセロ、フィノ、アルカインのパーティーに、アルカインの仲間達は無事に合流できるのか? という話。相変わらず、キャラが魅力的で素晴らしい作品ですなっ。ただ、わりとシビアな情勢だと思っていたのだけど、緊張感の欠片もなく、のほほんとした展開になってるのは、どうよ(笑)。まあ、今回まではキャラ紹介的な要素が強いのだろうし、本格的に物語が始まるのは、次からかしらん?
[ 輪環の魔導師 ]
▽ 微妙に忙しくて、いろいろ回っていない今日この頃……。
▽ [TVA]『CLANNAD』#21。「お前なんで眼鏡かけているんだ?」 や、「お前でよかった」のところのカットは素晴らしいなぁ。そして、次回は例の名場面かしらん? ……って、次回で最終回ですかいっ!!
▽ ライトノベルと学閥支配 -東京大学之支配- - ロリコンファル。うわっ、ライトノベルを語るなら、東大ぐらいには入っとけと、そういうことかぁ~~。って、むしろ、ライトノベル評論ブームの頃には、雑多な人が関与していたのが、みんなライトノベル自体から撤退していって、結局、残ってるのが東大系の人だけ、という気がしたりするんですけど(^^;。……そういう意味では、[雑誌]『ダ・ヴィンチ』の“ライトノベルは終わったのか?”というタイトルはある意味正しくて、一時期より勢いがなくなってるのは、実際わりと多くの人が思ってることだと思うのだけど、どうなんだろう?
2008年 3月 16日
せっかくなので、私のツアー参加リスト↓。さすがに古い日記は見苦しい上に参照性も悪いので、いくつか抜けもあるかも。
- 1995.11.04 学園祭ツアー in 東京都立科学技術大学
- 1996.01.28 STARTING LEGEND '96 in 仙台電力ホール
- 1996.07.21 STARTING LEGEND '96 SUMMER SPECIAL in 市川市文化会館
- 1996.08.17 STARTING LEGEND '96 SUMMER SPECIAL in 仙台市民会館
- 1997.02.15 STARTING LEGEND '97 ~with a will~ in 仙台サンプラザ
- 1997.02.24 STARTING LEGEND '97 ~with a will~ in 日本武道館
- 1997.03.26 4179☆LOVE ファンクラブイベント in 渋谷ON AIR EAST
- 1997.07.19 STARTING LEGEND '97 ~届けたい想い~ in 大宮ソニックシティ
- 1997.08.03 STARTING LEGEND '97 ~届けたい想い~ in 市川市文化会館
- 1997.08.23 STARTING LEGEND '97 ~届けたい想い~ in 宮城県民会館
- 1998.02.07 STARTING LEGEND '98 ~Baby blue eyes~ in 宮城県民会館
- 1998.02.15 STARTING LEGEND '98 ~Baby blue eyes~ in 市原市市民会館
- 1998.02.22 STARTING LEGEND '98 ~Baby blue eyes~ in 東京ベイNKホール
- 1998.07.25 STARTING LEGEND '98 in 大宮ソニックシティ
- 1998.08.09 STARTING LEGEND '98 in 宮城県民会館
- 1998.08.23 STARTING LEGEND '98 in 名古屋国際会議場
- 1998.08.26 STARTING LEGEND '98 in 神奈川県民ホール
- 1998.09.15 STARTING LEGEND '98 in 市川市文化会館
- 1999.02.14 STARTING LEGEND 1999 ~ Face to Face~ in 仙台サンプラザ
- 1999.02.24 STARTING LEGEND 1999 ~ Face to Face~ in NHKホール
- 1999.04.14 STARTING LEGEND 1999 ~ Face to Face~ Ver.417 in 代々木第一体育館
- 1999.09.22 STARTING LEGEND 1999 ~CHANGE~ in 中野サンプラザ
- 1999.10.09 STARTING LEGEND 1999 ~CHANGE~ in 大宮ソニックシティ
- 1999.10.25 STARTING LEGEND 1999 ~CHANGE~ in 東京厚生年金会館
- 2000.02.05 STARTING LEGEND 2000 ~BESIDE YOU~ in 赤坂BLITZ
- 2000.08.05 STARTING LEGEND 2000 ~live to love~ in 静岡市民文化会館
