カオスレギオン
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
カオスレギオン 聖戦魔軍篇 /冲方 丁 -
「頑張れ、私っ」「頑張りますっ」くぅ~~~~っっっ!!
シャベルですよ、シャベルっ!! 黒印騎士団とかいうくせに、武器がシャベルですよ、この主人公。それで、ひたすら好意を寄せてる少女と兄萌えな女の子、さらに、口の悪い妖精を従えつつ、妖しい関係の親友をひたすら追いかけるという、や~、もう、とりあえず、設定はさいこーーーっっ!! あざとい、あざとすぎます~~。
そゆわけで、設定はめちゃくちゃ良いのだけど、……内容は、ダメダメ。冲方 丁、露骨に手を抜いてないか? なんというか、必要なイベントを、工夫もなく、無理やり一冊に詰め込んで終わらせました、という内容。文章も、さほど練っているとは思えないし、今まで読んだ冲方 丁作品の中では、どうしようもなく酷い出来。あぁ~、キャラは、なかなか良い味出してるんだけどね~。でもそういうシーンは、ほとんど削られてて、ひたすら味気ないストーリー展開中心に描かれてるので、ほんとダメだわ。あぁ、すげー、もったいねー。
[ 2003.09.05 ]
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
カオスレギオン0 招魔六陣篇 /冲方 丁 -
「頑張るのよ、ノヴィアちゃん」「はい……頑張ります」うきぃ~~~~~っっっ!!
や、一人頑張るちゃんは、かなりツボ(^^;。昨日読んだ長編と違って、こっちの短編集は、ジーク様好き好きでけなげなノヴィアちゃんをメインした物語。ほんと、めちゃくちゃいいよ、素晴らしい~~。特に、ラストの書き下ろし番外編が、もうもう、泣けるぐらい良い話で、ほんとにさいこーーーっ!! ちょー良かったよ~~。
しかし、このシリーズ、良くも悪くも典型的で特徴もなくって、いかにもライトノベルしたファンタジーなのだけど、とても、『マルドゥック・スクランブル』と同じ作者の作品とは思えないよなぁん。私的には、こゆのは好きなのだけど、冲方丁の名前で買った人には、詐欺じゃないかしらん(^^;。<正直、上手さを感じられないのが、問題だと思う
[ 2003.09.06 ]
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
カオレギオン01 聖双去来篇 /冲方 丁 -
うーん、つまんねー。これ、ほんとに、冲方かー。楽しみのノヴィアとアリスハートも、ぜんぜん魅力が出せてねー。まったくもって、ダメダメだー。
キャラの魅力が描けてないというのを置いとくとしても、そもそも、はじめに結論を描いてしまっている構成なのに、それを、ストーリー構成や演出面で有効に使うでなく、単なるストーリー上の制約にしかなってないのは、どういうことだ? 実は、冲方って、こういう構成面とかは、すげー下手なのか? やー、これでは、ちょっと、『マルドゥック・スクランブル』辺りは、たまたま、偶然、としか思えなくなっちゃうなー。もちっと、なんとかしろー。
参考:
感想メモリンク → ひささん、 心音さん、 有里さん、 adramineさん、 アトニークさん[ 2003.10.21 ]