卓球場シリーズ


エンターブレイン ファミ通文庫
赤城山卓球場に歌声は響く /野村美月

爆笑というか、凄くバカ。あまりな展開に唖然としてるうちに終わってしまった気が(^^;。

内容は、仲良し女子大生グループが、行方不明の友人を探しに群馬へ行き、「ドナドナ」は素晴らしいという話。とにかく、群馬、偉大にょ。……いや、唖然としてしまうバカな展開で、とにかくおもしろかったよ。<って、考えてみれば、すごくバカな展開をやってるだけで、内容らしい内容がない気もするけど

で、これが、野村美月のデビュー作なわけだけど、デビューから 3ヶ月しかたってないのに、すでに、文庫 3冊も出してますか、この人。

[ 2002.03.25 ]


エンターブレイン ファミ通文庫
那須高原卓球場純情えれじ~ /野村美月

途中までは、いまいちかとも思ったけど、終盤で挽回。や、とても面白くて感動的、最高っ!!

そゆわけで、前巻では赤木山でしたが、今回は、那須高原。で、やっぱり、ロイヤル=ハーモニー=スペシャル=ボイス=オーケストラは、大活躍。歌声は世界を救う。ほんと、このむちゃくちゃな展開好きだなぁ~~。特に太宰が良い味出してるよな~~。や、野村美月の作品の中では、この卓球場のシリーズが一番好きかも。って、でも、シリーズ化するのはちょっち間違ってる気もするんだけど。<単発だから面白いのであって、このまま続いて慣れちゃうと、いまいちに感じちゃう予感。

[ 2002.07.23 ]


エンターブレイン ファミ通文庫
あだたら卓球場決闘ラブソング /野村美月

うわ~、電車の中で、にやけまくりで、もう、かなり変な人化。ただただただただ、ほんとに、素晴らしい~~。傑作っ、もうもう、ひたすら最高~~っ!!

そゆわけで、卓球場シリーズの第三巻。今までは、別にヒロインがいて、朝香の第三者的な視点で、物語が進行する、というスタイルを取っていたわけですが、今回は、朝香が、まさに中心になってるの。今までも、十分、傑作クラスでしたが、もはや、レベルが違いますっ!! もう、このラブラブさ加減が、とにかく、さいこー。すばらしー。「眼鏡ってマニア受けするのよ」「個人的に眼鏡かけてる子、嫌いじゃないんだ」とか、もうもう、ああぁぁ、傑作、大傑作っ!! もう、良い感じの少女小説だよ~~。<って、野村美月って、わりとテイスト的には、少女小説だと思う。<逆に、萌えを理解してないのが、弱点なんだけど(^^;

や~、ほんと、大満足だったよ~~。まあ、恋愛色の弱くなる後半戦は、ちと物足りなくもあるのだけどね。

[ 2002.12.20 ]


エンターブレイン ファミ通文庫
神宮の森卓球場でサヨナラ /野村美月

『今日の日はさようなら またあう日まで』

傑作、傑作、超最高傑作級っ!! 『卓球場』シリーズ、感動の最終巻。もう、とにかく感動、号泣っ!! ラストコンサートから、なんども読むぜっ!! もうもう、泣けるよ~~。オーソドックスなシナリオをベースに、相変わらずの野村美月のセンスが光っていて、一文一文のリズムが、むちゃくちゃ良いよね。<文章は今ひとつという説もあるんだけど(^^;。うわ~、とにかく、ほんとに、めちゃくちゃ、良いよ~~。

なぜか卓球だったり、ドナドナだったり、そこら辺を魅力として理解しないと楽しめないような、読者を選ぶ内容ではあるのだけど、ほんとに久々に、きちんと最後まで満足できたシリーズでした。大満足。

[ 2003.05.24 ]