- 2000.08.19 STARTING LEGEND 2000 ~live to love~ in 大宮ソニックシティ
- 2000.08.20 STARTING LEGEND 2000 ~live to love~ in 大宮ソニックシティ
- 2000.08.27 STARTING LEGEND 2000 ~live to love~ in 代々木第一体育館
- 2000.12.31 STARTING LEGEND 2000 200回メモリアルライブ in 幕張メッセイベントホール
[ 椎名へきるの思い出 ]
▽ 日記スクリプトを、ちと改変中。
▽ 由梨事 : エロゲの価格。経由して、いらんこといい/エロゲーの値段教えます - TAMA Networks も。や、なかなか興味深い。
▽ 「書評・感想検索エンジン Bookle」作ってみました - 遥か彼方の彼方から。あぁ、Googleを使ってそんなことが出来るのかー。……って、うちのページを http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/TODAY/TODAY.HTM で登録されると、最新のページしか引っかからないんですが(^^;。出来れば、 http://www2e.biglobe.ne.jp/~ichise/book/ にして欲しいところだったり。
2008年 3月 17日
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メディアワークス 電撃文庫
◆ さよならピアノソナタ2 /杉井光 -
最高傑作っっっ!! 全編素晴らしいのだけど、特に、千晶の汗の飛び散る様が見えるような、臨場感溢れるライブハウスのシーン。あまりの素晴らしさに、読んでて泣けてくるよ。いやぁ、心情表現と音楽は、非常に相性がいいよな。マジに素晴らしすぎる~。
真冬、千晶、神楽坂先輩と、ナオの民俗音楽研究部。4人は海での合宿、そして、はじめてのライブへ……。と、いやぁ、悩み多き青春、各メンバの想い、それを、音楽に載せて描いた傑作。音楽を絡めた演出が、とにかく圧倒的で素晴らしいわ。合宿での演奏、その後、そしてライブシーン。ほんと各場面場面でのキャラの心情が見事に描かれていて、すごいすごい。そして、ストーリー的にも、恋愛要素が強くなって、より好みの線になってるしなっ!! ただ、展開自体は、ぎこちない感じもするんだけど。作者の人は、キャラを動かすのに、わりと苦労してる予感が(^^;。まあ、それはともかく、ほんと素晴らしかったぁ~~。
[ さよならピアノソナタ ]
2008年 3月 18日
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講談社 講談社ノベルス
◆ 零崎曲識の人間人間 /西尾維新 -
最高傑作級。もうもう、とにかくラストが綺麗だ。いやぁ、零崎曲識の恋と音楽の物語。きちんと一本筋が通った内容で、非常に良かったです。
そゆわけで、零崎一賊を描いたシリーズ3作目。あとがきによると、このシリーズって、正式には「人間シリーズ」というのか。初めて知ったよ(^^;。で、この3作目は、最強の“音使い”零崎曲識を描いた内容。零崎曲識の人生について、五年前、十年前、二ヶ月前、そして、今の4つの短編から構成されているのだけど、ラストを魅せるための構成が素晴らしく、そしてそのラストがとにかく綺麗で、ほんとめちゃくちゃいいわ。そして、『少女趣味』としての零崎曲識のキャラが魅力的すぎるっ!! ……あと、『戯言シリーズ』と、かなり密接なエピソードとなっていて、そこら辺も楽しいのだけど、すでに内容を忘れかけてる部分もあって、ちと困ったりもして。<をい
[ 零崎シリーズ ]
▽ 2ちゃん出身のラノベ受賞者の大半は“次"がない - yakubaの日記 - LightNovel Group。記事の内容自体はどこまで本当かわからないけど、2ちゃんねる出身のライトノベル作家、というカテゴライズが存在するのか。どこら辺の人を指すんだろ? ……まあ、デビューして満足してやめるのも、もったいないけど、それはそれでそう問題でもないと思うけどな。
2008年 3月 19日
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エンターブレイン B's-LOG文庫
◆ 死神姫の再婚 /小野上明夜 -
だははははははっ、笑った笑った、大笑い。……なのだけど、眼鏡っ娘萌え小説じゃねぇっっっ!! いや、主人公が眼鏡っ娘ということで薦めていただいたわけですがっ、確かに、主人公は眼鏡をかけていますがっ、主人公に関しては、どうみても萌え的な文脈で書かれた作品ではないのよなっ!!
