旋風のカガリ
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富士見書房 ファンタジア文庫
旋風のカガリ 1~3 /吉岡 平 -
ちょっと、気になってた作品だったんですが、買おうと思ったときには、何故か1巻が見つからず。んで、やっと、1巻が見つかったので、最新刊まで、一気に揃えて、読了。おもしろい~~っ!!
いや、吉岡平作品って、『ユミナ戦記』に限っては、オレ最高傑作認証なお気に入り作品なんでしが、基本的に文体とかあまし好きじゃないのよね(^^;。『旋風のカガリ』は、吉岡平10年ぶりの『ユミナ戦記』と同様な和風ファンタジーということ&イラストが気になってたらしい。
なんというかこの作品、はじめ いかにもまじめな雰囲気の作品と思いきや、めちゃくちゃいい加減な雰囲気がナイス。そのくせ、人がすぐ死ぬし。メグリ、ハヤイ、ジネットと魅力的な女性キャラを配したのも勝利の鍵。特に、ジネット美味しすぎ!! 好みと言うことなら、メグミちゃんなんだけど。<をい
[ 2000.03.04 ]
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富士見書房 ファンタジア文庫
旋風のカガリ 生誕篇 /吉岡 平 -
某 ことの起こり成り立ち記述 が、頭にあったので、買ってからなんとはなく読むのを後回しにしていたのだけど、……やっぱおもしろいわ(^^;。あたしは好き。問題のサネコに関しては、あのデザインでは、さすがに後半はつらいよなぁ、とか、けど、騎羅さんも、文章を表面的に見てるだけなのね、とか、そんな感じ。いや、一般的な読者と、特に、イラストを描く立場だと、見る視点が違うから、一概にはそう言えないか。
しかし、刺客が送り込まれてうんぬん、というのに過去の話だと、「こいつら、どうせ死なないんだよな」というのが、絶対的にあるので、その点、おもしろくないよんね。本編のほうが、殺すときは惜しげもなく殺すので、なおさらだぞ。
[ 2000.06.27 ]
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富士見書房 富士見ファンタジア文庫
旋風のカガリ 5 /吉岡 平 -
この最終巻は、ちと、急ぎな感じが。しかも、各キャラは予想通りに行動して、予想通りに落ち着くだけの、なんだか、淡々とイベントを消化しましたという感じなので、どうにも、物足りない予感。同じストーリー展開をするにしても、もっと描写を増やさないと、いまいちだよなぁ。
シリーズ通してみても、後半もつまらなくはないけれど、やはり、話が進むに連れて、物足りなくなった印象は否めなかったり。というか、読んでて、無理やり 5巻に纏めました、という印象がするのが、にんとも。いや、イラストの騎羅さんと作者の吉岡平さんの間に、いろいろ確執があったらしい、ということを聞いてるから、そういう風に感じるのかもしれないけど。
[ 2001.11.27 ]