死神姫と呼ばれるアホな娘アリシアが、新興貴族のなり上がりで暴君と怖れられるカシュヴァーンの元に嫁ぐことからはじまるコメディ。いやぁ、過去の出来事により頑なになった青年の心を、明るくマイペースな少女が少しずつ解かしていく、という王道的なストーリー展開で、その奇を衒わず丁寧に組み立てられた展開が、なかなかに筋が良く素晴らしい。読者の期待をいい意味で裏切らないのよなっ!! 期待通りのカタルシス。ほんと、面白かった、面白かった。ただ、アリシアの頭があまりにお花畑すぎるのは、ちと人を選ぶと思ったりも。まあ、コメディということを考えれば、許容範囲だとは思うんだけどさ。
[ 死神姫の再婚 ]
2008年 3月 20日
▽ [漫画]『海皇紀(35) /川原正敏』、購入&読了。ロナルディア戦、前夜。それすらもファンの計算のうち、といういつものパターンかと思ったのだけど、今回は、きちんとピンチなのかしらん? ……それにしても、母さん出てこないんかいっ!!
▽ 感想タイム - 私的ファイル deltazulu 記録再開。月60冊の感想&感想を書くのに1冊辺り50分以上かかるというのは、さすがに時間をかけすぎだと思った(^^;。時間を短縮するのなら、とりあえず、「時間を区切って書く」というのと、あとは、「なんのために感想を書くのか目的を意識する」という辺りかしらん。や、まいじゃーさんが定型化の話をされているけど、まいじゃーさんが巧いのは、「メジャー未満の面白い作品を紹介する」ときちんとした目的を持っていて、その上で、「名台詞を使った定型化」にあると思ったり。安易に定型化してるだけだと、読んでも書いてても面白くない感想になるのは、目に見えてる予感。目的意識を持ってるだけでも、少なくても悩む時間は減るので、わりと効果的だと思ったり。「目的」が定まっていて、その「手段」が定型化されてると、時間短縮になる上、より読み手に訴えやすい文章になるのではないかと、まいじゃーさんのところを見てると、そんな風に思ったりします。
2008年 3月 21日
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集英社 スーパーダッシュ文庫
◆ ベン・トー サバの味噌煮290円 /アサウラ -
バカだっ。愛すべきバカ小説。や、バカ小説としての組み立て方は、わりと王道なんだけど、キャラクターの使い方が巧く、非常にクオリティの高いバカ小説に仕上がってるのんな。……ただ、ちと好みじゃなかったりはするけど(^^;。
そゆわけで、夜のスーパーで繰り広げられる半額弁当を巡るバトルを描いたお話。ネットの各地で評判が良かったので買ってみたのだけど、いやぁ、期待を裏切らない、良い意味で想像通りの内容で、非常に面白かったです。とにかく、基本に忠実なバカ小説。王道的なストーリーの組み立て方もいいんだけど、なんといっても、キャラの造形と、そのキャラを巧く使った演出が、非常に出来が良いのよ。ほんと、白粉の妄想や白梅の性格がアクセントとして絶妙で、そして、各所に挿入された主人公の妙な独白が、笑える笑える。内本君とか石岡君って、なんだよ(笑)。まあネタ小説だし、正直、好みの線ではなかったのだけど、とにかく面白かったです。
しかしそいえば、主要登場人物をみると、なんで「著莪あやめ」が載っているだろ。ほとんど出番はなかったし印象的なキャラでもないと思うのだけど、もしかして、あとがきの削除されたネタって、「著莪あやめ」絡みなのかしらん?
[ ベン・トー ]
- [文庫] ねくろま4。 /平坂読 (→感想リンク)
▽ MF文庫J3月の折り込みチラシに苦労の後が伺える - 平和の温故知新@はてな。“推測するに、2作品ほど延期したため”。や、延期したのは、『12人の優しいお母さん』『あそびにいくヨ! 11』『フレンズ×ナイフ』『聖剣の刀鍛冶2』なので、4作品。予定の8作品のうち、半分の4作品も延期してるのだから、そりゃ、折り込みチラシを作る人も大変だ。
2008年 3月 22日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ 鋼殻のレギオスVIII ミキシング・ノート /雨木シュウスケ -
番外編的な短編集。「イノセンス・ワンダー」のメイシェンvsフェリは良かったけれど、それ以外は、可もなく不可もなく、いまいち印象に残らないかなー。正直、ネタとしてはありだと思うケド、所詮、番外編で、本編には劣る予感。特に、過去編はいまいちかしらん。……まあ、リーリンが、いよいよレイフォン争奪戦に本格参戦ということで、次巻が楽しみです。
[ 鋼殻のレギオス ]
2008年 3月 23日
電撃文庫 (第14回電撃小説大賞)
- ほうかご百物語 /峰守ひろかず (大賞) →感想リンク
- 彼らの会話を読んでいるだけでも楽しいのに、そこに妖怪蘊蓄やらハートフルなラブ要素やらを詰め込まれたらもうたまりません (上下の青い無限)
- 時折入る小ネタも面白かったし、脇役達もいい味出してるし、読んでいて楽しい作品 (いつも月夜に本と酒)
- バトルというわけでもなく、かと言ってその妖怪に人格があって人情派な解決というわけでもなく…むー、ちょっと楽しみかたがわからない (Shamrock’s Cafe)
- ひとことで言えば小さくまとまりすぎかなぁ.知らずに読んでいたらこれが大賞だとは気づかなかったと思う (十七段雑記)
- 毒にもクスリにもならない無難さを感じた作品 (Alles ist im Wandel)
- 君のための物語 /水鏡希人 (金賞) →感想リンク
- 全体的にライトノベルらしからぬ雰囲気の作品で、堅いけれども確かな筆力でじっくりとストーリーを進めていくような印象 (上下の青い無限)
- 派手な事は全く起きない・・・というか相当地味だけど、静かにゆっくり心に沁みるいい話 (いつも月夜に本と酒)
- ライトノベルとしてはかなり地味な部類になる話だとは思いますが、個人的にはこういう話は大好き (趣味の店・空想堂)
- 完成度は高いのですが、エンターティメント性から見たら地味な作品 (良作時々地雷)
- 本を閉じて、目をつぶれば、目の前に情景が浮かび上がるような、そんな素敵な雰囲気を持つ物語 (booklines.net)
- under 異界ノスタルジア /瀬那和章 (銀賞) →感想リンク
- 狂気もアングラな空気もしっかり読めるレベルで書いてくれているので、そういうのが好きな人ならまず問題なく楽しめる (上下の青い無限)
- 非日常の濃度がずっと強くて、そこが割とダークでシビアに描かれていることが特徴 (FULL MOON PRAYER)
- どこかでみたようなバックグラウンドをトンガったキャラクターで味付けしているのが特徴であり個性であり魅力 (十七段雑記)
- 少し詰め込みすぎなような気がして、どの要素も多分に中途半端な感じ (Alles ist im Wandel)
- 序盤の雰囲気は良かったんだけれど、主要な登場人物が微妙な感じ (MOMENTS)
- 藤堂家はカミガカリ /高遠豹介 (銀賞) →感想リンク
- シリアスなシーンでも平気でコメディが混ざってくるもんだから、とても読みにくかった (まあいいか。)
- バカなシーンとシリアスな場面が同じノリで書かれるため,盛り上がりも中途半端で話に乗り切れない (十七段雑記)
- 思わずニヤニヤしちゃう展開に、脱力してしまうやり取り。各国の神話を題材にした設定も好き (Alles ist im Wandel)
- 文章にリズム感があって、読み進めるのが気持ちいい作品 (まいじゃー推進委員会!)
- 独特のキャラ回しと会話のセンスだけで十分に漫才コントとして成り立っていて面白い (ラノベ365日)
ファミ通文庫 (第9回エンターブレインえんため大賞)
- 千の剣の舞う空に /岡本タクヤ (優秀賞) →感想リンク
- 何がいいかというと、やはりネットとリアルの「紙一枚」の感覚がすごくよく書けているのがポイント (少年少女科学倶楽部)
- 元々オンラインゲーム扱った作品って好きなんですが、その中でもこれは現実と虚構のバランスがよかった (みりおんぐらむ)
- 『スラムオンライン』を王道のボーイミーツガールとして解釈したような話.これはかなり良かった (十七段雑記)
- ネットゲームという今時の題材でドラマチックな展開。各キャラの心理描写も丁寧だし、何より読みやすい (いつも月夜に本と酒)
- すっきりまとまっていて読みやすい話でしたが、逆に伏線などは皆無で読み応えという点ではイマイチ (Alles ist im Wandel)
- Chaos Kaoz Discaos /小野正道 (優秀賞) →感想リンク
- シリアスでしかもダークな作品を書こうというなら、今の倍くらいの筆力が欲しいところ (上下の青い無限)
- オーソドックスではありますが、普通に面白いお話だとは思いました。でも、ぜんぜん、ノレなかった (booklines.net)
- 個人的にはイマイチな感じ。能力とか設定が、ちょっと痛々しく感じてしまいました (まあいいか。)
- 悲劇的な境遇にあるというのは説明の上では分かるのだけれど、それに説得力を持たせる描写が足りない (MOMENTS)
- 悪くはないけど良くもないかな。主人公があまり気に入らなかった (いつも感想中)
- サージャント・グリズリー /彩峰優 (特別賞) →感想リンク
- 突飛な設定とストーリーの落差が激しい。というか、ストーリーがダメすぎる (Alles ist im Wandel)
- 早くも今年最大の地雷として僕の脳内ワーストにランクインされました (上下の青い無限)
- バトルフェイズに移行したら、これがつまらん。延々とくだらない学園モノやってたら良かったのに (gobbledygook@book - bookグループ)
- 自分的には満足な1冊でした。良いねー。こう言うおバカな発想は大好き (まあいいか。)
- 独特の空気を持っている作品ではありました。一度ツボにハマったら抜けだせなくなるタイプ (FULL MOON PRAYER)
- 雅先生の地球侵略日誌 /直月秋政 (東放学園特別賞) →感想リンク
- 戦隊ヒーローモノへの愛に溢れるおもしろい作品 (Alles ist im Wandel)
- 日曜朝の特撮ヒーローモノを悪役の女性幹部の視点から書いたネタとメタとパロディの塊。ワロタ (gobbledygook@book - bookグループ)
- 総じて、メタ戦隊物のパロ・馬鹿小説。だがお話も(特に終盤)なかなか良く、予想以上に面白かった (ただ、それじゃ終われないでしょ!)
- いやあ、面白かった。雅先生のツッコミに惚れました (booklines.net)
- 勢いはあるので、読むのは速いんだけど...愚痴だけ読み続けるのは結構しんどい (まあいいか。)
- カミマゴ 羽根としっぽと世界征服 /江藤苑 (奨励賞) →感想リンク
- Y 田悠介レベルの科学考証はまあ置いとくとして,ストーリーやテキストは N 尾維新の劣化コピー (十七段雑記)
- 全体場面設定人物掛け合い――すべて"なんとなく"目指すところは見えるんだけど、全然届いていない (Alles ist im Wandel)
- わざわざ読む価値があるのかと聞かれると首を傾げざるを得ないレベル。凡作、人によっては地雷と呼ぶであろう程度の作品 (上下の青い無限)
- 良くあるライトノベル的なシチュエーションが展開されていて何が起きてるのかは一目瞭然なのに、全然面白くない (gobbledygook@book - bookグループ)
- 思い通りに進む展開は、途中に多少の波乱があるとは言え、ちょっぴり微妙な感じ (まあいいか。)
- セキララ!! /花谷敏嗣 (奨励賞) →感想リンク
- 似たような創作経験はあるので序盤の痛さが異常にきつい…… (Alles ist im Wandel)
- 主人公のイタい過去の詳細が異様にリアルで嫌な笑いが止まらない (上下の青い無限)
- ツッコミを入れながら読む感覚でなかなかおもしろかった (まいじゃー推進委員会!)
- これは面白かったです。過去を隠そうと必死になる主人公が楽し過ぎる (まあいいか。)
- すんげー面白かった.引き合いに出した「千の剣~」に比べるとストーリーの完結性では一歩落ちると思うんだけど,精神的なインパクトはこちらのほうがでかかった (十七段雑記)
▽ そいえば、日記スクリプトをいぢって、タイトルを付けた雑記は、RSS も含めリンク先を、エントリ毎に切り出したファイルを指すように修正しています。過去ログの持ち方を、ブログっぽくする方向の一環。
▽ [TVA]『CLANNAD』#終。やっぱり、おっさんの叫ぶシーンは号泣、泣ける(T-T)。ただ、そこをクライマックスに持ってこないで、要らんシーンで纏めてしまったのは、どうよ(^^;。そして、次回は、番外編かいっ!! ……『CLANNAD』って、第二部あるんでしたっけ? 残りのストーリー構成って、どうなってるんだ?
2008年 3月 24日
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
◆ SH@PPLE ―しゃっぷる―(1) /竹岡葉月 -
何でこれが、富士ミスじゃないんじゃーーーーーーーっっっ!! いやぁ、LOVEですよ、LOVE。とにかく良質なラブコメですよっ。って、ラブは弱めで、むしろコメディ主体な気もしますが、それでも、ファンタジアではなくて、富士ミスで出すべき内容だろ。……とにかく、さくさくと軽く読めて、非常に楽しい。すげー、面白かったですっ!!
そゆわけで、弟・雪国は、姉・舞姫の代わりに、女装の上で名門お嬢様学校へ通うことに……、という男女入れ替わりなドタバタラブコメ。作者が女性のためか、この手の話ではお約束なエロ成分は弱め、萌え要素も控えめだと思うのだけど、その分、正統的なラブコメとしては、なかなかの出来です。生徒会と対立するソロリティという社交組織といい、そのリーダーである「胡蝶の宮」こと蝶間林典子といい、そして、雪国の一目惚れの相手である一駿河蜜のぶっ飛んだ性格といい、いやぁ、お約束ではあるのだけど、これらの設定が、いい感じに軽いノリのストーリー展開にマッチしていて、めちゃくちゃ面白い。ホント、コメディとしては、すげー出来がいいのですよっ!! まあ、ラストが駆け足になってしまっていたのはタマに傷だったのだけど、それ以外は、凄く面白かったです。
もう、コバルト、ファミ通文庫時代の竹岡葉月の作品と比べても、一段も二段も面白い。これなら、続きもめちゃくちゃ楽しみですっ!!
[ SH@PPLE ]
2008年 3月 25日
▽ 今更ながら Twitter のアカウントをとってみたり。うーん、ミニブログと聞いていたので、だらだら系のWeb日記と似たようなもんかと思っていたのだけど、むしろ、チャットに近いのかしらん? ……いまいち、使いどころがよくわかりゃん。
▽ [漫画]『成恵の世界(10) /丸川トモヒロ』、購入&読了。“谷川流先生の大推薦!!”というのはともかく、ライトノベルのネタが(笑)。……それにしても、前巻の内容をすっかり忘れてたので、何故、成恵がカズちゃんを避けてるのか、さっぱりわからなかったですよ。
▽ あとは、[文庫]『遥かなる巨神 /夢枕獏』も購入。創元SF文庫の増補版。
2008年 3月 26日
2008年 3月 27日
- 04/01 [文庫] AKUMAで少女(3) 階段の怪談 /わかつきひかる
- 04/01 [文庫] マリア様がみてる マーガレットにリボン /今野緒雪
- 04/01 [文庫] 帝冠の恋 /須賀しのぶ
- 04/07 [文庫] 福音の少年 時の神に抗いて(仮) /加地尚武
- 04/10 [文庫] とらドラ7! /竹宮ゆゆこ
- 04/10 [文庫] 七姫物語 第五章 東和の模様 /高野和
- 04/10 [文庫] 鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(4) /壁井ユカコ
- 04/14 [文庫] 死神姫の再婚 ―腹ぺこ道化と玩具の兵隊― /小野上明夜
- 04/18 [文庫] 人類は衰退しました(3) /田中ロミオ
- 04/18 [漫画] エンジェル高校(1) /犬上すくね
- 04/19 [文庫] 黄昏色の詠使いVI そしてシャオの福音来たり /細音啓
- 04/19 [文庫] 生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2 /葵せきな
04/25 [文庫] 12人の優しいお母さん /穂史賀雅也→ 延期04/25 [文庫] あそびにいくヨ!11 /神野オキナ→ 延期- 04/25 [文庫] アストロノト!3 /赤松中学
- 04/25 [文庫] 魔女ルミカの赤い糸3 /田口一
- 04/25 [文庫] 紅 ~醜悪祭~(下) /片山憲太郎
- 04/25 [漫画] よみきりものの…(4) やわらかくてグ /竹本泉
- 04/28 [文庫] BLOODLINK 雪花〈下〉 /山下卓
- 04/28 [文庫] 文学少女(6)(仮) /野村美月
▽ 営業担当が選出した電撃文庫ベスト棚 - SSMGの人の日記。中の人の考えが垣間見れて面白いけど、実際の本屋さんでこういう棚を作っているところはあまりみない予感が(^^;。あと、宝島社の『このライトノベルがすごい!』は、営業の現場では、わりと活用されてるのかしらん?
2008年 3月 28日
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中央公論新社 C★NOVELS Fantasia
◆ 〈本の姫〉は謳う2 /多崎礼 -
全三巻?全四巻?の真ん中なので、どーこー書きにくいんですけど、いやぁ、後半のストーリーの組み立ては巧いなぁ。やはり、二つのストーリーを交互に書きつつ絡ませる構成は、ほんと巧くて面白い。そして明かされる、セラの真の性格っ!!<をい。一方、「俺」側の話も怒涛の展開っ!! ……しかし、いかにもクライマックス的な展開なのに、あと二冊分もあるのか。いやぁ、この先、どうなるんでしょ? とにかく楽しみです。
[ 〈本の姫〉は謳う ]
▽ 最近の Amazonは、書影の登録をサボりすぎだと思う。
▽ ネット書店の発売延期書籍の刊行予定日 - Matsuの日記。“発売延期となった書籍に対して、発売予定日を1月後に変更しているだけで登録自体は削除されていない場合があります”。なるほど、登録データを保持するために、そういう手法を取ることがあるんですかぁ。……結局、MF文庫Jの延期分の発売日は未定と(^^;。
▽ 200万乙女のアクセス!! や、日記の最新ページのアクセスカウンタが、200万を超えました。ありがとうございます~。1980年代に [雑誌]『りぼん』を購読していた私的には、当時の『りぼん』の公称発行部数である200万、250万という数字は特別な数字で、カウンタを設置してからずっと目標にしていた数字でした。カウンタ設置から11年半かけて、とうとうここまで来ましたよ~~。
▽ といっても、まあ、アクセス自体は、最近ずっと減少傾向で、日記の最新ページも、一時期は1,500access/day近くあったのが、今では1,200access/dayほど。過去ログ含めた全体でも3,000~4,000access/dayぐらいで、いろいろちょっと微妙だったりもして。
2008年 3月 30日
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東京創元社 創元SF文庫
◆ 遥かなる巨神 /夢枕獏 -
うわっ、変わってねぇ~~。デビュー作も含む最初期の短編集なのだけど、作風といい内容といい、ほとんど今と変化がないのよ。いやぁ、30年間、これを書きつづけてきたのか。凄いなぁ。
そゆことで、夢枕獏のデビュー作も含む最初期の短編集。いくつかの短編は確かに古さを感じさせるものもあるのだけど、総じて、今と変わらない、エロスとバイオレンス、そして、漢の肉の熱さを感じさせる内容。……あと、タイポグラフィック・ストーリーというか、文字で遊ぶ表現手法を始めたのは、夢枕獏だったのか。まあ、ネタとしては面白いけど、所詮一発ネタなので、最初期だけで止めたのは正解だと思う。
あとは、いくつかの作品について簡単にコメント↓。
山を生んだ男
冬山に挑んだ男が体験した不思議な話。解説によると、「夢枕獏の方向性を決めた重要な作品」ということで、確かに、『キマイラ吼』に連なる片鱗を見せる、いやぁ、漢らしく汗臭い作品だ。どんだけ山が好きかということが伝わる内容で、素晴らしい。
てめえらそこをどきやがれ!
『魔獣狩り』の原型。といっても、『魔獣狩り』は読んだことないんだけど(汗;。いかにも、セックスとバイオレンスで、まったくその後の夢枕獏と変わらないよなぁん。
遥かなる巨神
うわっ、SFだよ、SF。白い巨人が闊歩するある惑星を描いた内容。いや、こういうSF的な方向で進んだら、夢枕獏も違った作風になったんだろうか。
[ 遥かなる巨神 ]